過去に、新潟県魚沼市にある、
「栃尾又温泉」という場所に行ってきた。
湯温が36度前後というとてもぬるい温泉なのですが、
なかなかどうして炭酸温泉なものですから、
ぬるいんだけどじんわり温かい温泉でした。
ついでにいうと、
寝湯がパーフェクトに近い形で設置してあり、
「湯船に浸かって寝る」が実演できる、
本当に素晴らしい温泉だったと思います。
一個だけ残念なのが、
湯治宿として売り出しており、
日帰り入浴が出来なかった気がします。
この温泉にじっくり浸かりたかったら、
宿泊計画を立てる必要があるわけです。
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さて、モンストは玉楼クリアしたら
一気にモチベが下がり、
らびりびのDLCを遊ぶ始末。
エクストラチャプターのボスを初見で戦い、
勝ったは勝ったのですが、
ボスと戦った時間が28分とか
モンハンかよと思いました。
でもそのあと手に入れたバニーメモリーズが
時空を超えた強さで一人喜んでました。
まあとにかくモンストモチベが下がったので
こうして立て続けにブログを書くことが
出来ているわけですね。
さてさて、
この湯音が36度前後というぬるーい温泉。
かなり湯心地がよろしくてですね、
近場で日帰りで、そんな温泉を堪能できる場所は
ないものかと色々探していたのですが、
全然見つかりませんでした。
それでも県内で
ぬるめの温泉!!
と、ひけらかしている温泉があったので
足を伸ばしてみたのですが
ずっと浸かっているとのぼせてしまうような
温度の温泉だったりするんです。
なんだよ~、あのぬるま湯人生の温泉に
浸かるには宿泊しないとなのかよー、
と思うこと山の如しだったんですが、
色々調べていくと意外や意外。
お隣さんにそんな温泉があったのでした。
新潟県長岡市にある、「寺宝温泉」
存在は知っていたのですが、
こんな地元の田んぼの真中にあるんですもの、
「こんな温泉は良くないに決まっている!」
と決めつけてしまっておりました。
ここのところ、気候のせいなのか
外的要因なのかストレスなのか、
指の皮膚がバリバリに剥がれるという
謎の症状に見舞われておりました。
グーグルで「指の皮 はがれる」で検索すると
出てくる画像のような現象が、
今、ぼくの目の前で!!
ハンドクリームなどのケアを施すも、
一向に症状は改善されませんでした。
色々調べてみると、
どうやら炭酸温泉が新陳代謝を活性化させて
この症状にも効果的なんだそうな。
言われてみれば
行く先々で入った炭酸温泉の後は、
割と症状が抑えられたような?
とプラシーボ効果も発揮されました。
この寺宝温泉は湯が全て掛け流しの
天然炭酸温泉なのだそうな。
どれ、ぬるい温泉とも聞いていたし、
炭酸温泉なのであれば、
ご近所だし行ってみようじゃないの。
遠征した結果ハズレの温泉だった、
ってよりも全然マシでしょう。
そう思って行き先を定めました。
何気にぱんむ送ってくれた
まっそーさんも寺宝温泉に興味があるらしく、
ぱんむ送ってくれた人の望むネタを書く、
それが人情ってものでしょう、
なので今回のエントリーが作成されております。
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新潟県長岡市と言えど、
ぶっちゃけちょっとわかりにくい位置にありますが、
まあある意味秘境と思えばいいでしょう。
料金は700円。
有料で貸しタオルもあります。
何気に自販機の種類は豊富ですし、
入り口では何となく何かが売ってます。
あんまり写真撮るのも悪いと思うたので、
寺宝温泉の写真はもうありません。
なので、寺宝温泉でググってもらえば
イメージは湧くと思います。
脱衣所で服を脱ぎ風呂場に侵入しますが、
べに
「せまっ!!」
スーパー銭湯に慣れてしまうと、
普通の温泉では狭いと思ってしまう。
とりあえず全体MAPを書いてみました。
男湯と女湯で、おんなじ作りがシンメトリーとなっております。
日替わりでそれらが入れ替わります。
画像下は脱衣場からの入り口になります。
グレーのゾーンは内湯、
洗い場は4つありますが、
パーティションで仕切られております。
さらに洗い場の湯や泡が浴槽に入らないようにも
パーティションで仕切られております。
せまいからね、しょーがないね。
内湯はAとBがあり、
Aが熱めの湯、Bがぬるめの湯となっております。
黄緑のゾーンが露天となっております。
洗い場も2つありますが、この時期ですからね、
修行僧向けです。
田んぼの真中で道路も普通にすぐ横に通ってるので、
外の景色は塀で遮られてて見えません。
しかも露天とは言え、結構隅まで天井があります。
Cの湯は二種類の源泉が混ざってるのだそうな。
ここもぬるめですね。
もう一種の源泉が吹き出してるところは
ちょっとあったかいかもしれません。
Dの湯は檜風呂です。
他と比べるとあったかいですね。
と言うか、BもCも36度くらいの温度なので、
この時期ちょっと寒いかも知れない。
まあ炭酸温浴効果でじんわりあったかいけど。
Eの湯は、一つしかありません。
男湯女湯が日替わりで入れ替わるのですが、
片方の入り口しか空いてないので、
場合によっては入れないかもしれません。
Eの湯は大きい石をくり抜いてそこに
温泉を流し込んでおります。
ちょっと深めですが、
謎のパイプ椅子が用意されてるので
それで高さ調節することが可能ですが、
温泉成分でぬかるむので、
どうでもいいくらい意味がない。
温度はBやCと一緒、かなりぬるいです。
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体を洗って内湯のぬるい方に浸かります。
ホントに人肌レベルでぬるくて、
マジでずっと浸かってられる。マジ寝れる。
色はうっすら茶色なのですが、
炭酸泉よろしくずっと浸かっていると
泡が体にまとわりつきます。
マジで疲れた体を癒やしてくれる。
一つだけ難点を言うと、
大体奥側に頭乗っけてくつろぐと思いますが、
天井の構造上、ちょうど顔に雫が落ちてくる。
湯気の集大成なのでしょうけど、
なんかちょっとカビとか心配になりませんか?
