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【HBO】ハプニングバーでヤッちまったお話~3『初ログイン編』【ハプニング・バー・オンライン】

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フォロワーさんに、「東京変態ガイド」さんがいらっしゃいます。

 

ぼくなんかよりも、
精力的にエロスポットや風俗関係?に突撃しており、
成果を残しているとても尊敬すべきサイト様です。

ぼくが次回遠征時、
どこ調査しようかと思ってネタ探ししてたときに、
かなりの確率で
東京変態ガイドさんのサイトがヒットするので、
ぼく自身も大変お世話になっております。

 

そんな東京変態ガイド様の
エントリーをいくつか見ていると、
ハプニングバーの文字が散見されます。

 

『ハプニングバー』に関しては、
マルチオープニング方式で語ったとおりです。

簡単に言うと、オシャレバーなんですけど、
紳士淑女がそこでお酒片手に、
何かゲージ貯めてMAXになったら
バンバンするようなイメージが沸くじゃないですか。(暴論)

 

 

でも、想像出来たから何だと言うんです?

 

 

私は、本当にそのハプバーのシステムを
説明できるのでしょうか?答えはNOだ!

 

『百聞は一見に如かず』という言葉は
昔から語り継がれております。

 

実際に体験しないと、
雰囲気とかお話出来ないじゃないですか!

 

なんでぼくがハプニングバーに行く気になったか、
今となっては、ガチでなんでか忘れました。

多分、ジーロックさんだったかに
焚き付けられた気がした。

 

まあ、確かにね、
ぼくがまだ行ってない世界がそこにあるなら、
ぼくはそこへ行ってレポートをした方が
良いような良くないような、
何か勝手にそう思いました。

 

まあ、アングラ?とは言え、
きっと法に守られた世界ですよ。

足を踏み入れたらボス倒すまで
抜け出せられない世界ではないですよ。

あ、ネタ漫画の設定でよくある、
「セックスしないと出られない部屋」みたいな、
マジでそんなだといいな。うん、良いな、それ!

 

で、行こうとは考えたのですが、
それに伴いやはりいくつか懸念点が存在します。

・どの店に行けばいいのか?

・どうアプローチしたらいいのか?

・何か注意点はあるのか?

・初心者はまずどう立ち回ったら良いか?

など等etc…。

考えたらキリがありません。

風俗なんてのはもう慣れたもんですよ。
お店に行って、お金払うだけ!
あとはマリオのボーナスステージみたいに、
身を任せて終わりよ。

 

でもハプニングバーは違う、
お金払ったら、バトルフィールドに放り出されて、
あとは自力で生き抜かなければならないのだ!

 

慣れないどころは、お初のぼくはマジで
どうしたらいいかわかりませんでした。

 

しかしですね、

 

 

救いの神はそこにいた。

 

 

 

東京変態ガイド様
何でも聞いてください!

 

神の発言。

もうね、仮にハプバーの世界がMMO RPGだとしたらね、
いくら攻略サイト見たって、初心者には「?」なわけですよ。

 

ただ、そこへ経験者の生の声、
わからないことを直接聞ける上、

まずはこうすべき、
というマル得な情報も
頂戴できちゃうわけ!!

初心者にとって、こんなありがたいお話はないですよ。 

そんなわけで、神がその様におっしゃりはるので、
お言葉に甘えさせていただきました。

 

神は、

オススメのお店から界隈の情報まで、
本当に色んなことを教えてくださり、
感謝しかございません。

それを元にぼくも事前情報や
ようやく単語やシステムに慣れてきたので、
他の文献やサイトで調べて、

 

あとは行くだけ!

