本来は、野営をする予定でした。
野営っても、
ただ山で適当に料理作って一泊、
ってだけなので、
キャンプ気分とかは味わえないかも知れませんが、
先にも言いましたように、
かまいたちの無人島の番組とか、
ゆるきゃん△の影響でふと思い立っただけなので、
まあ雑に楽しめればいいかなと思います。
で、野営地に決めていた近所のキャンプ場ですが、
新型コロナウィルスの影響で休業中でした。
人混みを避けるために野営地に赴く、
これは一般的な思考回路だと思ったのですが、
どうやら家に引き籠もってろというのが
世間の回答らしいです。
とは言え、無理矢理押し入ったり、
駄々をこねるのは一般的なというよりは、
普通にダメな大人の思考回路なので、
今回は、バーベキューを楽しむことにしました。
~~~~
例によってクロフネくんとバーベキュー。
前日にツイッターで上げましたが、
やりたいと思っていたことをピックアップしました。
一応、野営可能だった場合は、
・河原の平べったい石で石焼きステーキ
・空き缶で米を炊き、すき焼きを食べて、
残った卵で卵かけご飯
・空き缶グリルでソーセージ焼く
みたいなことをしたいと思ってました。
まあそれはもう少し
暖かくなってきたらでいいでしょう。
ソロキャンプは冬が人気らしいですが、
今時期にやったら命を落としますからね。
ぼくみたいな素人がやった日にはさ。
~~~~~~
野営するために、薪が必要だと思い、
お近くのゴミで有名な海岸へ
薪拾いに行ってきたのですが、
これはひどい。
焚き火のためにこれらを一箇所に集め、
ファイアー!したかったのですが、
普通に海岸での焚き火は禁止だそうです。
生き辛い世の中だぜ。
とは言え、折角の燃料になるわけですから、
思う存分拾っていきました。
ダンボール一杯拾っていった。
~~~~~~
てなわけで、クロフネくんと買い出しをして、
バーベキュー開始します。
ぼくとクロフネくんがやるバーベキューは、
大体とある河川敷と決まっております。
河川敷に到着し、まずは火を着けましょう。
ご覧になられてる真ん中のキーホルダーみたいなのは、
メタルライター、ファイアスターターなどと
呼ばれております。
マグネシウムを削りそれを燃料とし、
別素材部をエッジでこすると火花が発射。
それがマグネシウムに引火して着火するという、
雨の日でも使えるライターとなっております。
まあ、雨の日にバーベキューとかしないけどな。
ナイフで削り、マグネシウムを一箇所に集め、
燃えやすいように着火剤とキッチンペーパーで
土台を組み、その上に炭を乗せます。
シャッ! シャッ!!
べに
「あれ、着かないわ。」
一度だけティッシュに引火して
どえらいことになったので、
これでの着火作業は経験済みなのですが、
バーベキューコンロと言う制約上、
ちょっと思うように火が着けられません。
クロフネ
「ちょっとやらして。」
クロフネくんがチャレンジ。
一応、ぼくがメタルライター買ったという話をしたとき、
どんなものかYOUTUBEの動画で見てみたそうです。
なので、やり方も結構上手で、
火花も出ていたのですが、
それでも一向に火が着きませんでした。
~~ 4分後 ~~
べに
「ふぅ、着いた着いた。」
努力の甲斐があって、火を着けることができました。
やっばすげーな。文明の利器は。
~~~~
とりあえず火は着いたので、
ぼくは本日のノルマをこなしたいと思います。
まずは右上ハンモック。
ばーん!!
amazonで買いました。
ハンモックでゆらゆらとまったりした時間を
過ごしたかったと思い購入。
自立式ハンモックで8600円でした。
肉はクロフネくんが焼いてくれてるので、
その間にぼくはハンモックを組み立てます。
クロフネ
「おい、肉焼けたぞ!」
ってなわけで、
うおお、もう美味しい。
絶対美味しい。
肉なんですが、
ぼくが先輩から教えてもらった「黒瀬スパイス」
これに、クロフネくんがいきなりステーキから学んだ、
「ねりからし」(チューブのやつ)
この2つを掛け合わせて食べるのが、
僕らの中で、究極にして至高の肉の食べ方と
なっております。
+外で食う補正の肉
+炭火焼き補正
+黒瀬スパイスの旨味追加
+ねりからしの意外性
そんで、
+酒
こんなんもう最強に決まってるじゃん。
うめえよ!!旨すぎるよ!!
