Quantcast
Channel: ヒマもの
Viewing all articles
Browse latest Browse all 509

長野県松本市のフリーマーケットに、新潟県のフリマ初心者が参加した結果!!!!その1

$
0
0

 

 


 

 

 

ぼくはフリーマーケット初心者だ。

 

 

 

 

それも初参加。

初心者と名乗るのもおこがましい。

 

全くの初めての体験なのだ。

 

 

勝手もわからず、

何を用意すればいいのか、

何を準備すればいいのか。

とりあえず思うがままに準備し、

ぼくはフリーマーケットに望んだ。

 

 

 

不安だった商品もなんとか集め、

シーグラスの下ごしらえもした。

 

アウトドア用のイスも用意し、

暑くなるだろうとビーチパラソルも

クーラーバッグもお茶も用意した。 

 

 

朝の受付時間に間に合わせるべく、

ぼくは前日の夜に家を出た。

 

車中泊で一晩を過ごし、

これからいよいよフリーマーケットだ!

 

 

大丈夫、ここまで準備したじゃないか。

あとは売れるも八卦、売れないも八卦。

やれることをやるだけでいいじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

不安と期待を胸に、ぼくは会場に着いた!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Frima_10


Frima_11


Frima_12_2


 

何だこのガチ勢達は

 

 

 

 

 

~~~~~~~

 

 

そんなわけでお疲れ様です。

べにです。

 

過去のお話からも引っ張っている、
フリーマーケットに参加してきたお話です。

 

この後に西堀にも行ったお話が控えております。
これら2つは後世に語り継ぐべきお話だと思うので、
心してブログに刻んでいきたいのですが、

なかなか時間が思うように取れず、
遅くなってしまったことを、
関係者の皆様にお詫びいたします。

 

 

てなわけで、経緯やら何やらは
散々語ってきたので割愛、

そしてこのURLも貼るの三回目ですが、
詳しい場所とか地名とかはこちら

http://furimanet.com/sanday.html

 

 

 

お話はぼくが会場入りして、
ガチ勢の本気を目の当たりに
したところから始まる。

 

 

べに
マジかよ!

 

せいぜいレジャーシートに適当に商品並べて、
おばあちゃん達が談笑しながら店番している。

その程度の想像しかしてなかったので、

 

 

Frima_11_2

こんな祭りの屋台みたいな店が並ぶなんて、
話が違うじゃないかよ。

 

 

とりあえず来てしまったからには、
ぼくもオーパイパイ社員から委託された
衣服やカバン、ぬいぐるみがありますので、
売ることを目標に望まなくてはならない。

 

 

受付のおばちゃんにショバ代を払います。
この時点で1300円の経費発生。

 

レジャーシートは貸出無料なので、
喜んで借りました。

他、服かけるラック(ハンガー付き)も、
一つ300円で貸出されてましたが、

 

べに
まあ、借りたところで・・・。

 

と思ってしまったので、借りませんでした。

 

 

色々と話を聞きました。

 

場所は通路になってるっぽくなかったら、
どこで露店を開いてもいいらしい。

つまり空気を読んだ場所取りを
しなさいってことですね。

 

公園の周りは「駐禁取締区域」なので、

例え搬入のためだとは言え、
長時間車を放置すると
駐車禁止取られるらしい。

いきなりタイムアタックさせられるとか
思わなかったわー。

 

駐車料金は6時間1000円。

フリマは11時~15時までの4時間なので、
搬入撤収含む6時間という計算なのかな。

なお、パルコというところの、
デパートみたいな駐車場専用らしい。

他のパルコの提携駐車場では
割引が効かないんだとか。

とにかく、ここでも経費発生ですね。

 

 

 

とりあえず、通路になってないところ、
近くにベンチっぽいオブジェがあるところ、
水道もちょっと近いところ。

そして何より日陰になっている処。

 

そこを探して陣を敷きました。

 

 

~~~~~~~~

 

 

ブルーシートを広げ、
詰め込んだ衣装ケースやら、
ダンボール箱などを運びます。

 

当初シーグラスしかなかったぼくの商品も、

Frima_1

皆様の協力でそこそこ揃えることが出来ました。

 

これらを車からブルーシートのところまで運ぶのですが、

ここが初心者の注意点でした。

 

 

 

 

そう、

 

 

 

 

 

 

戦いはすでに始まっていた!!