という状態になりました。


 

~~~~~~ 

 

 

それが昨年6月、

そう2022年の出来事でした。

 

当時はやはり新型コロナウィルスの影響で

わーいハプバーや!ハプるやで~ヽ(*゚∇゚*)ノ♪

みたいに、脳がコロナどころか新しい状態異常に
なったんちゃうんかという思考で気軽に
県外旅行に行くなんてそれは恐れ多いことでした。

まあその半年後、大阪のショーパブ行ってるけどな。

 

ただですね、

それから時を経て2023年の5月!

新型コロナが5類に移行ということで、
もう大手を振って東京へ行けるじゃないですか!!

そう、会社側からももう制限が撤廃されました。

 

ならば行こう、
ここからがぼくのハプバーデビューだ!!

 

2023年5月の東京遠征の目的は、
・トー横散策
・大久保公園散歩
・ハプニングバー突撃
・崎陽軒のシウマイ弁当食す

というとてもファンタスティックなものです。

まあ、これといって収穫がなかったので、
特にブログにもしませんでした。

 

ですが、先にも語りましたが、
実は初ハプニングバーはこの時だったんです。

では、その初ハプバーのお話本編を
以下に書いていきます。

 

~~~~~

 

東京都新宿区
ここにオススメのハプニングバーがあるという。

 

東京変態ガイド神からは、
2箇所、ハプバーの候補を教えていただいた。

さらに言うと、
マルチオープニングの片方ですら語りませんでしたが、

ハプニングバーには、
「大箱」「小箱」というカテゴリーがあるらしい。

 

実はこの5月の遠征では、
その両方に行ってきました。

その新宿区のハプニングバーは「大箱」の
カテゴリーだそうです。

今回のメインは「大箱」なので、
「小箱」のお話は次回また行って、
お話を作る機運が高まったときに、
公開したいと思います。

 

さてそのハプニングバー。 

東京都新宿区自体、
トー横はあるし、
大久保公園も歩いて行けるしで、
個人的に神立地です。

以前書いたブログにも、
立ちんぼロードについて書きましたが
そこも歩いて行ける距離だしね。

 

そんな懐かしさを思いつつ、
そのオススメのお店を調べたら
ちゃんとGoogle Mapにあったので、
迷うことなくお店まで来れた。

ただ、

 

このまま入るかどうかは本当に迷っていた。


 

景気付けに3杯ほど
アルコールをブチ込んできた。

たまに書きますが、旅行先の繁華街で、
片っ端から営業中の外国人スナックの入口を開けては、
値段交渉してたくらいの勢いは付いている。(酩酊)

 

 
目標はもちろんバンバンすること!!


なのだけど、
初心者のぼくに何が出来るかわからない。

神もさすがにそこまでは教えられない、
というか、
手持ちの装備やスキルも分からずに、
どうしたらいい?という質問は
流石に回答者を困惑させるだろう。


いくら攻略サイトを見たとしても、
初めてプレイするゲームでは、
初心者はいつだって狩られる側だ。

 

そして、ハプバー初心者のぼくは、
もちろん狩られる側が確定している。


ただし、一度狩られないと、
その後の立ち回りを覚えることが出来ない!

 

そう、ぼくがやってるゲームで、
後からプレイした人とマルチするときは、
「まずはやってみる」をモットーにしている。


やればわかるからだ。

いくら説明したって、
体験しないと実感がわかない。

百聞は一見にしかず、

ここでもその言葉がしっくりくる。

そう考えたらもう、
行くしかないじゃないか。


 

覚悟を決めたぼくは、その入口まで歩みを進めた。

 

 

ガチャッ

 


ドアが閉まる音がした。
丁度、人が入っていったのだ。

その人が男性なのか女性なのかはわからない。
ただ、ぼくもこの後
この扉を開けて中に入らなければならない。

 

全く想像が付かないけど、
とりあえず入らないことには始まらない。

ぼくがこうして入り口でまごまごしている間に、
また別のプレイヤーが入場してきたら、
ぼくは非常に気まずくなってしまう!

 

そうだ!!

そうならないためにも、さっさと入ってしまおう!

