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山形の枝豆を求めて7~やさいの荘の家庭料理 菜ぁ

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みなさんは、「枝豆」と聞いて何を思うでしょうか?

 

そんな枝豆好きじゃない人は、
 
・ビールのお供、ツマミ
・夏の野菜
・大豆の幼女
 
みたいなことを考えると思うんですが、
枝豆が大好きな人は、

・黒崎茶豆が美味い!
・丹波篠山の黒大豆が至高!
・大豆の幼女

って言うと思うんです。

 

過去にも書いた気がしますが、
周囲に影響を受けやすいぼくは、
クロフネが枝豆枝豆言うてるのを聞いて、
ぼく自身も枝豆を大豆の幼女だと思うように
なってきたんです。ちゃうわ。

 

せっかく新潟県にいるのです、
レアリティはかなり高い方だと思う、
黒崎茶豆が車で40分ほど走ったところで
手に入るのです。
これは興味を持っていいのではないでしょうか?

 

まあ、枝豆のいろはも知らないぼくが
枝豆のことを語るのはおこがましいので、
そこら辺は勝手にリンクですけど、
えだまめ日和さんのサイトを見てみてください。

 

今回はこのサイトさん片手に、
クロフネとガストで会議をしたところから始まります。

 

~~~~~

 

クロフネ
次は山形かな。

 

7月某日、ぼくとクロフネはガストで
お盆に向かう旅行の計画を立てていた。

夏場で旅行とくれば、枝豆を食べに行くしかない。
それがぼくとクロフネの旅行なのです。

それは去年、栃木へ東京に出荷しているという枝豆を
食べに行ったことからも伺えます。

あ、多分その話ブログにしてないと思うわ。

 

先程リンク貼ったえだまめ日和さんのサイトを見つけ、
クロフネと話をしてたんですが、
新潟を除くと、気軽に一泊二日で行ける
枝豆有名地域は山形県しかなかったのでした。

リサーチが甘いと言われればそれまでなのですが、
実際ガチで山形のだだちゃ豆を食べたことはなく、
お隣なんだし行ってみっか的な感じでした。

 

まあ調べてみると、
山形県は鶴岡地方の名産「だだちゃ豆」。

名前くらいは聞いたことあるかと思いますが、
驚いたことに、その旬はお盆休み過ぎた後、
晩成種が本気モードらしいのです。

お盆真っ只中に行くぼくらは、早生種という、
言うなればだだちゃ豆の幼女を食べに行くことに
なるのですが、クロフネが納得いってなかった。

 

クロフネ
香りが落ちるのかー、晩成食いたいな。

 
ぼくはよく、旅サラダを観るのですが、
ラッシャー板前が地方の名産を食べるコーナーで、

ラッシャー
!! 香りが全然違う!

とか言うのを、昔は
「は?何食っても一緒だろ?」と思ってましたが、
今ならわかる。

各地にふらついて、
美味しいものをたくさん食べさせてもらった
今ならわかる。そのセリフの意味が。

そしてクロフネが言った香りについても、
それが落ちるとわかるなら、
何かわざわざそれを食べるのも残念な気がする。

 

でも、まあ鶴岡の農家さんだって、
早生種だって十分うんめぇんだべさ!

というこだわりを持って育てているに違いない。
ぼくらただ貪る側の人間が、
何を持って偉そうな態度をとれるのか。

 

だんだん何言ってるのかわかんなくなってきましたが、
とにかく山形でだだちゃ豆食べに行くことになりました。

 

 

~~~~~~~

 

朝9時に出発しました。

現在地の山形駅から、
目的地の鶴岡までは、
下道で行って3時間ほどです。

 

丁度お昼頃には着くでしょう。

高速使ってもよかったんですけど、
まあ交通費節約と、
下道は面白そうな場所があったら
寄れるじゃないですか。

 

さて、途中いくつか立ち寄りスポットはありまして、
その話は次回である最終回にてお話いたします。

 

トイレのために寄ったお土産処にて、
さすが鶴岡周辺、だだちゃ豆の試食がありました。

これが中々美味しく、
目的地である「菜ぁ」さんに期待が高まります。

 

ここで、目的地の「菜ぁ」さんについて書こうと思います。

ぼくらは直前まで「さいぁ」と読んでましたが、
どうやら「なぁ」と読むらしいです。

何で知ったのかって?
 

 

電話したんです。

 

 

いやいや、別に
「お店の名前なんて読むんですか?」
って電話したわけじゃないですよ?

 

クロフネが枝豆枝豆言うもんだから、
じゃあ食べ放題あれば万事解決じゃね?

