酒を前にしたら大いに歌うべし
人生とは幾ばくのものか
三国志の魏王、曹操孟徳の言葉だそうです。
と、食の軍師で知りました。
ぼくは三国志とかよく知らないのですが、
この言葉はいい言葉ですね。
こう、
「折角の人生なんだから、
楽しいことは全力で楽しんだらええやん!」
と言っている感じ。
べに&ヘイボー道にも通ずるものが
あるようなないような気がします。
そんなわけで、
今年も行ってきました
2019年 にいがた酒の陣!!
今回色々忙しくて、
前日談とか書いてないですけど、
もう毎年こればっかりが楽しみでね。
たった2,000円ですよ。(前日券価格)
2,000円払うだけで、
この日のために用意された酒蔵さんの
お酒をたくさん嗜むことが出来るわけです。
日本酒が好きなそこのあなた!
このイベントは一度でいいから
参加すべきだと思いますよ!!
さて今回はヘイボーくんはお休みなので、
二年越しでAさんと行ってきました。
こう、最初にこれを書くことにより、
マジこれ以降の文章を読む価値が
微塵もなくなってしまうのですけど、
ネタも
事件も
なんにも
なかった。
もうホントマジ、
ただ酒飲んだだけだった。
書き方が悪かったかも知れませんが、
Aさんと行ったから何もなかった、
というわけではありません。
実際一昨年の酒の陣のエントリーは
Aさんと行ったときの模様を綴ってたわけですが、
知らねー外人と写真撮るわ、
知らねー会社のグループと混ざるわ、
挙げ句に救護室潜入捜査するわで、
ネタも文章量も相当なものでした。
ヘイボーと一緒のときでは書けなかったような
事件やネタが出来たので、
今回も少し期待はしていたのですが、
想像以上に何も起きませんでした。
まあヘイボーと酒の陣行った方が、
まだ些細なことでもネタに昇華出来たかな?
と思ったりもしますが、
他人がどうのこうのよりも、
単純に、ぼく自身がブログ作成能力に
限界が来ているだけなのかも知れない。
まあ、ネタがないならないなりに、
出来事をつらつらと書き連ねて
次回の礎にしてけばいいのです。
そう、まだ太田の立ちんぼの話、
書いてないじゃないか!
あ、まだ行ってません。
行こうとしたら雨降ってたので行かなかった。
ふぁああああ!!
立ちんぼネタ書きたいよおおおおお!!
~~~~~~~
べに
「来週はあそこだな・・・。」
にいがた酒の陣開催の、丁度一週間前。
その晴れた昼下がり。
ぼくは遠くを見つめる。
その視線の先には、
とても大きな建物があった。
朱鷺メッセ
新潟コンベンションセンターだ。
過去のにいがた酒の陣は
全てこの会場で開催された。
そして今年もこの会場で開催される。
その会場を、川を挟んだ対岸に、
ピア万代という地場産ショップがあり、
ぼくとAさんはにいがた酒の陣当日に備え、
買い出しに来ていた。
とまあ意味深に書きましたけど、
別にここで買ったのは
アサリとサヨリの干物だけです。
写真とか撮ってないので、
ガチで文章を一生懸命綴っていきます。
このアサリの干物、とんでもなく美味しい。
若干、最後に生臭さを感じますが、
日本酒といただくことを考えたら
全然問題ないでしょう。
噛みしめるごとに貝の旨味が溢れ出る。
あれだわ、手にいっぱい握って、
そのまま口にぶち込みたい食品。
そしてサヨリの干物!
まずサヨリとは、って話ですがこんな魚です。
サンマみたいなフォルムですが、
下顎が長く伸びてますね。カジキとは違います。
ダライアスには出てきてません。
白身で淡白で美味しいのですが、
これを開いて干物にした加工品がありました。
鯵の干物加工品は、
味に癖を感じてしまうと思いますが、
サヨリは完全に調味液の味が先に来て、
その後に白身魚の甘さを感じられます。
干物だけあって皮の部分、尾の部分も
カリカリしていて食感もバッチグーですわ!