入り口でうだうだやってるから悪いんだ。
さっさと入ってしまおう。 

 

そう思ってドアノブに手をかけたら、

 

 

ガツッ!!

 

 
鍵が閉まっていた。

 

どう言うことなのスティーブ!
何だよ、このクエスト、
まず鍵が必要なのかよ!どこで手に入れるんだよ!!


と、焦るぼくなのですが、
インターホンから声が聞こえました。

 

おそらくボーイ
「今別のお客様の対応中のため、
 もう少々お待ち下さい。」

 

べに
は、はい…。

どうやらついさっき入っていった
別のプレイヤーがストーリー進行中のようだ。

めちゃくちゃ気まずいけど仕方ない。
待とうではないか。

その間、他のプレイヤーが来ませんように!


そう思うのも束の間、鍵が開き、扉も開いた。

 

さあ!!いよいよ、ぼくの

『ハプニングバーオンライン』

プレイスタートだ!!

 

~~~~~~

 

中に通された。

本当に入り口。THE☆玄関。

扉は閉められ施錠。その先にはまた扉があり、
おそらくこれも鍵が掛かっているだろう。

そういうシステムなのだ。
ぼくが思っている以上に、
プライバシーと言うか、
会員のことを大事にしているのだろう。

 

そしてぼくの受付が始まる。

ボーイ
会員証お持ちですか?

べに
あ、初めてなんです。

ボーイ
わかりました、では会員証をお作りしますので…


てな感じで、手続きがスタート。
このハプバーオンラインでは、
まず入り口でアカウント登録を行った。

その際に一枚の紙を書くのだけど、
そこには「BARネーム」という項目もあった。

 

そこへ「べに」とか「ぱんむたん」とか書くと、
キャラクリ失敗と言うか、この世界において
とんでもなく不利益を被ると瞬時に判断した。

多分そう言うノリで決めるような名前ではないな。
無難に本名を捩った名前にした。無難過ぎて変えたい。

 

全て記入が終わり提出すると、
入会金と入場料の徴収があった。

この日は運良く入場料が半額の日であった。

入会金1000円と、
入場料半額の8000円くらいを納税した。

 

このキャラクターでゲームを開始します、
よろしいですか?

で、『はい』をクリックしたかの如く、


諸注意を受けて、第二の閉ざされた扉が開いた。

 

 

ハプバーオンラインにログインだ!!!
 
 


~~~~

 


とは言え、最初はチュートリアルだ。

 

開いた扉の先は小洒落たBARだった。

 

パーツパーツを見ると微妙な老朽感はあるけど、
俯瞰で見れば割りと高級感は感じられるのではなかろうか?

先客である他プレイヤーは男性10人、
女性3人くらいだっただろうか。
やはりどのゲームも人口比率は男性が多い。

それぞれ、カウンターで何か飲んでいたり、
タバコ吸いながら談笑している様子が伺えた。

正直、これだけ見れば普通のバーだ。
ハプニングバーだなんて誰も思わないけど、
そういうものなのだろうか?

 

ボーイに着いて行って色々と説明を受ける。

ロッカールームで荷物を全部預けること、
スマホは持ち出し禁止。
シャワールームやトイレの位置、
万が一女の子とバンバンすることに
なった時のためのプレイルームの場所等。

そして最後に、
カウンターでアルコールの提供を
受けられることを説明してもらいました。

 

エロゲーだったらそこそこの女性と
バンバンするまでがチュートリアルでしょうけど、

残念ながら世の中そんな甘くないので、
これにてチュートリアル終了。

 

とりあえず、屈強な他プレイヤーが闊歩する
フィールドに投げ出されたので、
ぼくはカウンターの端っこで、
ウィスキーの水割りを飲みながら辺りの様子を伺いました。


正直、もうちょっと静かでしっとりしたところ、
かと思ったんですが、普通に男性同士も談笑しています。
知人同士なのか、ここで仲良くなったのか。

会話の内容まではわかりませんでしたが、
女性も普通に談笑に混じっています。

 