 

 

ブルーシートに箱詰めにされたままの商品を置く。

この時点で陳列とみなされるらしい。

 

 

 

多数のおばちゃんやお客さんが、
箱の中身を覗きに来るのだ!

 

 

 

もちろんぼくの心の中は、

 

べに
ちょ、お前ら、バーゲンじゃねえよ!!

 

と、思うのですが、
やはり客商売という性質が出るんでしょうかね、

 

 

べに
すみません、すぐ並べますので!

 

 

と、商品の展開を急ぐのでした。

夕方の惣菜コーナーに押し寄せてくる客に
取り囲まれながら、
半額シールを貼るおばちゃんの
気持ちが少しわかった。

 

 

 

 

受付は9時からなのですが、

ガチ勢達は多分9時前から準備してないと
あれだけの店を構えられないと思うんですよね。

 

 

とりあえず運ぶものも運んで、

とりあえず形だけでも並べて、

とりあえず値札つける時間なかったから、

とりあえず金額の書いた紙を飾って。

 

 

 

 

とりあえーーーず、形にはなったんじゃないですか?

 

 

 

Frima_3


 

 

全然形になってない。

もう素人。トーシロですわ。

 

 

 

ふと顔上げてその先を見てみれば、

 

 

Frima_11_3

こんな風に祭りの屋台が立ち並ぶので、

 

 

 

 

それと比べたらぼくのブースなんて、

 

Frima_3_2

路上生活者の住み家じゃん。

 

 

丁度公園だしな、ここ。

フリマで販売しているのに、
行政の命令で撤去されてしまう。

お金払って撤去されるとか悲しみ。

 

 

 

 

~~~~~~~~

 

 

まあいくら見た目が路上生活者のリアルだとしても、

ここはぼくのお店なのです。

 

Frima_2

まだちゃんと並べたり、
整理しきってませんが、

そうこうしている間にもお客さんが商品を見て、
手に取って、更には早速買う人までいるのでした。

 

 

そんな対応しているので、
なかなか自分のことが進みません。

 

まあ、でもあれですわ。

 

売れるってなんか嬉しいですね。

 

 

 

お金を出してもらえるなんて
本当にありがたいことです。

 

 

 

これぞ商売、

真心込めて商売しますですわ。

 

 

 

 

と、

 

 

 

感動の余韻なんかどうでもよくなるくらい、

 

沢山の出来事が起きたので、

 

ショートショートで書いていきたいと思います。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~

 

EP.1 スマート兄ちゃんとカバン

 

スマート兄ちゃん
コレイクラ?

ビジュアル系バンドの
メンバーみたいな細い兄ちゃんが
オーパイパイ社員から委託された
カバンを手に取って見てました。

 

発音のイントネーションから
日本人じゃないのですが、
見た目はとてもかっこよかったです。

でもサングラスの下に見える目は、
なんかとても頼りなさそうで、
多分素顔は全然かっこよくない人。

 

 

カバンはもらったようなもので、
捨て値でいいと言われてましたが、
とりあえず希望小売価格を200円に設定しました。

 

べに
200円です!

 

スマート兄ちゃん
オツリある?

 

 

って言った瞬間1万円札ぶちこんできて、

 

 

べに
・・・ないです。

と言うしかありませんでした。

捨て値価格が横行するであろうフリマで、
1万円札のお釣りなんてあるわけなかろう。

 

スマート兄ちゃん
ジャア・・クズシテキマス。

 

べに
じゃあカバンは取り置いておきますね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼が戻ってきたのは一時間後だった。

 

しかも、

 

べに
戻ってこねーから並べちゃえ!

と、取り置いたカバンを陳列した直後。
 

 

これはセーフ。

 

 

~~~~~~~

 

EP.2  ぬいぐるみ外人とっつぁん

 

 

ぼくがまだ必死に商品を並べている頃。

多分「ボブ」とか呼ばれてそうな外国人のとっつぁんが、
ぬいぐるみをじっと見ていた。

 

 

その外国人、

先輩がアメリカで買ったと言ってた、
お腹を押すと工事現場みたいな音が鳴る、
謎のコアラみたいなぬいぐるみを持っていた。

 

いやね、ぬいぐるみ、結構ラインナップあるんすよ。

サメやかわいいイルカ、かわいいウサギや、
それこそスティッチとかのぬいぐるみもあったんすよ。

 

なんで選りに選って謎のコアラ何ぞ持ってるんだ。

 

 

ボブ
ワン、ハンドレットイェン?トゥハンドレットイェン?