バッチグーとか初めて文字にしたわ。
寺泊の角上魚類で売ってたのが至高の美味しさでしたが、
ここは角上魚類から車で一時間ほどの離れた場所。
そこまで買いに行くのもアレだったので、
類似品を購入しました。
いやこれでも美味しいけどね。
他、ぼくらが用意したものは、
・川村水産 ほたるいかの沖漬け
何年か連続でモンド・セレクション賞を受賞している
由緒正しいほたるいかの沖漬け。
これを食べたらもう某コンビニの沖漬けは食べられない。
レベルが違いすぎる。
去年、ヘイボーとの酒の陣でも
見知らぬ人に対して猛威を奮った一品です。
・川村水産 ほたるいか姿干し(めんたいマヨ味)
Aさん沖漬け食べられないそうなのですが、
姿干しならイケるみたいなので購入。
見た目は普通の姿干しなのに、
食べて噛みしめるとやがてめんたいマヨ味が。
地味に美味い一品です。
・淡路 大江のり
過去にぼくに何か贈り物をしてくださった方へ、
お返しとして封入したことが何度かありますが、
これ、個人的に最強の味付けのりです。
肉厚、バリバリ食感、旨味の味付け。
単体でなんぼでも食べてしまう
恐怖の味付け海苔です。
森永乳業クラフト切れてるチーズを挟み、
わさびをちょこんと塗って食べると、
もうとんでもねー旨さを発揮します。
作成が手間なので酒の陣ではしませんでしたが、
用途的にはナビスコリッツですわ。
・きゅうりの漬物
結局、人類はここに落ち着く。
あと、ザーサイとかありましたけど、
メインウェポンは紹介したとおりです。
~~~~~~~
そんな超強力兵器を引っさげ、
ぼくらは酒の陣の会場へ突入した。
ニュースでやってるのを見たが、
北朝鮮による拉致被害者の
早期救出を求める署名活動
をこの酒の陣の会場で行うらしい。
当時は「へぇ!」と思って聞いていたが、
めっちゃ入り口手前で活動しておりました。
で、写真のとおり署名する人は見かけませんでした。
ぼくらはお昼に来た上に少し訳あって急いでいたので
署名しませんでした。
今思えば署名くらいささっとすればよかったかなあ。
というわけで酒の陣へ、いざ出陣!!
で、ぼくらが急いでいた理由というのが、
こちらの酒の陣限定おちょこストラップ。
おちょこをセットし、首からかけることにより、
ハンズフリーで酒の陣を楽しむことが出来る。
マジであるとないとで雲泥の差があるので
酒の陣に行くなら是非とも手に入れたい
課金アイテムでございます。
毎年超爆絶の人気を誇り、
一瞬でソールドアウトしてしまう超レアアイテム。
ぼくは去年から導入しておりますが、
Aさんは未所持なので、
電話予約して取り置いてもらいました。
そう、急いでいた理由。
ちゃっちゃとおちょこストラップを手に入れ、
酒の陣を楽しむ必要があるのでした。
業者のおっさん
「それでは取り置いて置きますので!お待ちしております。」
予約の電話を入れた時、
確かにこのおっさんはそう言うた。
仮に電話の相手がこのおっさんでなくとも、
仮に電話の相手がおちょこストラップを
製造している業者さんじゃなくても、
予約の電話を入れた際はこう言うだろう。
で、当日はすんなりの商品の取引が
行われるのが当たり前の世の中じゃないですか。
当日、物販ブースにて、
べに
「予約してたべにですが!!」
業者のおっさん
「はい?」
伝わってねえええええええええ
いやまあいいですわ。
アレだけ売り切れを憂いてたのですが、
何かめっちゃ売れ残ってるしな。
今年のデザインは
グレー、グリーン、イエローと、
なんでこんなカラーでGOサイン出したんだ、
と言わんばかりのカラーリングでした。
去年の黒、白、赤なんてどれも瞬殺だったぞ。
とりあえず普通に買いました。
万が一「取り置いたのに来られなかったんですか!?」
とか言われたら全力で言い返すわ。
2Fブースにて、新潟薬科大学の学生たちが、
オリジナルの日本酒を作ったのだとか。
Aさん
「あれ気になる!」
と言うので、今年の酒の陣、乾杯酒はこのお酒で!
ちょっと発泡している日本酒で、
何か作った学生さんが一生懸命説明してましたが、
ぼく的にはちょっと合わない感じ。
甘くない発泡日本酒的な。
2Fから見下ろす会場内部。
今年は調べても来場者数が何人だったかわかりませんが、
相変わらずものすげー人数が確認できます。
早速階段を降りて、
チケットとおちょこを交換します。
ヘイボーの時もそうでしたが、
まずは手荷物を置いておける
前線基地を見つけないといけませんでしたが、
ぼくらは昼前に来たので当然のことながら
開いてるスペースなんてありませんでした。
去年の朝一で並んだぼくとヘイボーですら
座席スペースは手に入れられませんでしたからね。
色々探した結果、
ちょっとした死角を見つけましたので、
そこに荷物を置きました。
買い込んだおつまみも最小限に持ち、
さあ、酒の陣スタートや!!