男性は多種多様な民族がいましたが、
女性は若くて可愛かった気がします。
1人、なかなかぽっちゃりしている女性がいました。

 

なかなかぽっちゃりしている女性。

これが本当にゲームならば、
多分最初の狩りやすい相手になるのでしょうけど、
この世界では全ての女性が尊重されるべき対象であり、
また寵愛を受けるべき存在なのです。

そして、ぼく視点で語れこそ、
そんな失礼な言い回しになりますが、
普通に、女性側だって、
イケメンとバンバンしたいに決まってます。

うん、最初からぼくに選択肢という概念はない、
何をするにしても自分のスキルで切り開くしかないな。

 

事前調査の中では、
やはり常連という高ランクプレイヤーな
位置付けの人が何人かおり、
そして常連は女性を囲うので、

ぼくみたいな新規プレイヤーは
色々と様子を見ながらHIT&AWAYを
していかないといけないのだと思う。

言うて、ぼくにはトークスキルとか
武器はありませんので、
本当に様子見しかできない状態でした。

 

お前、ゲームで仲間にした
モンスターのコマンドが、

「様子を見る」しかなかったらどうする?
速攻で合成の材料にするよな?

 

 

べに
何なんだろう、この時間。

 

ぼくはオンラインゲームをいくつかプレイしてきた。

パーティを組んで、高難易度ダンジョンに
チャレンジしてたときは本当に楽しかったが、

ログインして仲間がいなかった時、
そしてソロで稼ぐとかも一通り済んだ後の、
この何もせず、仲間がログインするまで待つ時間。

今思うとこれは無駄以外何でもないと思える。

その再来が、今ここで再び感じていた。


先程書きましたが、
男性客10名ほどいる中で、女性客3名ほど。

そのそれぞれが色んな男性客に
囲われてお酒片手に談笑しているのだ。

 

ぼくが割って入ったところで、
トークスキルがないので、

「初めまして!さようなら!」

で会話終了なことは確実だ。


そう、この状況、
ログインした状態で詰んでいるのだ。


例えば、
あるかどうかわかりませんが、
女の子の方が多かったら、

ワンチャンぼくにもお声が
かかるかどうか、みたいな状況ですが、

ぼくみたいな初心者が
PVPで他プレイヤーから女の子を奪うとか、
バグでも起きない限り不可能だろう。


 

なので、もうアカンな、
とりあえず雰囲気掴めたから帰ろうかな?

ぼくがこの世界にログインしたのは21時くらいだ。
1時間半ほど、この世界の虚空を眺めていた。

 

言うて、ここから何が起きるかわからないが、
例えば普通にオンラインゲームしてても、
ボーッとしてるだけでは何も起きない。

なのでログアウト、つまりは帰ろうかな、
と考え始めていました。

 

 

が、バグは起きた。

 

 

カウンターの端っこで飲んでた
ぼくの隣は2席空いていて、
その2席にカップルが座ったのだ。

当然カップルなので、
ぼくは最初からお呼びではなかったのだけど、
とりあえずそのカップルの話に耳を傾けることにした。

本当に他愛もない話をしていて、

 

べに
(ここからどうやってバンバンに発展していくのだろうか?)

と考えていたら、
女性の方からとんでもないワードが聞こえてきた。

 

女性
「私、女性用風俗利用していて…。」

 

 


なん、

 

 

 

 

 

何と言うことだ!!!

 

 

 

 

これはアカン!アカンぞ!!!

ぼくは1つの使命感に襲われた。
そう、これが俗に言う「緊急ミッション」だ!
まさか初心者のぼくにこれが訪れるなんて!!

これはもうバンバンしなくていい、
何とかこの女性とコンタクトを取り、
女性用風俗について詳細を聞き出したい!!