 

どうやら買う気らしい。

 

 

べに
トゥハンドレットイェン!

 

ボブ
OK!

 

 

こうして謎のコアラは200円で売却されたのですが、

 

 

 

 

2時間後

 

 

 

かわいいイルカのぬいぐるみを持って、

 

ボブ
ワン、ハンドレットイェン?トゥハンドレットイェン?

 

と、訪ねてくるのでした。
イルカも200円で買ってもらいました。 

ぬいぐるみ、お好きなんですね。

 

 

ちなみにお互い覚えてて、

 

べに
メイアイヘルプユー?

 

ボブ
コンニチワ。

 

べに
日本語話せるんですね!

 

ボブ
少しナラ!

 

 

これ以降、日本語の会話はなかったけどな。

 

 

 

~~~~~~

 

 

EP.3 vs典型的なおばちゃん

 

 

 

ぼくが用意したシーグラスは、
全然売れてませんでした。

値段設定を、5個100円としましたが、

一応客寄せのため、 

Frima_5

「小さいお子様には一つ無料!!」

 

と、メインウエポンなのに客寄せパンダとして使用。
これで掴みをOKにして、商品を買っていただく所存でした。
 

 

 

そんな中、 

 

 

THEおばちゃん
ふーん、兄ちゃんシーグラス売ってんの?

 

関西弁じゃないだけで、
見た目も素性もコテコテのおばちゃんが登場。

どうやらぼくはターゲッティングされたようだ。

 

しかしながら、数ある商品の中、
おばちゃんの目に止まったのは
事もあろうに「シーグラス!」

これはシーグラスを販売するチャンス!!

 

 

 

 

べに
そーなんすよ!5個100円!

 

 

 

 

 

 

THEおばちゃん
 
100円!?高いわ!!!

 

 

 

と、バッサリ切り捨てられました。

 

いやでもわかる。
海でそこら辺に落ちてるガラスの破片が
5個で100円だもんな。高いわ。

 

それでも、

海のない長野県の人に海からの贈り物!

みたいなコンセプトでその値段設定にしました。

 

 

しかしながら、
そのTHEおばちゃん、高いからと言って
スルーするわけでもなく、
シーグラス自体には興味津々でした。

 

 

THEおばちゃん
これいいわね、コップに入れて飾りたい!

 

べに
あ、いいですね!

 

もともとシーグラスを金魚鉢に敷き詰めて
そこで金魚を買うという考えをしていたぼくは、
素直にそのおばちゃんの発想に賛同しました。

かと言って値下げなんて考えてませんでしたが、
どうやらシーグラスを欲しかったおばちゃんが、
代替策を発表してきました。

 

 

THEおばちゃん
兄ちゃん、商品買ってあげるからシーグラスちょうだい!

 

 

おお、正直シーグラスなんかよりも、
オーパイパイ社員達の委託商品が
売れてほしいので願ってもない提案。

 

べに
ああ、いいですよ!

 

そういうなり、おばちゃんはぼくのブースの商品を
色々手にとって見るわけですが、

 

 

おばちゃん
この服?こんなにしないよ!

 このメーカーはこれじゃ売れない!!

 この値段は高いわよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うるせぇ!黙って買え!!

 

 

 

 

わからん、わからんよ?

一部衣服はオーパイパイ社員が
希望小売価格を値札に付けてくれたので、
高いか安いかはわからない。

 

だけど、フリーマーケットって、
上から目線で値切って安く買い叩く、
そんなイベントじゃないと思うんだ。

 

もしそうだと言うんなら、

 

わざわざぼくからかけた電話で、
フリマのスタッフのおばちゃんが、
フリマの良さを延々と23分も語るはずもない。

 

 

 

まあでもぼくは初心者ですし、
フリマは不要品を売る場所でもある。

 

THEおばちゃん
兄ちゃんも帰り少しでも軽くなった方がいいでしょ。

 

これは確かに一理あります。
不要品をわざわざショバ代払ってまで
出品しているので
売れることが目的なわけです。

 

砂浜で拾ったガラスの破片いくつかで、
結果商品が売れるのであれば、
それはもう有難すぎて崇めるレベル。

 

 

ホントに崇めるレベルで、

 

THEおばちゃん
これこんな値段しないけど買ってあげる!
 あとこれとこれも!!

 

なんだかんだで結構買ってくれました。
そんなシーグラス欲しかったのね、おばちゃん。

 

そんなわけで、ごっそりシーグラス差し上げました。

 

 

THEおばちゃん
わーこんなに!綺麗!ありがとね兄ちゃん!

商品のことボロクソ言ってきたおばちゃんでしたが、
根はいい人なのかもしれない。

 

しかし未だにシーグラス単体で売れないわ。

 

 