目とか口に入った日には不快度MAX!!
熱い方の湯は、多分A~Eの中で一番熱いです。
熱いと言っても
人類がチャレンジできないレベルではなく、
多分普通のスーパー銭湯のレベル。41度くらい?
ぬるい温泉で冷えた人は
ここであったまるといいと思います。
檜風呂は浴槽が木材なので、
肌触りも良くてまたゆったり浸かれます。
何気に広いので伸び伸び出来ますね。
温度は内湯の熱い方よりかは熱くないです。
多分ここの温度が一番丁度いいかも知れません。
新潟県は冬で露天風呂の空気でさえも
冷気属性のダメージを受けますが、
もうちょっと気候的に暖かくなれば、
最高の温泉になると思います。
Cの湯は、
大きめの石を敷き詰めて浴槽を
形成させております。
なので、ベスポジを見つけることによって、
まさに最高の座位で温泉を楽しむことが出来ます。
ちょっと斜めになった部分に寄りかかったりね。
多分ですが、Cの湯が一番
寺宝温泉の最たる温泉だと思います。
なので行く用事があれば、
是非陣取ってみてください。
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さて、寺宝温泉には2回行ったのですが、
2回目はガチで寝るつもりで行きました。
あんなまったりした温泉、
寝る以外に何をすると言うのか!!
結果だけ書きますと、
滞在時間は二時間半くらい。
ウトウトはしましたが、
眠りについた感じにはなりませんでした。
それには、多くの温泉施設に共通する、
構造上の問題が起因してると思います。
そう、
そもそも、寝させない造りの浴槽。
まず、湯船に入りやすいように、
手前側は段差になっていますよね?
そのために、大体段差の反対側に
人は背を当て湯に浸かるでしょう。
丁度肩くらいの高さの浴槽です。
浴槽の縁にタオルでも敷いて、
そこに頭乗っけて寝ようとするじゃないですか。
先にも書いたように、
スナイパーの如く顔に命中する天井からの水滴。
接点が頭だけのため体制が固定できず、
徐々に投げ出される体。
無理に寝ようとするために
首を無理に曲げるのでそこにもダメージ。
寝るに寝られない攻防が繰り広げられます。
なんでこんな微妙にストレス溜まる作りなのか。
長居できてゆったりと癒やされるお風呂とか、
温泉として最高じゃないですか。
まあ人によっては体育座りみたいな体制でも
寝れるかも知れませんね。
ぼくも体育座りでウトウトしてましたが、
隣のおっさんが立ち上がったときの水流で、
横に沈みかけたのでやっぱり
リラックスできる体制で寝たい。
冒頭の栃尾又温泉は、
体を完全に寝かせられ、
枕となる突起も完備。
さらに水流で体が流されないように、
足を固定するペットボトルがあるんです。
こんな感じ。
浴槽と足の隙間をペットボトルで埋めることにより
体を固定させることが出来るのです。
湯治宿とはこうあるべき。
何か寺宝温泉をディスりかけていますが、
とんでもございません。
気軽に同じ泉質の温泉を楽しめるので、
ぼくとしては非常に有用だと思っております。
皮膚が剥がれる手荒れも、
これのお陰なのか改善されてきております。
確かに寝るに寝れないのはぼくが悪いだけで
人によってはかなりゆっくり寝れるかも知れません。
Cの湯船でベスポジを見つけられれば
最高の癒やしを得ることも可能だと思います。
結論を言いますと、
かなりいい温泉です。
壁には温泉の効能や感謝の声、
新聞の切り抜きなど、
ぼくの想像を遥かに超える、
この温泉の有能さが伺えました。
「じゃあ寺宝温泉と栃尾又温泉どっちがいいの?」
と、聞かれたらまあケースバイケースですが、
栃尾又温泉を勧めます。
宿泊した上で、寝湯で寝てください。
かなり満足されるはずです。
とりあえず温泉として浸かってみたい場合は
断然寺宝温泉です。
700円であの泉質が楽しめますからね。
そんなこんなの寺宝温泉のお話でした。