 

そう思うと、さっきまでの
ログアウトしようかなという考えは一掃され、
如何にしてこの女性に話しかけようか、
本気で考えるようになりました。頑張れ、ぼく!

 

しばらくそのカップルは話を続けていましたが、
男性の方が急に席を立ちました。

トイレなのかどうかわかりません。
ただ、トイレにしても男性はしばらく戻って来ませんでした。


そう、こんなに他の男性客がいるのに、
今ぼくの隣の女性客がフリーだ!!

こんな初心者のぼくの
隣に女性がいるのは
これはもうバグだろ!
バグ利用するしかない!!

そして、ミッションを達成するのは今しかない!!


そんなわけで、ぼくは声をかけてみました。

 


べに
あのーすみません。

 

女性客
はい?


女性客はワイルドな感じで、
アリスギアのリンちゃんを大人っぽくした感じ。美人系。

4_20230828190901

この子を大人っぽくした感じ。

 

しかし、ミッション遂行を優先したあまり、
話しかけたこの後の第一声が酷くて、


べに
お話ちょっと耳に入ったんですが…
 『女性用風俗』について詳しく聞いていいですか?

 


わかんない、きっともっと他にアプローチの仕方はあったんだと思う。
でもね、先程も言ったように、ぼくにはスキルがなかった。

トークスキルはもちろん、
こんな百戦錬磨が集う戦場でカップルで来られるくらいなので、

この女性、きっと男性からはバンバンの時、
こう「夢幻五月雨」とか「武神荒御魂」みたいな
SPスキルとかされ慣れてて、
ぼくの攻撃とかは1しか食らわない様な状態かも知れない。

万が一バンバンまで辿り着いたとして、
折角プレイしたのにガッカリされると、
女の子以上にぼくは心の傷を負うことになるので、
必要以上なアプローチは辞めようと思いながら話をすることにしました。

 

ただ、女性側も自分の話に
興味を持ってもらったのが嬉しかったのか、
全然楽しそうに話に応じてくれました。

 

今後、この女性をリンさんと呼びます。
アリスギアのリンちゃんを大人っぽくした感じだから。

リンさんはとても楽しそうに
女性用風俗について語ってくれました。

・女性用風俗は 心を癒やす
・「風俗嬢」という意味合いの呼び方は「セラピスト」らしい
・若い子もいるけど、妙齢40~50代の人もいる
・本当に優しくて気が効いて、甘えたくなる
・バンバンすることが全てではない
・あなた(ぼく:べに)は女性用風俗のセラピストに向いている

みたいな話をしてくれました。
最後のやつだけ意味不明でした。

 

話をしている最中、
カップルの男性の方がようやく戻ってきました。

 

が、一言リンさんに語りかけると
すぐ別の場所へ行ってしまいました。

 

べに
え、あれ、いいんですか?カップルではなくて?

リンさん
ああ、たまたま入り口で一緒になって、
 折角だからって一緒に入っただけですよ。


おおお、なるほど、うんうん。
男性単独で入るより、カップルで入ると入場料は安くなります。
え、それいいな。今度チャンスがあったらやりたい。

そんなわけで、何の因果か、
ぼくはリンさんとトークするチャンスを手に入れました。

 