~~~~~~~~~

 

EP.4 小学生に値切られるシーグラス

 

 

などと嘆いていたら、

小学5年製くらいの男の子が、
じっとシーグラスを見ていました。

 

野球部に入っていそうな小学生は、

 

 

野球部
シーグラスください!

 

と言うのであった。
 

おお、シーグラス単体で売れる日が来た!!

 

 

 

べに
5個100円!

 

例え相手が小学生であっても容赦しない。

うまい棒だって、
子供が買っても大人が買っても
10円で売買されるだろ?

 

売ってるぼく本人ですら、
「ボッタクリだわ。」と思いながら
希望小売価格を伝えると、

 

 

野球部
・・・もうちょっと安くなりませんか。

 

と切なそうに言うのでした。

 

 

言うても、シーグラスだってただじゃないんすよ。
海で拾っただけって考えるのはよくない。

ぼくの家から車で一時間半の
海岸にしか落ちてないんです。

 

エスティマなので11km/㍑。
ガソリンは今145円/㍑。
ざっと計算すると、

往復1800円かかってるわけです。

 

それを8回位繰り返してますからね。

 

 

だから、捨て値で売るわけにはいかんのです!!

さっき散々ガラスの破片とか蔑んでましたが、
人を惹き付ける魅力はあると思います。

 

 

しかしながら、
その野球部はどうしてもシーグラスがほしい模様。

 

 

これ以上いい歳したおっさんが、
小学生にガラスの破片を
100円で売ることに拘っていると、
新しい法律とかで裁かれそうだったので、
多少は裁量してあげようか、と思
いました

忖度だわ、忖度。

 

 

 

べに
じゃあ・・・5個・・・・、

 

 

いくらにしようか考えていたら、

 

 

野球部
10円で!!

 

 

 

 

10分の1に値切ってくるとか正気かよ。

 

 

しかしながら野球部小学生の顔が明るくなった。

どうしてもほしかったらしい。

でもお金もそんな持ってなかったんかな。

 

いいよ、シーグラス拾うのだってただじゃないけど、
自分の手元にはレアのシーグラスと、
いくつかの良質なものがあればいいだけさ。

 

 

 

べに
ああ、いいよ!

 

野球部
ありがとうございます!

 

たくさんのシーグラスの中から、
自分の好きなものを選ぶ野球部。

選ぶ楽しさもあるからね、これね。

 

 

そんなわけで、

初めて売れたシーグラス。

小学生に値切られて、

5個10円で売りました。

 

 

さっきのおばちゃんにも言われたので、

 

これ以降、

 

 

シーグラスは5個10円で売ることにしました。

 

 

もう仕方ない。

 

「持ってけドロボー!」

 

冗談抜きでこれを言う気持ちが理解できました。

 

 

~~~~~~~~

 

 

ツイッターで1話にまとめると書きましたが、
やっぱ無理だったので分割しますわー。

 

続きます。

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 509

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>