この日、２月６日は奇しくも東京に雪が降った日である。
そしてニュースではこう流れた。
ニュース
「１月１５日成人の日と比べて・・・
この日も東京に大雪が降った。
そして、僕達は、東京に、居た・・・
～～～～
東京へ５人で行った物語。
今回は最終回です。
２日目は、そんな書くことがなかったので・・・。
とりあえず今戸神社で
今世紀最大の良縁を祈願した５人。
根拠のない確信を胸に秘め、
次の目的地へと向かった。
それも東京の新名所。
東京スカイツリーだ！
雪は降りしきり、道路にも積もった。
特に僕ら新潟人には珍しくない光景だけど、
逆に雪とは無縁と考えていた東京で雪に出会うと、
完全に油断した装備が仇となった。
もちろん、ブーツなんて履いてないし、
撥水的な上着だって持って来てない。
うん、もう東京の人と同じくらいの被害を受けていた。
濡れまくったってことね。
さて、言い方が悪くなりますが、
こう雪が降って道路に積もったとなると、
私達が唯一有利な状況が出てきました。
スノータイヤの装備
新潟で冬場、スノータイヤ履かないなんて、
「自分自殺します。」って宣言してるようなもの。マジ迷惑すぎる。
スノータイヤ履いてたって事故るのにさ。
で、ここは東京。ただでさえ雪慣れしてない人々。
そしてスノータイヤなんて持ってる人もそうそういないだろう？
そうなると、もう、新潟田舎者軍団の独壇場。
ゆっくり安全運転で走る車を横目に、
もうとんでもない速度で
バンバン追い越していくべにノア。
特にタクシーをバシバシ追い越していくのは爽快だった。
タクシーは、
「おい、オレにぶつけたら高額請求になるんだぞ？
道を開けやがれ下々の民よ。」
って普段考えてやがるのか、
強引な運転してくるのが多いんですよね。
てかそんな運転で客乗せる商売すんな。
事実、クロフネもそんなタクシー強気ドライブの煽りを受け、
タクシーを避けたばっかりに民家の縁石に激突と言う
痛々しい事故を起こしてたしね。
とにかく、そんなクソタクシーをバシバシ追越し、
新潟という田舎者パワーとスタッドレスタイヤの性能を
思う存分見せ付けてやった気分になりました。
塙さん、元気にしてるかな。
～～～～
雪は依然として強く振っております。
路面ももうやばくて、
もう普通の靴で歩くのは色々と覚悟した方がいいな、
ってくらいぐしゃぐしゃです。
とりあえずスカイツリーには着きました。
近くの駐車場に車を停めて、
スカイツリーのソラマチに行くことに。
さて、
東京の新名所と言えど、
まだ見たことない人とかいるんじゃないですかね？
その様な方がいらっしゃいましたら、
これも何かの縁です。
この風俗用語で検索トップに出るようなブログ、
あなたの願いを叶えます。
これが、東京スカイツリーです！！
なんだこれ
酷いよね、なんなら手前のビルの方が
よっぽどスカイツリーに見えるわ。
というわけで、生憎の悪天候、
って言葉で片付けるには
余りにも酷さが伝わらないくらいの天気。
スカイツリーは、ちょっと雨風が吹くだけで
展望のエレベーターは運休になるようです。
何ていうか、言わずもがなだよね。
もうスカイツリー自体諦めるしかないので、
スカイツリーに広がるソラマチの散策。
これを頑張ることに。
雪を避けるために雪やどり・・・？をする人々。
とりあえず雪を落とし、ソラマチへ。
どうやらスカイツリーには水族館があるみたいですね。
すみだ水族館、だったかな。
しかし、私とヘイボー君、そしてのり君は
水族館に興味アリアリなんですけど、
おそらくヒロ君とrasi君は全くもって微塵も興味ないはず。
しかも入場に２０００円くらいかかったかな。
なので多分行くとベンチ入りする。
とりあえず、４Ｆだったか５Ｆだったかに行って、
水族館の入り口だけを見ようとしたら、
係員
「本日は悪天候のため、連絡路を封鎖します！」
とのこと。
すみだ水族館へは、
一旦屋上っぽい場所から外出て、
別棟っぽくなってる場所に歩いていくんですけど、
雪の為にそこを通行止めにするんだって。
行きたかったら別ルートから行ってくださいとのこと。
とりあえず外に出るには出れました。
するとそこにはスカイツリーが
より近くに立っているではありませんか。
よし、これだ、これで
スカイツリーに行ったという証拠が撮れる！
正直、さっきの写真なんて、
「これ、新潟のレインボータワーだろ？
雪で色が見えないんだよな？」
とか言われても仕方ないです。