と思って、枝豆食べ放題出来る場所を
探してたんですよね。

 

しかしまあ、そんな都合の良いところは
当然の如くなくて、それでもしぶとく探していたら、
過去の内容ですが枝豆食べ放題をしてた
場所を見つけることが出来ました。

 

そのお店こそ「菜ぁ」さんだったんですが、
いくら探しても今年度の食べ放題の記事を
見つける事ができませんでした。

 

じゃー電話するっきゃないよね!
お気軽にお問い合わせくださいとか
きっと書いてあると思うし!

 

で、電話したら、

 

菜ぁ店員
はい、なぁです!

と言うもんですから、

 

べに
(なぁって言うのか)あの、お聞きしたいのですが。

 

ってなったんですよね。

そんなわけで枝豆食べ放題のことを聞いたのですが、
まあ訳あって大々的に宣伝しなくなったようです。

ですが、ご希望であれば食べ放題実施しますよ!
とのことだったので、目的地を菜ぁさんにしました。

つまり、今回の旅の目的全てが、
ここ、菜ぁさんに凝縮されてるわけです。

 

菜ぁさんは、とても気遣いの出来るお店でして、

お昼に来るのであれば、
枝豆の他に簡単な昼食をご用意しましょうか?

とか

テラスの方でごゆっくりとされますか?

等々、ぼくらのための提案を
たくさんしてくださったんですよね。

 

そのお心遣いにいたく感謝しながら、

 

べに
当日また連絡したいと思います!

 

と伝え、色々と考えることにしました。

 

~~~~

 

さてその迎えた当日ですが、

 

ナビ
目的地周辺です。

 

 

Yamagata3_1

 

街中じゃねぇか

 

狭い、細い路地を抜けて、
目的地ら辺に着きました。

 

べに
え、ここなのか・・?

 

不安に思うのもそのはずで、

 

クロフネ
テラスがどうとか言ってなかったか?

 

そうなんです、こんな街中でテラスとか、
普通の住宅街の庭じゃねぇかよ。

おまけに写真見てもらえればわかりますが、
すぐそこにドブくせぇ川が流れてますからね、
これで風情もクソもあったもんじゃない。

 

仕方ないので電話したら、
どうやら跡地と言うか、移転前の場所だったようで、
実際はこの場所より15分ほど走ったところでした。
良かったぜ!

 

~~~ 15分後 ~~~~

 

Yamagata3_2

やってきました 菜ぁ さん。

人気店なのかお昼時だからなのか、
車がアカンくらい止まっており、
ぼくらが止める場所がない。

仕方ないので周辺走っていたら、
公民館っぽい場所があったので
そこに泊めて歩きました。5分くらいかしら。

 

前の日、新潟から白鷹やな公園に向かうときは
この世の終わりみたいに雨が降ってたんですが、
本日は是晴天也。おかげでクソ暑い。

こんな日は海に行って
オーパイパイパトロールしたい気分。

 

Yamagata3_6

さて、店内に入ります。

お店は大盛況で、ぼくらはしばらく入口で棒立ちでした。

 

お店の人が
「いらっしゃいませ、何名様ですか?」

 

べに
あ、予約したべにですけど!

 

すると、奥からイケメン兄ちゃんが出てきました。

 

菜ぁイケメン
いらっしゃいませ!本日は枝豆だけで良かったでしょうか?

 