~~~
会社の先輩がキャンプの調理系アイテムとか
貸してくださったのですが、
今回は野営ではなく炭火オンリーなので、
クッカーがすすで汚れそうだから
使用しませんでしたが、
ぼくらのバーベキューみたいに、
雑でアイテムが足りない場合、
同じく先輩から借りたこのアルミテーブルが
とんでもなくいい仕事してくれました。
クロフネ
「このテーブル、マジで神だな。」
と、彼も絶賛。
丁度いいところに直地面にならないテーブルがあるなんて、
素敵すぎるだろ。ぼくも今度買おうかな?(雑路線から遠のく)
あ、テーブル手前に置いてあるのが
黒瀬スパイスです。
これ本当に美味しくて、肉なんか当たり前ですが、
白いご飯やチーズに着けても激ウマビアンです。
マジでおすすめ。
クロフネくんが大好きな豚バラ。
油が火力を上げてくれます。
もちろんこれも
黒瀬スパイス+ねりからしのコンボで
いただきます。
ただ、ちょいちょい書くように、
ぼくは肉の脂身に耐性がないので、
たくさん食べるとお腹を壊してしまいます。
クロフネくんは焼き奉行なので、
どんどん焼いてくれますが、
ぼくの箸が遅いので、折角のジューシーな豚バラから、
カリカリのベーコンに
ジョブチェンジしておりました。
肉も落ち着いたので、ぼくは再びハンモックの組み立てへ。
パーツは激重で(総重量13kgらしい)
持ち運びには難を要するのですが、
組立自体は刺して締めるだけなので、
何の苦労も有りませんでした。
そんな完成品が、
これ!
これ!!!!!
すげえええええいいぞ!!!
もう感動!想像以上の揺れ心地に包まれ具合!!
amazonのレビューで読んでいた
不安点は特にぼくに不都合ではありませんでした。
ハンモックとして最高のアイテムですわ!
自立式だから、木とかいらんしな!!
べに
「おいクロフネ!これやべえ!すげえいいぞ!」
クロフネ
「マジかよ!」
とクロフネくんも寝てみました。
クロフネ
「おお!!揺れ具合とかすげえいいな!!」
彼も感動しておりました。
そんな感動の最中、悲しい事件が起きます。
べに
「ツイッターに上げるから、写真撮ってくれ。」
彼にスマホを預け、
ぼくは急いでハンモックに乗り込みました。
でもやっぱあれですね。
不安定なものに対しては、
慎重に取り扱わないといけないんですね。
ぼくがサッとハンモックの布に座りましたが、
座った位置が重心点じゃなかったのか、
ぼくは速攻でバランスを崩しました。
べに
「ぐあっ!!」
べにさん落下。
丁度、落下地点は真ん中のポールの上で、
腰がそこへダイレクトヒット。
悶絶するぼくに対してクロフネくんは冷静で、
クロフネ
「これも撮っといたわ。」
とファインプレーをかますのでした。
そんなわけで、ノルマの一つ、
ハンモックは達成しました!!
~~~~~~
次は下段「雑な唐揚げ」を実行します。
言うまでもなく、本ノルマは、
例のかまいたちの無人島の番組で、
揚げ物をしていた回のリスペクトです。
ぼくにはまだキャンプ用の調理道具はありません。
先輩から借りたとはいえ、
未知の初チャレンジに、そんなアーティファクトを
使用することもないかと思います。
かまいたちの無人島の番組では、
揚げ物の鍋に空き缶を使ってました。
空き缶ならあるからな!!!
そんなわけで、唐揚げの下準備をしましょう。
因みにぼくは唐揚げを作ったことないので
調理の仕方はわかりません。
多分ですが、
1.鶏肉を一口大に切る
2.下味をつける
3.片栗粉つける
4.揚げる
こんなんだと思います。
雑料理を謳っているので、
もうこのとおりでいい。
アウトドアでわざわざ
クックパッドなんか開かんわ!!
まずは買ってきたもも肉を一口大の大きさに切ります。
ぼくは鶏皮はカリカリにして食べたいので、
鶏皮は切り分けて、そのままコンロに乗せました。
次に、安心と信頼の黒瀬スパイスを
鶏肉に散布したあと、
焼肉のタレを入れた袋にぶち込みました。
で、少し揉みます。
はいそこー!
