祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ
平家物語の冒頭部分ですか、
中学校の頃、暗記させられたのを覚えているのですが、
平家が云々ではなくて、
ほとんどの事象が
これに当てはまるのではないでしょうか?
この平家物語の文章、
簡単に言うと「栄華は続かない」みたいな意味です。
王者はいつか陥落します。
時の流れ、無常の風と共に朽ちてゆきます。
オーパルパルだって解体しました。
草津ストリップだって閉館しました。
神奈川県黄金町のちょんの間も、
京都の五条遊郭だってなくなりました。
全部ぼくと縁のある場所だったのに、
非常に口惜しいと思います。
そして、ここ長野県松本の、
西堀、外国人スナック街も終焉を迎えようとしてる。
その様相はまるで、
サービス終了前のソシャゲのようだ。
過去何度か話しているように、
ぼく自身はこの様な色街文化を、
絶やしてはいけないと思っている。
大々的に公表すると、
ガチで潰されてしまうので、
ほんのりとヒントを振りまきつつ、
陰ながら色街文化を応援していた。
それはさながら、
沖ノ鳥島の護岸工事の如しな
ささやかな努力であったのだけど、
とうとうぼくが力尽きてしまった。
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べに
「あ、不思議ちゃん呼びます!?」
ふぃんさん
「ああ、あの人!」
ウーラーさん
「不思議ちゃん?」
西堀のお話なのですが、
舞台はまだタコハイで呑んでいるときです。
松本近くに住まわれてると思うので、
早速さっき交換したLINEで
お酒飲みませんかと誘ったんですが、
何ていうか、
今このブログを書いている時ですら未読でした。
まあ別に下心あってLINE交換を
したわけじゃないのですでいいのですが、
これじゃ本当に用事がある時に連絡取れんやん。
またフリマに参加しろと言うのか。
とりあえず4人パーティになったので、
メインである西堀に行き先を定めました。
今回のために、
ぼくは新潟から例の花柳界を持ってきてるので、
一旦車に戻ります。
チョコさん
「ぼくお腹減ってるのでチキンバスケット買いますね!」
丁度通り道にほっともっとがあったので、
チョコさんは唐揚げ買いに行きました。
松本城のライトアップ。
過去エントリーのさくらおーどぶるでも
お城のライトアップの写真載せましたが、
お城のライトアップ自体すごいですよね。
ラブホ感アップ!↑↑
そんなわけで合流し再び4人PTになったぼくらは、
とうとう西堀の敷地内に入り込んだ。
最初はオールドタウンエリアから見てみましたが、
夜21:30頃だと言うのにスッカスカでした。
いや、この日は日曜日です。
確かに日曜日って閉まってるところ
多いと思いますが、これ、なくね?
昼間ふぃんさんに案内したまんまの閉店状況。
まあぼく自身はオールドタウンエリアで
あんまり飲んだことないので、
そのままメインのアパートエリアへ行きました。
アパートの2F
OH! 過疎KASO!!
全滅っすよ、全滅。
マジで西堀サービス終了するんじゃねえの?
アパートの2Fは全滅。
日曜日は客足が少ないから閉めてるのかもですが、
流石にこれは不安になる。
さて2Fの惨状を先に紹介したのは、
メインは1Fにあるからです。
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このブログのせいですっかりお馴染みになった、
西堀の2大モンスター、
「モンゴル」と「軟体女」
内、モンゴルは生息地域がランダムなので、
エンカウントするには根気が必要ですが、
軟体女は固定エンカウントなので、
その店に行けば必ず遭遇できます。
モンゴルとはもう全然連絡を取ってませんが、
軟体女とは連絡済みです。
今回、ふぃんさんもウーラーさんも、
西堀は初めてだと言うことで、
是非ともね、西堀の象徴である
軟体女と素敵な時間を過ごして欲しい。
そして、御代田を知っているふぃんさんも、
色んな場所知ってるウーラーさんも、
「西堀、ヤバくて面白いですね!」
と言って欲しい!!
チョコさん
「何処行きます?」
べに
「やっぱ西堀は軟体女でしょう!」
夏はビールだよな!
それと同じノリでぼくは答えた。
そしてそのまま、
軟体女が固定沸きする店の扉を開けたのだ。
店ママ
「イラッシャイマセーー!」
もうすっかり見知った顔のママが現れた。
ぼくも店の奥を見渡すと、
去年ばろんさんに「ジェイソン」という
ニックネームを付けたママの妹も見受けられた。
しかしながらぼくが店の奥を見渡したのは、
それらが目的ではない。
店ママ
「ダレ探してるの?」
誰にも目をくれず、
店内を見渡すぼくにママが尋ねるが、
今度はぼくが尋ねた。
べに
「あれ?あの人は?」
店ママ
「ダレ?」
まあ、確かに「ダレ?」だよな。
しかし、このママに「軟体女」なんて通じるのだろうか?