お昼時で、朝ご飯も食べてなかったので
お昼ご飯も食べるということ、
暑いのでテラスじゃなくて、
涼しいところで食べるということをお願いしました。

 

~~~~~

 

Yamagata3_4


涼しいところ、は縁側近くでした。
店内は畳敷きで、民家をそのままお店にしましたって感じ。
エアコンはなく、所々に設置されている扇風機が
この店最強の涼でした。

なお、写真は網戸越しに撮りましたので
若干暗い感じですかね?

 

そうこうしている内に、お昼ご飯が到着。

Yamagata3_3

THE☆自然食!!

 

この様に書くと、小バカにしてる風に感じるでしょうが、
とんでもない、もう、とんでもなく美味い。

動物性タンパク質は右上四角い皿の豚肉しかないのですが、
いえ、豚肉自体も質がいいというか、美味しいとしか言えない。

さらには、左側の小鉢どっちかだったんですが、
何かネギととろっとした何か?の小鉢が、激烈に美味かった。

食感・味覚・風味、どれをとっても脳に響く。
ぼくはこういう味、大好きです。

もちろん、お米自体も味噌汁も漬物も美味しく、
昨晩の、
Yamagata2_4

こんな脂肪分と比べたら、
遙かに体にいい食事を摂ることが出来ました。

焼き鳥美味しかったけどな!!

 

さて、お昼ご飯はお昼ご飯。

今回の旅行の最大の目的である、

Yamagata3_5

山形県 鶴岡のだだちゃ豆 食べ放題!

食べ放題の割には、一回の量少なくね?
って思いましたが、お代わり可能とのことで、
心置きなく食べることにしました。

 

味としては、だだちゃ豆、美味しくいただいたのですが、
食べ放題用の枝豆なんですかね、
ちょっと「うめぇ!」ってなるには足りなかった。

ですが、おそらく食べ放題用、と言うのと、
本気ではない早生種だと言うこと、
この二点があると言うことで納得し、
美味しくいただいた。

 

クロフネはさすが枝豆を食べる速度が尋常ではなく、
両手使ってヒョイパクヒョイパクするので、
どんどん枝豆がなくなっていく。

店員さんにお代わりを頼むも、中々次が来ない。
間を置いて食欲を減らす作戦なのかもですが、
申し訳ない、こっちは枝豆メインで来てるのだ。

 

クロフネ
うちらが腹一杯になるか、
 向こうが品切れになるか勝負だな。

 

一回であの少量だし、
食べ放題とするには心細い気がする。

なので菜ぁ側が品切れになる可能性は
高いと思いました。

 

店員の女の子がお代わりを持ってくるのですが、

べに
あ、ちゃんと美味しく味わってますので!

と伝えました。
適当に貪ってるなんて知れたら可哀想すぎる。

枝豆が好きでここに来てるわけですからね!!

 

しかし、ここで事態は急変します。

 

4皿目が運ばれて来た時でしょうか。

 

店員
これで枝豆ラストになります。

 

 

 

何と言うことでしょう?

 

ぼくらは食べ放題に来たのに、
まさかの打ち止めです。

言い方悪いのですが、

Yamagata3_5_2

この量の4皿目ですよ。

マジ少ないよね。

 

そして、思わずぼくはこう言ってしまった。

 

べに
微妙に食べ放題じゃないですね。

 

↑もう今思えば完全にクズ野郎の発言なんですが、
ただでさえ色々良くしてもらってるのに、
この菜ぁさんの限りある枝豆資源を貪ろうとしている。

大量発生して緑だけを食い尽くすバッタの如く、
枝豆だけを食い尽くさんとするぼく達。もはや害虫の類。

 

しかしながら菜ぁさんは、
ぼくのその発言で本気を出したのか、

 

菜ぁ店員
これがホントの最後ですw

 

ってことで、もう一皿出してくださいました。
マジ神対応。

なお、さすがにこの一皿でお腹一杯になりました。

 

 

「食い尽くしたら勝ち。」
みたいな話をしてましたけど、

ここまで良く対応してくださって、
お昼ご飯も枝豆も大変美味しゅうございましたので、
勝ちとか負けとかじゃなくて、

大変ありがとうございました


それしかありませんよ。

 

お茶を飲みながら一息つきます。

 

お会計は、一人2000円。
これだけ食べて、食べさせてもらって2000円。

クロフネも良心的だと喜んでおりました。

 

最後に、イケメン兄ちゃんにお礼を言おうとしましたが、
ちょっと出かけてしまったとのこと。
きっと枝豆を仕入れに行ったに違いない。

 

ぼくは何度も菜ぁさんに電話したので、
菜ぁさんの店員さんもぼくのこと知ってて、
とても和やかな朗らかな対応をしてもらいました。

ホントに、お店の雰囲気は最高です! 

 

ぼくらは、お会計を済ませて、
また暑い中、車に戻るのでした。

 

***************************
「菜ぁ」へ枝豆食べ放題に行こうとしている方へ

枝豆食べ放題は、訳あってしてないみたいなので、
もしそれ目的で行かれる方は、
事前に電話した方がいいと思います。
そして、食べ放題を受け付けられない場合も
ありますので、そこは踏まえた方がいいと思います。

自分らばかり堪能しやがって!と思われるかもですが、
あんまり大々的にやれないところを見ると、
結構出血サービスなのかも知れません。

ぼくはそう思いました。
***************************

 

~~~~~

 

この後、ぼくらは庄内観光物産館でお土産を買いました。
途中、2時間ほど寝ました。と言うか寝てしまった。

何気に、お盆6日間で、
12日は夜から飲み会、
13日は海水浴、
14日も海水浴、
15日は日が変わるまで飲み、

って生活だったので疲れがピークに出たんでしょう。

そして温泉入って、夕方になったので帰りました。

 

最後、高速乗って走ってたら、
花火が上がってました。夏を感じる。

 

あと、夕食にすき家で、
とろろ牛丼頼んだんですけど、
とろろが上手く乗らずに、
半分くらいお盆に流れてしまいました。
お盆だけにね。←全然うまくない。
とろろ牛丼はうまかったけどな!

 

そんなわけで、ぼくとクロフネの枝豆旅行記は、
これにておしまいです。

 

次回は最終話です。
第1話と、今回の話で飛ばした内容を書いていきます。

 


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