年内全話更新はすでに諦めたので、
ゆっくりと残りのお話を更新していきます。
前回、新宿ゴールデン街を見て回ったぼくら。
どこか飲む店をと探してましたが、
どうも一見さんお断り的な雰囲気で、
ゴールデン街で飲むことには
なりませんでした。
仕方ないので再び歌舞伎町に戻り、
右往左往しておりましたが、
ぼくは前回東京に来たときもやりました、
餃子で一杯飲む
というのを
とてもお気に入りにしてまして、
べに
「餃子で一杯やろう!」
という発言により、行き先が決定しました。
こうして検索した所、
ぼくらが向かったお店が、
「新宿駆け込み餃子」
駆け込んだね。駆け込んだ。
駆け込まずにはいられない。
ちなみに、入った時間は午前2時半でした。
今まで何やってたんだ。
(歯を磨きながらゴールデン街闊歩)
早速一息つくぼくらは、
今宵の一杯目を定めるわけですが、
べに
「おあ!チンチロあるじゃん!!」
サイコロを2つ振って、
出た目によって注文が決まるハイテクシステム。
ゾロ目で無料、偶数で半額、
奇数で倍額(強制ダブルハイボール)
という設定であり、よくよく見てみれば、
ガッツリ飲む人にしてみれば全く損はないのです。
普通にメガジョッキ3回頼むのと、
チンチロで3回 計奇数出すのは同じ金額。
しかしここで、ゾロ目や偶数出そうものなら、
その分お得に飲めちゃうわけです!
しかもその確率や50%!!
今年、松本でチョコさんとばろんさんと
飲むことがありましたが、
一軒目二軒目の、
タコとハイボール、からセンにもありました。
ああ、タコハイ行きたい。
そんなわけで、
こうも目に見えてお得感が滲み出るやつは、
バカ二人の格好の的になるわけです。
ヘイボー
「オレもやる!」
バカの片割れもやる気満々、
ぼくらは餃子とおつまみ、
そしてチンチロハイボールを注文しました。
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店員
「はいどうぞ。」
あほの坂田そっくりなとっつぁんから、
丼とサイコロを渡されました。
一投目、ぼくが投げる!
カランカラン・・・
1-1 ゾロ目 一杯無料!
やったね、来たね!
一発目から幸先いいわ!!
ヘイボー
「おお、べに君すげえ!」
べに
「でしょー?さあ、ヘイボー君の番だよ!」
まあね、ここで、
さすがは出来る男のヘイボー君ですよ。
見事にやってくれましたね。
カランカラン・・・
6-3 奇数 倍額Wハイボール
ヘイボー
「うそー!!」
べに
「さすが!出来る男!」(クソ皮肉)
そんなわけで、
楽しい夜がスタートしました。
塩キャベツとハイボールをかっくらってると、
注文した餃子が運ばれてきました。
ここ、餃子屋なんですけど、
ただの餃子屋ではなくて、
餃子が小籠包仕様となっております。
餃子を半分に噛むと、
中に仕込まれた熱々の肉つゆが
飛び出す仕組みになってるんですねぇ!!
写真のように、専用のレンゲもついてきて、
溢れた肉つゆも啜れるような配慮!
まあ、ぼくは肉つゆこぼさないように
吸いながらかじったけどね。
美味しい、確かに美味しいのだけど、
少しだけ邪道感を感じました。
餃子、別に小籠包仕様にしなくても、
肉汁飛び出すところとかあるじゃん?
