ヘイボー
「何か、シーグラスが売れるみたいだよ!」
この男がそんなこと言ったばっかりに、
ぼくは海へと赴いた。
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こんばんはお久しぶりです。
いやマジで、マジですよ。
決してゲームやってたから
遅れたわけじゃありません。
ここ数日間ですね、就業時間後。
度重なるイベントで、準備やら手伝いやらで
右往左往すること風の如し。
ヘイボーと会うって言うんで、
色々な準備とか調べ物とか林の如し。
送別会に参加した時の
何かの食べ物が悪かったんですかね、
再びお腹を壊し、
下痢だの嘔吐だのすること火の如し。
やってるゲームがポイント報酬で
武器もらえるんですが、
一番効率のいい方法が
最低ポイントを高速周回で稼ぐという
徹夜すること山の如し。
色んな事が起きて、現在に至ります。
で、更新したと思ったらこれだろ?
東京の話どうなったんだっちゅーねん。
まあ東京の話はこのあとですよ。
いっちょ前にこんなこと言うのも
大変申し訳無いというか、
おこがましいことこの上ないのですが、
ブランクを感じますので、
ちょっとカンを取り戻すため
今回の更新を間にはさみます。
という訳で、話を冒頭に戻すのですが、
ヘイボーと合ってきました。
あ、ここで唐突に発表なのですが、
おそらくある意味本当のファイナル旅行が、
12月半ばに開催されます。行き先は東京です。
それまでには今の東京のお話全部書かないとね!
ヘイボーとはぼくん家近くの、
温泉施設で会議をしました。
その中で、お金を稼ぐ話になって、
何かのテレビで
「シーグラス」で稼いでいる人がいる
というのをやってて、
その情報をヘイボーが話したのだ。
「シーグラス」
海に行くと落ちてる、
ガラスが海の自然現象で研磨された、
何か独特ないい感じの元ガラスのことです(雰囲気台無し)。
「ビーチグラス」とも言われ、
アクセサリーやインテリアなど、
ハンドメイドの材料にも使用され、
その独特の美しさからコレクターもいるんだとか。
これがお金になる。
なわけねーだろ、と思いましたが、
薄々そんな話を聞いたことを思い出してた。
でもぼくも一つの考えに至る。
例えば、お金になることは多々あれど、
「せどり」ならばどの商品かを見極める。
「株やFX」ならばリスクがある。
「糸魚川で翡翠拾い」は果てしない。
など、実態がなかったり経験や知識など、
それ相応の前準備が必要だったりしますが、
シーグラス売りなら、海に行って拾うだけ。
これほどしっくり来ることがあるのでしょうか?
元々、ぼくには
「金魚鉢にシーグラスを敷き詰め金魚を飼う。」
という儚い夢があったのですが、
何か拾うのが面倒だったので
結局実現しておりません。なんて儚いんだ。
まー海に行って拾うだけなので、
散歩も兼ねてやってみるべや。
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ぼくが向かったのは、新潟県柏崎市。
過去に思いっきり拾った記憶がある。
しかしここで事件が起きる。
色んなとっつぁんが右往左往している。
何かもうとっつぁんみんな揃って
シーグラス拾ってんじゃないかと思うくらい。
ある意味浜辺のクリーン活動なので
咎められることはないのですが、
今のぼくにはこいつら全員敵に見える。
場所を移し、そこから車で30分くらいの場所。
とっつぁんが一人で浜釣りしてるくらい。
今何が釣れるんだろう。
キスかな、カレイかな。
とりあえず浜辺に赴きましたが、
ゴミや漂着物がものすごく散乱している。
ぼくはこうやって漂着した
ゴミを眺めるのが結構好き。
お宝が、何か面白いものが
見つかるかもしれないという感じが好き。
こう言う、漂着物を観察したり収集したりするのを、
タイトルにもあります「ビーチコーミング」とか
言うみたいですよ。初めて知った。
例えば目的もなく
このゴミ漂着海岸に赴いたのであれば、
これら漂着物を見て楽しむのですが、
今回はシーグラスを拾いに来たのだ。
ゴミなんぞゴミだ!