実際雪が酷くて、スカイツリーかどうかわかんないんですから。
しかし、この近くに立つスカイツリーの写真なら、
いくら雪があったとはいえ、
ああ、残念なスカイツリーだね、と言ってもらえる！
さあ、見てください、これがスカイツリーです！
ごめん、レインボータワーだった
あれだ、雪で色が霞んで見えるんだ。
～～～～～～
近くのソファで休憩。
前日の早起きが祟ったのか、
みんな結構お疲れモード。
このままじゃよくない！
メイド喫茶みたいな状態だ・・・
ということで、とにかくソラマチを歩こう！
途中、ケーキ屋っぽいところに極上オーパイパイ発見。
あと、おにぎり屋さんで、
私はおいなりさんを食べました。おいなりダイスキ。
ヘイボー君とのり君は梅おにぎり食ってた。
ソラマチでしたことはこれくらいです・・・。
おい、折角スカイツリーに居るんだから・・・、
と自分でも思いましたが、
何か天命に見放されてるとしか思えない
このコンディションなので、もういいですわ。
しかし、このままじゃ帰りの時間が心配でもある。
月島に行ってもんじゃ食べて、
さっさと帰ろうか！
というわけで、駐車場へ。
ったく、どこの田舎だよ。
そんな東京での一コマ。駐車場にて。
さて、車は再び東京の道をかっ飛びます。
のろのろ運転のあらゆる車を追い越し、
スタッドレスタイヤと新潟人の底力を思う存分
半迷惑運転で見せ付けて、月島に到着。
下町の道！・・・なのかな。
月島にはもんじゃストリートみたいな、
もんじゃ屋さんが並んだ街道があります。
私達が車を停めた場所はちょっと遠くだったんですが、
運良く、この住宅街の隙間を歩くと
もんじゃストリートに出れるみたいでした。
もんじゃストリートに出た瞬間、
ばあちゃん
「兄ちゃん達、もんじゃ食べていかんかね？」
べに
「安いの？」
返ってきた答えは安くはないけど、
まあどこも一緒。でもウチのは美味しいよ、とのこと。
食べる店は特に決めてなかったし、
雪もやばいからこの店にすることに。
この店。
店内は狭く、縦に長かった。
みんながみんなそれぞれ
食べたいもんじゃをチョイス。
私とヘイボー君は、もんじゃを作って食べたことはあります。
ですが他の三人は作ったこと、食べたことはなさそうでした。
なので、私とヘイボー君の指示の元、
ヒロ君ｒａｓｉ君が作ることに！！
一応形にはなりまして、美味しく食べました。
５人いたので、五つ頼んだわけですが、
残った三つは、店員のおばちゃんに作ってもらいました。
め、メチャクチャ手際がいい！！
おばちゃん
「毎日やってりゃ誰でもこうなるわ！」
と言ってました。
ただ、おばちゃんの作り方は、
私とヘイボー君が指示したやり方と全然違くて、
如何に私とヘイボー君が
知ったかだったかが露呈されました。
い、いいんだよ、それっぽくなれば！
とりあえず感想としては、
もんじゃっておやつ感覚だよね。
あんまりお腹にたまらない。
もちろん、美味しかったことは前提でね！
お会計は奇跡の６０００円ジャスト。
もんじゃ５種、ドリンク５つ。
お会計をして、店を出ました。
さて、帰るか！
～～～～～～
コインパーキングを清算。
何か、ｒａｓｉ君が清算してくれたんですが、
彼は生まれて始めて清算をしたとか。
よかったね。（色んな意味で）
さて、時間は１４：３０。
雪が降ってなければまだまだ観光出来たものの、
ただでさえ、ちょっとの雪で交通マヒが起きる東京。
こんだけ降ってれば、早めに手を打たねば！
そんなわけで帰路に着きます。
新潟までは５時間くらいでしょうか？
普通ならな！
ここで普通じゃない事態が発覚するんですよ。
うん、
高速道路通行止め
はい終わり。
はい終了。
はい消えたー。
関越道、練馬から本庄児玉までが通行止め。
高速が通行止めになる意味、
それは、下道で帰るしかないということ。
もちろん、ただでさえ雪で渋滞してるってのに
高速走るはずの車も下道をとおる
全くもって
車が
うごか
ない
１４：３０にもんじゃ屋から出発した。
高速道路が通行止めになったのは
１３：３０くらいらしいよ。
うん、スカイツリーの時点で帰れなかったんだね。
とにかく、帰るには下道しかない状況。
国道１７号を使ってひた走り、
途中、抜け道を思案したものの、
かえってそこでハマってしまったり。
「長野さん」という心強い仲間を見つけたり、
岐阜旅行ではやった「あたまとり」をして、
思いのほか盛り上がったり。
何とか本庄児玉ＩＣに来たものの、