~~~~~~~~~
べに
「やっぱ最初は関原か今代司かな!?」
関原酒造は、日本酒よりもリキュールメインなんじゃね?
と言わんばかりにフルーツ酒の試飲が出来ます。
一昨年のAさんとの酒の陣もここからスタートでした。
今代司酒造は、昨年の酒の陣エントリーでも書きました、
花柳界という超激甘日本酒を作っている他、
日本酒ガチャまでやってのける、
遊び心溢れる酒造さんです。
どちらかで軽くアルコールに慣らしてから、
お酒をガバガバ飲もうと思います。
とか思ってたら、
吉乃川酒造
「こちら春ふわり!飲みやすいお酒ですよ!」
歩いている途中で吉乃川酒造さんとエンカウント!
せっかく声を掛けてくださったので
そちらの試飲をいただくことにしました。
ピンクのボトルが可愛らしい。
甘口方面の日本酒で、なかなか美味しいです。
ただ、大変失礼ながらどうしても今代司の花柳界と
比べてしまってそれを前提に飲んでしまうと、
両手を上げて「うめぇ!」とは言えなかった。
吉乃川さん自体は他県でも有名でしょうかね?
何やこの限定グッズ達は・・・。
「吉乃川」と書かれたTシャツは欲しいかもですが、
下地の緑はどこから来たのか。
でもこれを着るだけで「爽やかさ」のパラメータが
アップするなら着るのもありかもしれない!
買わなかったけど・・・。
越後鶴亀さん。
確か、今代司の花柳界の次点で
新潟県の甘口日本酒第二位の甘さを誇ります。
ワイン酵母で発酵させた日本酒だとか。
またこんなこと書くのもアレですが、
甘いけど渋みと言うか酸味と言うか、
何か独特な風味が最後に残ります。
好きな人はいるかも知れませんが、
ぼくはいくら第二位の甘口日本酒と言えど、
ちょっと好みではありません。
~~~~~~
ちょっと訳あってモザイクかかってますが、
結構なイケメンお兄さんがこの
日本酒の試飲を勧めておりました。
後ろの看板にも書いてありますが、
この試飲酒の名、
新緑の上善如水
と言う。
で、飲んでみたんですが、
べに
「え?美味くね?美味い!!!!!」
Aさん
「ホントだ美味しい!飲みやすい!」
もうすごい。マジすごい。
上善如水(じょうぜんみずのごとし)
過去エントリーにも書いた気がしますが、
もともとこのシリーズはよく言うと「淡麗」であり、
薄いというか、日本酒感がそんなに強くないシリーズ。
なので通常の上善如水も
全然飲みやすいお酒なのですが、
先程のイケメン画像にもあったように、
キウイ酵母を使った上善如水なのだそう。
そう、キウイ酵母が感じられる!
よく日本酒の表現で「フルーティ」という言葉が
使われるのですけどぼくはその表現は嫌いですね。
フルーツ使ってねぇじゃねぇか。
果汁0%なのに何がフルーティだ!!
と思うのですが、
もうね、この「新緑の上善如水」には
この表現を使っても問題ない、
むしろこのためにあるんじゃなかろうかと
思わんばかりの風味と味と存在感。
甘いキウイのような口当たりに始まり、
口の中でほんのり日本酒の風味が
顔を覗かせるのですが、
喉を通る直前はもう水のように軽やか。
このあたりは上善如水シリーズの
特徴をしっかりと受け継いでますね。
つい直前にワイン酵母の日本酒の話をしましたが、
やっぱり日本酒は奥が深いですね、
使用する酵母でこんなにも味に差が付くなんて!
他にもいくつかの上善如水シリーズの試飲がありましたが、
一通り頂いた上で、
新緑の上善如水が飛び抜けて美味しい!!
これホント美味しいわ。
もちろん、この感想はぼく個人のものであり、
人によっては「上善は薄い、日本酒飲んだ気にならない。」
という人もいると思われます。
そもそも日本酒ってより
リキュールという分類にぶち込まれそうだしな。
なので、万人におすすめ出来るかはわかりませんが、
例えば、
「べにさんがオススメする、
とりあえずこれ飲んどけって日本酒は?」
では、ぼくは今後この新緑の上善如水を
ラインナップに加えるだろう。
それくらいインパクトがありました。
~~~~~~
何だかんだで今回も長編になりそう。
そして前回の更新日が2月だったので、
今回はこれにて。
新緑の上善如水、
パンティと交換でどうでしょうか?