ぼくだって揉むならおっぱいがいいです。
ただ、もうこの段階で不安しかないのですが、
べに
「…これ、絶対しょっぱいだろ…。」
まだ下ごしらえの段階で失敗の予感とか、
すでに絶望的すぎる。さすが雑。
鮮やかなピンク色していた鶏肉が、
焼肉のタレによって暗黒物質へ
クラスチェンジしていく様を横目に、
浸け置かないと、と思ったぼくは、
鶏肉は放置して、ハンモックでくつろぎました。
とはいえ、
考えてみれば焼肉のタレに
漬けこまれた唐揚げなんぞ
絶対しょっぱいだろうから、
早めにタレから引き上げました。
缶切りで缶の蓋を開けて、油を投入しました。
使用した油は白ごま油という
クセの無さに定評のある油です。
サラダ油でなんか絶対やらんわ。
缶の油から「バチバチ」という音が聞こえてきました。
唐揚げしたことないからわかりませんが、
油が温まらないとこんな音鳴らんのだろう?
肉に片栗粉を存分にまぶし、投入!!
ジュゴワアアアア!!!
うおおおおお!!!???
ビジュアル的にもう大成功じゃないのこれ!!?
人生初のアウトドア唐揚げ、大成功じゃないの!
しばらくして音が鳴り止みましたので、
食べごろだと判断しました。
撮影用にクロフネくんに持ってもらいます。
すげえええ!!!
唐揚げじゃんこれ!!!
まあこれで缶から出てきたのが
オムライスだったら流石にぼくも引くのですが、
予想以上の出来上がりにぼくは超感動!!
そして食べてみると、
べに
「えっ!!超絶美味いんだけど!!??」
かまいたちの番組では大体、食べた2人が
「ヴォエエエエ!!」
とか言って吐き捨てるのがオチなのですが、
これは普通に鶏肉と美味しい味付けをして、
普通に揚げているのでまずいわけがない。
何より、しょっぱいと思われていた味は、
そんなにどぎつくなく、
焼肉のタレの味がほのかに感じられて、
とても美味しかった。
一つ失敗したのは、
500ミリリットルの空き缶の、
上の方を缶で開けたので、
取り出すときに苦労したことです。
油が跳ねて危ないかなと思ったのですが、
箸が届く高さまで加工しましょう。
クロフネくんが飲んでいたレモンサワーの空き缶を
真ん中からぶった切って油を投入。
うおおお!!丁度いいぜ!!
クロフネくんにも食べてもらいましたが、
クロフネ
「すげージューシーでうめえな!!」
お褒めの言葉をいただきました。
唐揚げいいな、場合によっては
エビフライとか作れそうだな!!
ただ、ここからがぼくの料理素人たる
ところなのでしょうけど、
焦げました。
白ごま油を使ってるのに、
まさか暗黒物質を生成することになろうとは、
ぼくもびっくりだったのですが、
もう、油が限界だったんですかね?
焦げても中は生だったりした個体もあったので、
やはり調整は必要でしたね。
ただ、油入れ替えたら激ウマ唐揚げを
再度錬金することができました。
揚げ物屋さんでも、
油をとっかえた後が一番美味しい
料理食べられるってことかね。
にしても、
なかなか面白い結果になったと思います。
野営時は豆腐でも揚げてみようか。
そんなわけで、
雑な唐揚げもノルマ達成です!
~~~~~~
唐揚げを仕込んでいた間、
クロフネくんは大好物の、
たらこバターとろけるチーズがけ
を作成しておりました。
たらこバター自体美味しいのですが、
そこにとろけるチーズを加えるひと手間。
もちろん美味しかったです。
チーズ、意外と会うんだなって。
たらこ自体かなり塩味が強いです。
心配してた唐揚げよりしょっぱかった。
たらこバター自体は本当に美味しいと思うので、
次回は無味付けのたらこ使ったらどうだろうか?
