赤羽駅から、ほんの一駅。
ぼくは十条駅に降り立ちました。
駅から出てすぐ、
インド人の団体さんと鉢合わせとなり、
赤羽の血を色濃く継いでいるのかと
勘違いするほどでした。
~~~~
元々赤羽で一泊するつもりだったぼくは、
赤羽周辺のスポットも探しておりました。
そこで見つけたのがこちらの、
十条商店街となります。
ヘイボーと行った、京都の錦市場よろしく、
たくさんの商店が立ち並び、
様々なグルメも堪能できるとのこと。
そんな中、ぼくはここでの目的を
2つ定めておりました。
1.鳥大さんで一個10円のチキンボールを買う。
たくさんの惣菜屋さんが並ぶ中で、
一個10円のチキンボールとは魅力的。
是非とも買って食べたい。
2.あおぞら衣料品店で1着5円の衣服を買う。
このあおぞら衣料品店というお店は、
たまに1着5円、10円で服を売るという。
まあ、そんなもん買った瞬間にゴミなんですが、
5円10円で手に入る衣料品は興味がある。
是非とも手に入れてみたい。
そんなわけで、商店街に入りました。
日曜日、東京の朝、そんな感じで、
本当にすごい人の往来があります。
ぼくはしばらくキョロキョロしながら
商店街の様子を見て回りました。
一本のメインストリートがあって、
途中で横道があったりするのですが、
その先にもお店があったりと、
こうやって見る分には中々楽しめます。
さっき十条銀座と書いてあったと思いますが、
今度は富士見銀座!!
十条のと違って人通りが・・・。
十条銀座を端から端まで、
その先の富士見銀座も端まで見て歩きました。
そこそこの距離があるのですが、
ぼくが今回目的としている、
鳥大さんとあおぞら衣料品店さんは、
見つけることが出来ませんでした。
見過ごしたかやー、と思って、
スマホで地図観ながら、
最初に鳥大さんを検索しました。
割りと真ん中らへんにあったんですけど、
何て言うか、うん、定休日。
まあ、ええねん。
そう、志はいつも高く!
今回は目的を2つ設定してあるのだ。
あおぞら衣料品店さんで、
5円の衣料品を買うぞ!!
全品299円!
ぼくはファッションには全然疎いんですが、
どうなんでしょう?割りと若い人が着ても、
全然問題ない服もあるんじゃないでしょうか?
まあ、ユニクロとかみたいに、
ここ十条では「あおぞらブランド」、
みたいになってて、
ここで買った服をドヤ顔で来てると
「マジぁぉぞらとかぁりぇな~ぃ」とか
言われるんだろうか。
しかしながら、ここの客層はおばちゃんばかりでした。
あれか、まだ自分への若さを
捨てきれてないおばちゃんが、
僅かな自分の可能性を
引き出すためにここで服とか買っていくんか。
さて、そんな中、ぼくは遠目に店内を伺うのですが、
どこにも5円販売の表示がない。
写真見てもわかるように、
全品299円以外の値札がない。
そして狭い店内に、
見た目女性衣料品しかないところへ、
ぼくが必死にショッピングするのは
警察呼ばれたら快く連行されるレベル。
こうしてぼくは、
あおぞら衣料品店さんで
衣料品を買うのを諦めました。
つまり、2つあるミッション、
2つとも失敗に終わったのでした。
何しにここに来たの。
~~~~~
せっかく来たのですし、
お昼ご飯も兼ねて、
何かしら買って食べようと思いました。
確かに鳥大さんはおやすみでしたが、
惣菜屋さんは他にも3店舗くらいあり、
その品揃えも豊富でした。
また、横道にそれた商店でも、
おにぎりのお店があったり、
お腹を満たすには十分です。
おにぎりやさん、新潟県産コシヒカリ使用!
とドヤ顔で書いてありましたが、
嬉しいことです。新潟人として応援します。
そんなわけで、
Twitterにも書きましたが、
ぽんじり(塩)
たれつくね
肉ピーマン
ネギ塩唐揚げ
ちくわ磯辺揚げ
つくねボール5個
これで420円とか神かよ。
おにぎりは110円。
中身なんだっけ。忘れた。
でも珍しいやつ。
お腹も一杯になったので、
次の目的地である錦糸町に向かいます。
だけど、ちょっと待ってほしい。
今回の旅行記を語る上で、
どうしても外せない話があるんだ。
それについてこれから語ろう。
~~~~~~
11月20日閉店セール
十条商店街に入って、
割りと序盤だったと思う。
とある衣料品店が、
本日閉店だと言うので、
売りつくしセールを行っていたのだ。
ガチで売り尽くすつもりなのか、
その品々はかなり安かった。
衣料品だけでなく、
マットやらタオルやらが格安で、
特に布巾なんてセットで50円みたいに
まさしく売り叩かれていた。
こんなに安いんだから、
何かしら有益なものでも買っていこうかな、
そう思って店内を見たら、
ぼくは見つけてしまった。
べに
「パンティや!!」
いやいや、流石に店内で「パンティ!」だなんて
叫んだりはしておりませんが、
見つけた時は狂喜乱舞しておりました。
しかもぼくの大好きな、
ちょっと光沢の入ったエロス漂うパンティ。
アカン、ほしい。
これ絶対ほしい!!
思えば、鳥大さんも定休日、
あおぞら衣料品店も不発。
今のぼくには何も残っていないのだ。
しかしここ。
この閉店衣料品店でパンティを買うことにより、
ぼくはこの十条に、十条の歴史に
名前を刻むことが出来るんじゃないのか!?
そんなわけで、ぼくは早速行動に移す。
とは言え、ぼくだって善良なジェントルメンなので、
パンティだけ買うなんてことはしない。
売り叩かれていた手袋を手に取る。100円。
そして売り叩かれていたネクタイを手に取った。
これは確か500円。
それらを買う客を装って、
他の客が店内から
消えるのを待った。
幸か不幸か、パンティはレジの前の箱に
無造作に詰められており、
ご自由にお選びください状態だった。
そして更に、
店員がわりとおっさんだったということも、
作戦を実行できた重要なファクターと言えよう。
そんなわけで、
手袋とネクタイをレジに出しつつ、
ぼくは店員に、
「このパンティ、ぼくが買ってもいいですか?」
バカッ!何がぼくが買っても、だ!
買う気満々のくせに!!
と白々しく言ったら、
おっさん店員
「もう自由です。」
と、とんでもなくグローバルな答えが返ってきた。
おっさん店員
「中にはブラとセットで10個買ってく人もいましたよ。」
何だよ、ぼくより猛者がいるじゃねぇかよ。
なお、パンティは一枚190円だったのですが、
ブラは何故か1000円とかしてたので、
ブラは買いませんでした。
ぼくが好きなのは
中身のおっぱいだからいいのさ。
しばらくおっさん店員の、
「誰がパンティ買おうと自由だ」みたいな
トークに付き合わされ、
ぼくは今直ぐにでもこの場から離れたかったのに、
他の客の入店に恐れながら
おっさん店員の話を聞いておりました、帰りたい。
そんなわけで、買ったパンティがこちら。
上のピンクのパンティがとんでもなくエロい。
美少女がこのパンティはいたら土下座する。
我ながら良い買い物をしたのですが、
このピンクのパンティが、
この後とんでもない物々交換に
巻き込まれてしまうのでした。
それは、
”東京パンティ物語7~クラブAthena”編で
思う存分語りたいと思いますクソが。
こうして、赤羽、十条でのやることは終わったので、
ぼくは意気揚々と錦糸町へ向かうのでした。