それをわざわざ小籠包よろしく仕込むだなんて。
いえ、これはこれでアリですけど、
何故かほんのちょっとだけあざとさを感じました。
と、不満を漏らしましたが、
ガッツリ2皿目も注文しました。マジうめぇ。
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さて、2回目のチンチロを頼むバカ二人。
結果は、
べにさんが倍額、
ヘイボーが半額という
立場が逆転した状態。
この想像以上に追加された
お酒を飲み干すべく、
料理を追加オーダーしました。
べに
「よだれ鶏あるじゃああああん!!!!」
前回9月の東京紀行にて、
ぼくはよだれ鶏のその美味しさにハマり、
見かけるごとに注文してきました。
そして、ここ、駆け込み餃子でも発見。
最初水餃子を頼んでましたが、
それをキャンセルしてまでこれを頼みました。
で、運ばれてきたので食べましたが、
べに&ヘイボー
「辛っ!!」
辛い、ただただクソ辛い。
べに
「前回東京来たときさ、めっちゃ美味かったから!!」
ここまでヘイボーに期待させとき、
ハードルもめっちゃ高くしたんですが、
ここのよだれ鶏は偽物だった。
ぼくが食べたよだれ鶏はこんなんじゃない、
とヘイボーに強く弁明しておきました。
さて、しばらく談笑していると、
ガラガラっと扉が空いて、
イケメンが3人位入ってきました。
まあ歌舞伎町ですし、
ホストの兄ちゃん達でしょう。
ぼくらより全然若いのですが、
もうホントにイケメンなんですねえ。
リーダーっぽいイケメンは、
可愛い系のイケメンで心配りもよく出来る人でした。
一緒に来たメンバーの一人が、
扉閉め忘れて外の風が入り込み、
めっちゃクソ寒かったんですけど、
その可愛い系のイケメンは
わざわざ扉を閉めに戻りましたからね。
自分が寒かったからなのかもしれませんが、
これはぼくが女だったら惚れてまうわ。
まあぼくは外国人スナックのおばちゃんにしか
イケメンと言われたことがないので、
あんな風に誰からもイケメンと言われそうな人は、
神々の領域に居ると感じました。
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べに
「おでん食べたい。」
ぼくはおでんは好きでもない。
嫌いでもないですが、
別に無理して食べなくてもいい。
そもそも、
おでんはご飯のおかずにならない。
ぼくが忍たま乱太郎の忍術学園に
「おべにまる」として在籍して、
給食のおばちゃんに
おでんと白米を出された日には、
一生おばちゃんに許してもらえない。
それくらい扱いに困る食品なのですが、
これも「食の軍師」様のおかげなんですねえ。
おでんとお酒は
なかなかの組み合わせじゃないですか。
味の染みた大根にカラシを付けて、
はふはふ熱がりながら食べるんですよ。
そこへお酒をちょいっとね!
もうおっさんの飲み方や。
そんなわけで、ここ新宿駆け込み餃子にも
なぜかおでんがメニューに有りましたので、
ぼくとヘイボーはおでんを頼みました。
大根とちくわ!!
やっぱおでん最強の具は大根でしょうかね。
箸で簡単に割けるほど柔らかく煮込まれた大根!
出し汁も存分に吸ってるので、
その味も食感もかなりのものです。
そしてちくわ。
坂田のとっつぁん曰く「鯛のちくわ」だそうです。
鯛のすり身を練って焼いて作ったんでしょうかね。
哀れなことにぼくらには鯛の味が
わかりませんでしたが、
「鯛のちくわ」と聞いただけで、
とてもありがたくいただきました。
で、忘れてはならないのが、
やっぱりぼくらはバカなので、
べに
「最後にもう一回勝負しよう!」
ヘイボー
「いいよ!!」
チンチロハイボール三回戦開始!!
こうして、バカ二人に揃って
倍額のメガジョッキハイボールが
運ばれてきました。
メガジョッキハイボール片手に
おでんを楽しみつつ、
ぼくらの1日目が終わりました。(午前4時半)
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店を出ると外は夜が明けてきました。
同時に、ビルの隙間を吹く風が
殺人的に冷たくて、
ぼくとヘイボーは「さみー!」を連発しながら、
ベースキャンプである車に戻りました。
ちなみに寝る前に
新大久保の立ちんぼロードを
少し覗きましたが、
見事に誰も居なかった。
まあ、クソ寒いもんね。
さて、これにて一旦車内で寝るのですが、
次の目的地は「赤羽」です。
そう、起きたら速攻居酒屋なのです。
居酒屋ハシゴストーリーは
始まったばかりやで!
駆け込み餃子のお会計は6,226円
内半分はメガジョッキハイボールじゃなかろうか。
しかし、次回の赤羽から、
調子に乗ってチンチロしまくったツケが
回ってくることを当時のぼくらは知らなかった。
そんなわけで次回に続きます。