このたらこバターも一つ失敗があって、
開封時に中のバターがだだ漏れし、大炎上しました。
たらこバターさん大炎上。
事もあろうにアルミホイルに引火という、
謎の化学反応も起き、現場は騒然としておりました。
燃えたアルミホイルはちぎり捨て、
足で踏んで消化しました。
これもう事件だろ。
~~~~~~
バーベキューも佳境に入りました。
お腹いっぱいなのもそうなのですが、
クロフネくんがトイレに行ったっきり
帰ってきませんでした。
お腹壊したとかではなく、
コロナウィルスの影響で、
トイレが封鎖されていたとのこと。
こんなとこまで影響が…。
なのでトイレを求めて三千里していたそうです。
ただ、佳境に入ったというのは
そういうことではなく、
この日は天気は良かったですが、
暴風が吹き荒れる日和となりました。
どのくらい暴風かと言うと、
このハンモックが風に飛ばされるくらいです。
総重量13kgのこのハンモックが、
風で飛ばされてバーベキューコンロに
直撃しましたからね。
8600円が開封後数時間で燃えるところだった。
クロフネくんはトイレを求めて遠くへ行ったので、
べに
「…流石にこれはやばいだろ。」
てなわけで、ぼくは片付けをはじめました。
思えば、過去何回かここでバーベキューしましたが、
毎回風が強かったと記憶しております。
おそらくですが、
河川敷なので、川を伝って風が吹きやすいんですかね。
スマホの天気情報見たら「風速8M」ってなってました。
ビューフォート風力早見表、ってのがありました。
8 |
疾強風 |
gale |
小枝が折れる。風に向かっては歩けない。 |
大波のやや小さいもので、長さが長くなる。波頭の端は砕けて水煙となりはじめる。泡は明瞭な筋を引いて風下に吹き流される。ほとんどのディンギー帆走不能。 |
流石にここまで強くはなかったですが、
5 |
疾風 |
fresh breeze |
葉のある灌木がゆれはじめる。池や沼の水面に波頭がたつ。 |
波の中位のもので、一層はっきりして長くなる。白波がたくさんあらわれる。(しぶきを生じることもある) |
これよりちょっと強いかなと思いました。
色々片付けているとクロフネくんが帰還。
クロフネ
「あれ?ハンモック仕舞った?」
べに
「おう、さっき風に飛ばされてったから、
流石にやばいと思って!」
4月の中旬にこの強風は、
もう普通に寒いです。
一応火を囲んでモンストしてましたが、
手がかじかんで普通に辛かったし、
ここから大量に拾ってきた薪も、
焚べたところで強風により一瞬で燃え上がり、
一瞬で燃え尽きるくらいです。全部燃えた。
=======
小話なのですが、
この様に、海で拾った流木は
薪にしないほうがいいらしいです。
流木なので海で塩を存分に吸っており、
乾いたところで水分だけが抜けて、
塩分は流木に残るそうです。
これを燃やすと、
塩分で金属を劣化させることになります。
で、身を持って体感したのが、
煙に潮風属性が付与されます。
潮の香りと言うか、
塩素になる前みたいな感じ。
なおかつ、その煙はとっても湿っぽく、
不快指数急上昇です。
一応辞めた方がいいらしいです。
=======
肉もまだ残ってたので、
ラストスパート。
豚カルビが残ってましたが、
もう完全にテンションダウンで箸も進まない。
黒瀬スパイスとからしで美味しく乗り切りました。
これ以上はもう食べ切れないということで、
買ったステーキとかは持ち帰りました。
ただ、
クロフネ
「これ、焼いていい?」
と、エイヒレを取り出します。
風も少し収まったので、じっくり焼いて、
こんがり焼けたのでマヨネーズと一緒に。
べに
「とんでもなく美味い。」
シンプルに焼いてマヨ付けただけですが、
本当に落ち着く味で美味しい。
これ、バーベキューの定番にしたい。
そして、やっぱり酒がほしい。
次回は、マヨに醤油と七味も持参し、
日本酒片手にエイヒレ炙りたい。
~~~~~~~~
風も強まってきたし、
クソ寒いしで、後片付けしました。
このあと、クロフネくんと夜7時半まで
モンストをしてたのですが
それはまた別のお話です。
やっぱり、日帰りバーベキューは
時間の制約がやばいので、
次やるなら土~日でキャンプ場で、
ゆっくりとやりたい、
みたいな話になりました。
その次までに、
コロナウィルス、
落ち着いてくれよ!!
てなわけで、
バーベキュー終わってしまったので、
左上のツナ缶ランプはやれませんでした。
やったところで、
この強風により瞬殺で火が消えてたと思うしな。
缶詰は買ってあるから、
また機会があるときにしてみるわ。
~~~~~
このオートキャンプ場が憧れ。
車停めて、テーブルとか椅子展開して、
竈も水道もサイトごとにあるしな。
ただここもやっぱりコロナウィルスで休業中。
そして、先輩から借りた、
これ使ってやりたいことがあるのだ、
ホントマジコロナはクソだわ。
まあ今回はコロナの悪口回ではなく、
単純に色々できたバーベキューは
楽しかった、というお話です。
ツナ缶ランプだって日持ちするから
次回でへーきへーき!!
もうちょっと暖かくなったら
ソロキャンプしたいけど、
やっぱりコロナだよな。
ホントマジコロナはクソだわ!!!