難しい日本語を話してはならない。
一言で通じるようなインパクトのある
特徴を伝えないといけない。
べに
「中国人。」
店ママ
「ダレ?」
ですよね
どのみちわからんよな。
そしたら、
店ママ
「○○のコト?」
その○○が、
確か軟体女の名前だった気がしたので、
べに
「そう!その人!」
と言ったんですけど、
店ママ
「マダきてない。」
と言うんですよね。
おいおい軟体女よ、
メールで「まってるよ!」とか書いてたくせに
そもそも店にいねーじゃねーか。
時間だって21時半だぞ?
店に居なきゃいけない時間ちゃうんか。
店ママ
「そのウチ来る、中でノンデ!」
と言うのですが、
日本人の
・「明日から本気出す。」
・「行けたら行く。」
は、信じてはいけないワード首位なわけで、
同様に、
西堀での
「中で飲んで!」
は、
中に入れちまえば後はもう知らん!
飲んだ分請求して終わり!
と同じ意味なので、
絶対にノセられてはいけません!(2敗)
べに
「いや、じゃあまたあとで来るわ!」
↑これこそ信じてはいけないワードなのですが、
店ママも納得して手を離してくれました。
今回の試合はドローだな。
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チョコさん
「どうでした?」
べに
「軟体女居ませんでした。
まだ来てないんですって。」
その間にもぼくは軟体女にメールや
電話を掛けるのですが、
一向に反応が返ってきませんでした。
てかあれだけ行く行かないの連絡を
密にしたのに実際居ないとか
新しい詐欺事件じゃねぇかよ!!
さて、こうなると困りましたね。
「路頭に迷う」とはこのことか。
と、少しだけ議論しましたけど、
丁度、客引き予定の女性もおり、
誘われていたのでそのお店に入ることにしました。
この写真ちょっと危険だな・・・。
まあこのお店は西堀でも有名であり、
おそらく過去何回か訪れた中で、
休みだったことが一回もない場所です。
それでいて、過去来たときは、
オーパイパイの日本人の女の子と
飲めたので良いと言えば良いのですが、
ネタとしては何の面白味もない場所ですね。
中に入り、奥に通されます。
いきなりこんなことを書くのは、
本当に申し訳ないと思っているのですが、
今回も、このお店、
ネタとしては何の面白味もなかった。
良く言えば健全に飲める
優良店なのかも知れませんけどね。
右側がママです。
ぼくは狩野英孝に似てると思ってます。
チョコさん
「良かったら食べて下さい。」
チョコさんが早速チキンバスケットを開放したので、
ぼくは早速チキンバスケットを戴いた。(チョコさんの夜食)
自分がお腹減ったからって買った
チキンバスケットを振る舞うなんてイケメンすぎる。
ぼくだったら一人で食べる。
というかそもそも弁当買って一人で食ってた。
他、お店側から出されたおつまみの中に、
ひまわりの種がありました。
これから戦闘に突入するみたいな
モーションブラーがかかった写真になってしまいましたが、
ひまわりの種いいですね!
小学校の頃、沢山食べるとガンになる、と言われ、
一日三粒までしか食べませんでした。
ぼくは一生懸命バリバリ食べましたが、
他の人は全然食べませんでした。
・・・え、やっぱりガンになるの?
さて、次の写真ですが、
ウーラーさんとタイだったかの女性。
ウーラーさん
「ぼく言葉話せますよ!!」
そのタイだったかの女性は、
あんまり日本語が達者ではありませんでしたが、
母国語を話せるウーラーさんと一気に親密に。
ウーラーさん
「○○××××○×○!!」
タイ風女性
「××○○×○!!」
ガチで異国の言葉を話すウーラーさん。
ちょっとカッコいいじゃないですか。
しかしながらこれ以降、
ずっと二人の世界に入ってしまったようで、
文字通りそこだけ異国情緒溢れてしまったので、
ぼくらも触れなくなりました。お幸せに。
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さて、もう一度この異国情緒溢れる
画像を見てほしいのですが、
テーブルの上。
カステラにろうそくがぶっ刺さってます。
なんと、この日! 奇しくも、
ふぃんさんの誕生日でありました!!