 

~~~~~~~

 

 

また同じことを言うようで大変恐縮ですが、
ぼくには自信のあるエロテクニックは持ち合わせてないので、
いやそれなりに過去の経験から
一定レベルのテクニックは持っているつもりですが、

こんな高難易度の戦場では通用しないと思っています。
村では最強だけど、世界を知ってくじけるみたいな。

なので正直、リンさんとバンバン、
ってところまでは考えておりませんでした。
意気地なしだな、おい。

 

その後、リンさんとはめっちゃお話しました。
何か、視線の向こうで一部の男性客が
ぼくを睨んでいた気がしましたが、
すまんな、今はぼくがお話してるんや。


リンさんとは他にも、
ぼくやリンさんの地元の話や、
今見ているYouTuber、
美味しい食べ物とか、
「別にここで話さなくても良くね?」みたいな話
めっちゃ盛り上がりました。

気付けば0時を回っていた。


リンさん
お時間とか大丈夫なんです?

 

べに
ああ、ぼくは全然どうにでもなるので…リンさんの方は?

 

リンさんは終電があるというが、
最悪マンガ喫茶に泊まるという。

これはもしかして、
もうそろそろ誘ってもええのよ?のサインだったのか?

当時のぼくにはそれを見抜ける技量はなかった。
圧倒的スキル不足!!


そしてもう少し話をしていた中で、

べに
リンさんって、めっちゃ肌綺麗ですね。

リンさんは30代半ばとのことでしたが、
本当に肌がきれいだと思ったので言ってみた。


リンさん
ええっとね、大丈夫かな?

と言うと、
急に片方の肩を露出して、少し胸元を出してくれた。

もちろんカウンターの出来事で、
プレイルームではないのでこれはNGなのだけど、
ぼくは何かついさっき知り合った女性が
何の対価もなしにそんな露出をしてくれたことに
めっちゃ興奮しました。

 

ぼくらが座っているところは本当に一番端だったので、
他の男性客やお店のボーイからも少し死角になっていた。

 

で、リンさんがとんでもないことを言い出して、

 

リンさん
触ってもいいですよ!

 

もうね、
エロ漫画の世界でしか聞いたことのないセリフですわ。
これを言われる男になれて良かった。

ただ、今だから思える。

これは誘ってもええのよ?のサインだよな!?

当時のぼくにはそれを見抜ける技量はなかった。
圧倒的スキル不足。勇気不足。

 

さて、女性からそんな風に言われて
触らない男性なんていないじゃないですか。
「触ってもいいよ!」で触らない男。そいつは人間じゃない。

 

言うて、そんなガッツリ露出じゃないので、
その肩からおっぱいの上の方まで触らせてもらうと、
本当にすべすべしてキレイな肌でした。
 

べに
おお、本当に触り心地がいいっすね!


いや、解るだろ。流石に解るだろ。
冷静にならなくても解るだろ。

 

「いいっすね!」じゃねぇよ。

その後「もっと触りたいのでバンバンルーム行きませんか?」って
自然な流れで持っていけるだろ!!

そこまでやって誘わなかったぼく。
もはやは人間じゃない。ジョンは反応してたのに。

今こうやって文章にしてて、
非常に勿体ないと言うか惜しいと言うか、

意気地と根性がなかったなって思いました。(惨敗)

女性の皆さんがもし読んでいたら、
リンさんのこのときの心情を述べよ。(20点)

 

いくら初心者とは言え、
そういう一握りの勇気も必要だろうに。
マジ、何しに来たんだぼくは。

 

 

どうせダメでも、やらずにダメになるより、
やってからダメになったほうが諦め付くだろ!

アニメや漫画やドラマやゲームで、
何回も見てきた場面じゃないか!!

 

そして無情にも時はやってくる。


リンさん
そろそろ帰ろっかな!

 

べに
マジっすか。

 

マジっすか、じゃねえだろ、誘えよ!!

 

そう、こんな文体になるのは、
ぼくは後悔しているから。

なぜこの時、あの時、その時、
一言「良かったらバンバンしませんか?」が
言えなかったのだろうか?

わかんない、ぼくは初心者だからわかんない。
これは本当に誘って良かった合図なのか全然わかんない。

 

ただ、ぼくはリンさんと話していただけで
とても楽しい時間を過ごせたと思っていた。

ハプバーの初戦なんて
そんなものなんじゃないでしょうかね?
そう自分に言い聞かせた。

 

でも、これはぼく視点でのお話だ。

リンさんはもしかしたら、
ぼくのお誘いを待っていたのかもしれない。

「男性からのアプローチ」が
リンさんの攻略条件だった。

女性から誘われるの待ちなんて、
一部の高レベルプレイヤーしか無理なのは、
冷静になって考えることが出来た。
 

こうして、
ぼくのハプニングバーオンラインの初プレイは、
不甲斐ない結果に終わったのでした。

 

 

~~~~~~~~

 

 

リンさん
じゃあ、またご縁があれば会いましょう!