運転疲れで私、べにがダウン。
ヘイボー君に運転してもらったり。
途中、母君からメールが送られてきた。
「帰宅困難者、がんばれ」
うるさいよ。
少しでもみんなの帰宅が早まるようにと、
のり君のお母さんが途中で合流し、
のり君とｒａｓｉ君を送ってくれた。
そして僕は
再び柿崎ＩＣを降りてヒロ君を下ろし、
また高速に乗って長岡ＩＣを降り、
心配してずっと付いててくれた
ヘイボー君を自宅まで送った。
眠気と、頭痛と、気だるさと。
それらと戦いながら、
とうとう、べにさんは自宅に着きました。
午前３時１０分。
１２時間以上かかった
～～～～～～
「長野さん」とは、東京で渋滞にはまってる時に、
かなりの距離を同じく走ってた、
長野ナンバーの赤いパッソ。
携帯で電話しながら１７号を抜けようとしたのを見ると、
きっと出張で来たものの、急な大雪で帰れない、
会社と連絡しながら何とか帰っている感じがした。
途中、べに達は抜け道の為に長野さんと違う道を走ったが、
数時間後、再び長野さんと合流してた。
それに気付いたのはのり君だけだったのが悔やまれる。
というか、抜け道とか意味なかったってことじゃねーか。
抜け道は、進行方向と道路の流れをナビで見て、
このルートの方が早く帰れる！と見越したのだけど、
結局バスや事故、一部車のトラブルで足止めを食らって、
何か全然抜け道じゃないねって話になった。
岐阜で盛り上がった「あたまとり」。
頭を使うのと、終わりがないことで結構盛り上がってた。
ヘイボー君は寝てないせいか、頭が回ってないらしく、
自分の順番の時はいつも詰まって時間食っていた。
そのくせ、今度はヒロ君が詰まって時間食うと、
ヘイボー
「ヒロ君ー時間かかってんじゃないの！？」
と上から目線。人のこと言えんのか。
このゲーム、如何に相手をハメるかも重要で、
ヘイボー君は必死にべにをハメようとしてたけど、
べには全部それを乗り切った。っふ！
結局、この「あたまとり」、
べにが後付ルールの禁止ワードを言ってしまったので
べにの負けになりました。何か酷い最後だった。
本庄児玉ＩＣから高速にのり、
赤城高原ＳＡで一休み。
ここでべにさん体調不良のためダウン。
何か風邪っぽい症状だった。頭痛いし眠気が。
前日の歌舞伎町の夜更かしが祟ったのか。
でも後悔はしていない。
同じく疲れてるだろうけど
ヘイボー君にしばらく運転してもらった。
最初谷川岳までをお願いしたんだけど、
結局川口ＳＡまでという長い距離をお願いした。
その間、完全に意識がなかった。
多分、本当に疲れてたんだろうね、オレ。
そんなべにさんを思ってか、のり君のお母さんが、
長岡勢の人間を家まで送ってくれるとのこと。
つまりそれをお願いすれば、
べにはヒロ君を送ったら直通で家に帰れる。
この気遣いは本当に有難かった。
まあヘイボー君は優しいから
べにが心配で一緒についてくとのことだった。
のり君とｒａｓｉ君は長岡西の高速バス乗り場でお別れ。
そしてべに達は柿崎ＩＣへ。
ヒロ君には遅くなってしまったことを詫びた。
そしてヘイボー君も自宅に届けた。
ヘイボー君にもお礼を言った。
最後の気力を振り絞って、
べにさんは自宅へと帰った。
家に着いたのが午前３時１０分くらい。
なあに、ちょっと夜更かしした時も
これくらいの時間に寝てるわ！
余裕余裕！！
速攻で寝て、朝７時に起きた。
お風呂入って会社に行った。
頭痛、眠気、気だるさは回復しなかった・・・。
だからこの日の会社は
半分意識飛びながら仕事してたね・・・。
就業時間終了後、ダッシュで帰り、寝た。
夜７時に寝た。朝７時に起きた！
東京から新潟に帰ってくるのも１２時間！（以上）
翌日、寝て起きた時間も１２時間！
まあそんなこんなで、長く辛かったけど、
ネタにはなった東京旅行でしたとさ！！
以上となります。
何気にヘイボー君が意気込んでいた
ご当地ＤＭＺとご当地ＯＰＰの川柳、
すっかり忘れてる模様。
今現在、ヘイボー君は新生活真っ只中。
なので彼が落ち着くまでは
彼を中心とした旅行記やエントリーはないでしょう。
私も今戸神社でお祈りしたので、
いい事が起きますよう日々生きていきます。
～～～～～
気になる、今回のオーパイパイポイントは、
１０６８ポイントでした。
別に、このポイントがどうこうなるわけじゃないけどさ。
ヒロ君はこのポイントを見て、
ヒロ君
「１０６８ポイントも居た？」
あえて言おう、不正はなかった、と。
おしまい