この画像のチョイスに悪意を感じるかも知れませんが、
ぼくが撮影した画像がこれしかありませんでした。
べに
「今日こちらの方の誕生日なんです!!」
狩野英孝ママ
「えーホント!!」
ということで、
ママがカステラをケーキに見立てて、
祝ってくれたんです。
それだけではなく、
狩野英孝ママ
「歌って歌って!!」
と、歌を催促される側から、
カラオケで流れる「ハッピーバースデー」。
とりあえずカラオケは歌いましたが、
♪Happy birthday, dear ○○,♪
の名前を言うところ。
まさかぼくらも「ふぃんさん~♪」と
歌うわけにもいかないし、
お店の女の子も
ふぃんさんの名前わかんないしで、
何か名前言うとこだけ
有耶無耶な歌になってた。
さて、そんな中ぼくは何をしてたかと言うと、
隣の女の子のパンツを覗こうとしていた。
ブレない変態がここにいる。
~~~~~~~
べに
「そうだ、これ飲みましょう!」
ぼくが新潟からもってきた日本酒。
画像は用意するのが面倒だったので、
上記リンクから飛んでみて下さい。
日本酒度マイナス53だったかの超激甘日本酒!
去年は早い段階で売り切れたので、
ぼくは今年6本セットを
発売日に瞬殺で買ったのですが、
全然今でも買えるみたいです。
狩野ママに4人分のカップを出してもらって、
みんなで花柳界を飲みました。
チョコさん
「うわ甘っ!!」
去年チョコさんとばろんさんと飲んだ時に、
ぼくは諸橋酒造の越乃景虎梅酒を持参しました。
当時はぼくが持ち込むの忘れてたので、
別れ際にチョコさんに託し、
後日、チョコさんとばろんさん二人で
飲んだ時に開封したそうなのですが、
結構気に入ってもらえたようです。
まあ、こんなこと言うのもアレですが、
花柳界は甘いのがインパクトであって、
「酒を楽しむ」のには向いてないですね、流石に。
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さて、西堀でカラオケということで、
歌わなければならない歌がある。
「爆乳三国志」の「爆乳音頭!!」
「爆乳ヤンキー」の「夜露死苦おっぱい!!」
もうマジで毎年西堀で歌ってる気がするわ。
確かウーラーさんだったかが、
「この歌が聴けて良かった!」
と言ってた気がしました。
楽しみにされてたようで良かったですが、
逆にぼくなんかが歌って申し訳ない。
でも、歌自体は名曲ですからね!
時系列は前後してるかもしれませんが、
べに
「あれ、ふぃんさんは?」
「本日の主役」というタスキはかかってませんが、
カステラろうそくぶっ刺し事件の
重要参考人のふぃんさんの姿がなかった。
一体どういうことなの!?
ふぃんさん誕生日なんだから、
上座で堂々と西堀を楽しんでほしいのに!!
チョコさん
「ふぃんさんは外でアンジーといちゃついてますよ。」
べに
「なんですと!?」
アンジーとは、このお店の女性なのでしょうか?
西堀に来る度にいつも外にある同じソファで
座って客引きしてる気がする。
見た目はマジ若くないです。
おばちゃんってよりかは初老と思います。
ですが、おっぱいはかなり大きい。
御代田のナナちゃんを思い出す。
(年齢的にもおっぱい的にも)
ぼくらを置いて一人おっぱいを堪能するとは
例えぼくが許しても、チョコさんが許さないはず。
ちなみにこの時もウーラーさんは
異国情緒中だったので
もう触れないでおきます。
ぼくが早速外に飛び出すと、
もう普通にふぃんさんがアンジーと語らっていた。
多分ガリバタたこ焼きの話してたんじゃないかな。
ふぃんさんもふぃんさんで
アンジーとガリバタたこ焼きの話で
盛り上がっておりましたので、
ぼくも触れるのを止めました。
~~~~~~
さて折角外に出たので、
ついでに軟体女が来てないか
再度固定沸きする店に行きましたが、
やはりまだ来ておりませんでした。
ただ、少し状況が変わったみたいで、
店ママ
「○○は少しオクレテ来るって!」
という情報が入ってきました。
そもそもが良い時間なのに、
これ以上遅れてくるとか
もう来ない可能性あるんじゃなかろうか?
ここまで来たら、
今回の中国軟体女西堀ツアーは、
諦めるしかなさそうです。
はー、何だよもう、
折角ふぃんさんとウーラーさんに
あのカオスっぷりを
見てもらうチャンスだったのに!
ぼくはとても残念に思いましたが、
ま、自然が相手だから仕方ないか
と、これも巡り合わせだと思い、
今回は諦めることにしました。
元のお店に戻ろうとすると、
ガリバタタコ焼きの話で盛り上がったのか、
ふぃんさんとアンジーの姿がありませんでした。
でも何てことはない、
フィールドを店内に移しただけで、
相変わらずガリバタたこ焼きの話で盛り上がってました。
ふぃんさんとウーラーさんに
軟体女の驚異を見せつけられなくて残念ですが、
未だ異国情緒に浸るウーラーさんと
vsアンジーで盛り上がるふぃんさんを見て、
まあ、少しは楽しんでもらえてるのかな、と思いました。
というわけで、今回はここまで。
マジで全然盛り上がるところないですねw
次回は最終回~。