ヘイボー
「流木も売れるみたいだよ!」
アクアリウムを作るにあたり、
いい感じの流木も売れるんだとか。
いい感じの見つけたんですけど、
どうやらこれを洗って天日干しして、数集めないとらしい。
やってられないので捨てた。投げ捨てた。
個人的には、サラサラの砂地より、
こう言う玉砂利に混じって
シーグラスが見つかるイメージ。
だったんですけど、全然そんなことなかったわ。
この海岸、とにかく貝殻がめっちゃ落ちてた。
穴が開いてるので、ツメタガイ的なやつが
食うたんでしょうかね?
ぼくが撮影したこの一画だけが穴あき貝ばかりで、
普通のきれいな状態の貝も沢山ありました。
浜辺を歩いてすぐには見つかりませんでしたが、
人気のない所まで歩き進めると
チラホラシーグラスを見かけることができました。
一応、売り物、ということを念頭に置いて、
形の良い物、レアカラーも探し求めて浜辺を歩きます。
黄色や赤はレアカラーらしいですが、
この黄色はまだまだ研磨が足りません。
この様に、全然研磨が足りないガラスも
多々見つけることが出来ました。
これ、海水浴シーズンに踏んだら事件だよな。
例えば春先にこういうの見つけたら処分に困るのですが、
これから夏までは2シーズンもあるので、
自然の研磨屋さんに向かってぶん投げました。
そう、海へぶん投げたのです。
ステキなシーグラスになって戻ってきて欲しい。
瓶底がきれいに残ったシーグラスもありましたが、
やはりまだ研磨が足りない様子だったので、
これもぶん投げました。研磨屋さんお願いします!
ぶん投げるのも惜しいのですが、
思えばシーグラスでなければ
ただの割れたガラスの破片なので、
心を鬼にしてぶん投げました。
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パノラマ写真ですが、
この様に、人も文明もない海で採取しました。
時たまとっつぁんが、
藁みたいなの拾ってましたが
何なんですかね?
シーグラスよりお金になるんだろうか?
漂着物はゴミにとどまらず、
沖縄にいそうな
赤い大きいヤドカリの死骸もありました。
モズクガニの死骸も有りました。
と思ったら、
持ってた棒で突っついたら生きてた。
威嚇のために広げられたそのはさみは
25センチ位あっただろうか。
挟まれたら終わりなやつ。
べに
「ここいると死ぬぞ。」
生態がよくわからないのですが、
流石に砂地のど真ん中に埋まってるのであれば
死の一歩手前と思ったので、
後ろから甲羅を掴んで海にぶん投げました。
挟まれそうになった時、死を覚悟した。
~~~~~~~~~
2時間くらい拾ったでしょうかね?
腰も痛くなって、
見つかるシーグラスも似たようなのばっかりだし、
しかもそこら辺に落ちてるしで、
ぼくは一つの結論に至りました。
べに
「キリがないわ。」
こんなん拾ってどーすんだ!
と、当初の目標を忘れてしまってたのですが、
とりあえずメルカリかどこかで
売り出してみようと思う。
レアカラーな赤は流石に落ちていませんでしたね。
でも、写真真ん中の、
濃い青のシーグラスを見つけた時、
べに
「うおおおおおおお!!!」
と、めっちゃテンション上がりました。
ガチャで当たり引いた気分。
とりあえず疲れたので帰りました。
赤がレアカラーなのは知ってましたが、
流石に赤は落ちていませんでした。
ですが黄色もそこそこのレアカラーと知って大満足!
青自体も数色あって、場合によってはレアかも!?と
変な期待に胸を踊らせておりました。
シーおはじきも見つけて、
ぼく自身かなり大満足だったのですが、
べに
「・・・マジこれ売れるのかよ。」
急に我に返り、
今、部屋の隅にぶん投げられております。
謎の不良債権の誕生。
まあでも、これをビーチコーミングと言うのであれば、
かなり有意義なものだと思います。
「ゴミを拾っただけ」と一部の人には見えるかもですが、
ぼく自身は得たものやお戯れもあったので、
またやりたいなと思いました。
ぶん投げたガラスも再研磨されてるだろうし!
気が向いてメルカリとかで
ぼく出品のこれが売ってたらぜひ買ってください。