 

と言ってくれたが、
システム上連絡先交換できないし、
どないして会えばええねん!ってなりますよね。

そう、つまりは、

縁がなかった

ということか。

Twitterでは、とある隊長がアリスギアのリンちゃんで
装備、能力値、バフ激マシマシで、
必殺技で91万ダメージ与えてましたが、
正しくそれを食らった感じでした。全力520%。

 

リンさんが出ていった後、
ぼくは1人でお酒を飲んでいた。

ぼくを睨んでいた兄ちゃんはきっとぼくを恨むだろう。

折角の良い単女さんをずっと囲いやがって!
そして何もせず逃しやがって!と。

きっとそうなのだろう。
これはぼくみたいな弱小プレイヤーへの洗礼なんだろう。

 

ボーイさんに、

べに
ぼくも帰ります!

そう伝えると、ぼくも足早にお店を出ることにした。

確かに店内に居辛くなったことも一因ではあるのだけど、
何より、リンさんとまた会えたらと思った。

ぼくはリンさんとの会話を思い出す。
リンさんは終電は見送ったと言っていた。
そして今日はマンガ喫茶に泊まると言っていた。

 

 

Google Mapを開いた。

 

 

マンガ喫茶は近くに2件ある。

 

 

近い方のマンガ喫茶に目的地を設定した。

 

 

わからない…。

 

 

これは何と言う気持ちだろうか?

 

 

でもぼくの心はまたリンさんに会いたい。

 

 

リンさんとお話がしたい!

 

 

そんな気持ちで一杯だった。

 

 

きっと心を奪われたのだろう。

 

 

顔を上げ、道先を見る。

 

 

ぼくはマンガ喫茶への道のりを歩き始めた。

 

 

自然と…!

 足早に…!!

 

 

 

 

そして。マンガ喫茶の入り口に着いた。

 

 

多くの人が行き交う中、

リンさんはもう中に入っちゃったかな?

それともどこか寄り道しているのだろうか?

もしくは、もう片方のマンガ喫茶に行ったのかな?


お酒にも、シチュエーションにも酔っているぼくは、
そんなファンシーなことを思いながら、
リンさんと再び出会えることを思い浮かべていた。

 

 

 

マンガ喫茶の入り口の前で、

しばらくして。

 

その建物のを見上げて、

ぼくは思った。


 

 

 

 

 

 
ああ、そうさ。

 

 

 

 

 

 

 


ストーカーじゃねえか!!!

 

 

 

 


ぼくがそれに気付いたのは、
5分ほどリンさんを待っていたときだ。

クソ暑かった新宿の夜も、虚しい風が吹いた。

 

お酒にもシチュエーションにも酔いから醒めたぼくは、
だんだんマジで何してるのか判んなくなってきたので、
もう帰ることにしました。

 

でも、全く女性と話せない人もいる中で、
初戦で雰囲気を掴むために女性とお話出来たことは、
結構な収穫だったんじゃないでしょうか?

いえ、普通に初戦でバンバンまでやる人もいるので、
どちらかと言うと初戦敗退組ですが、

それでもぼくはぼくの中で、
女性用風俗の話も聞けたので、大満足でした。


今回のハプバー突撃は
大いなる成果があったかと思います。

 

こんな話でもしなきゃ、思い出さなかったけど、
これはこれで無駄なことじゃなかった。

また、素敵な出会いを求めて、
ぼくはハプバーへ行こうと思いました。

 

 

リンさんにまた会えたら…。

 

=====

 

次のお話 本編

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