「世の中に無駄なことなんてない」
この言葉、多分どなたも聞いたことがあると思います。
では、この言葉に共感はどれだけ出来るでしょうか？
よく聞く言葉であっても、
その本意を汲まないとなかなか納得は出来ないかと思います。
ぼくはつい最近、
てかこのお盆で、
てか今回のエントリーの話なんですけど、
完全無欠に
「無駄だったじゃん！！」
と思うたことがあります。
ぼくは、静岡県へ行ってきた。
伊豆半島にギリギリ位置するのだろうか？
伊豆長岡温泉がある伊豆の国市。
そこには裏風俗が現存するのだという。
今回のエントリーはそこへの調査だったんですが、
折角静岡県まで遠征に行くので、
現地の有名なＢ級グルメである、
浜松餃子を堪能したいと思いました。
出発直前までわかんなかったんですが、
色々と調査を終えて最後に、
べに
「本場、浜松で浜松餃子食べるか！！」
って感じで道のり調べたらあんた、
伊豆の国市から浜松市まで
車で片道2時間。高速料金3400円。
と、とりあえず行くか…
行けば行ったなりに何とかなるっしょ、
そう思うて車を走らせました。
と
こ
ろ
が
、
行こう！
…と思っていたところは盆休みで休業！
食事しよう！
…と思っていたところは
時間帯的に軒並み昼休み！
お土産を買おう！
…と思っていたところは
伊豆の国市でも買えてた！！
本当に浜松市へはドライブしに行っただけでした。マジ何なん？
駅メモの新駅はめちゃくちゃ踏めたけど。
それでいて、浜松市へは最後の行程だったので、
そこから自宅へ帰るってGoogle Mapsで
設定したら下道で10時間という無慈悲な道のり。
マジこれだけで映画化決定だわ。
もう少し下調べを綿密していたら、
費用や時間的余裕を浮かせることが出来たんじゃないか、
言い方悪いですが、ここまでの道のりが無駄だった、
本当にそう思えてきました。
しかしここで出てきます。
「世の中に無駄なことなんてない。」
知り合いにお寺の住職さんが居りまして、
その方が、そう説くのです。
住職さんが言うだけで、
この言葉の重みは何倍にも膨れ上がるのですが、
その本意はこのあとの言葉にありました。
～～～～～～
いやいやいや、
哲学じゃないです。
説法でもありません。
風俗のお話です！！
ある日の夕方頃に車を走らせて、
山梨県の石和温泉へ車を走らせます。
前述ですが、ぼくは伊豆長岡温泉がある、
伊豆の国市が本来の目的地でした。
ぼくもゆるキャン△は好きであり、
気になるスポットがいくつかあった。
またゆるキャン△関係なく、
山梨には行ってみたいスポットがあった。
静岡県の伊豆の国市は長距離であり、休める場所と、
一時的に話題となった裏風俗がある石和温泉の
実情も探れるかもと思って、一先ずそこへ向かいました。
道中はまあそんなに何かあったわけではないのですが、
山間部走ってるときに、
丁度佐久の辺りで花火大会があったようで、
花火が上がってました。
ぼくは新潟県民で、長岡大花火大会が有名ですが、
今回は少し遠くから観てました。
佐久の花火大会はホントに山のちょっと先で上げてたみたいで、
地元長岡の花火大会より近くていい場所で見ることが出来ました。
で、車走らせてて、
分岐で曲がる方向間違えました。
反対方向走ってた。
まあ折角間違えたので、
間違えた先のＰＡで夜食に高速道路のそば食べました。
間違って立ち寄った場所。
この旅で最初に撮った写真が間違った場所。悲しみ。
ＰＡのそばとか大好物なのですが、信玄舞茸天ぷらだったか、
この地に肖った名物食品があったので購入。美味しかったっす。
ナビ
「まもなく、目的地周辺です。」
そば食って引き返して、石和温泉周辺に到着しました。
とは言え、車移動であるぼくは目的地周辺に着いても、
まずは駐車場を探さなくてはならない。
今回運良く、徒歩圏内にセブンイレブンがあったので、
そこへ車を止めて周辺を歩くことにしました。
すぐ向かいが、足湯広場とビアガーデン？になっていた。
え、待って、なかなかええところやんけ！！
でもずっとカップル一組が独占していた。
寂しい人用にオーパイパイを配備して欲しい。
いや待て！！
考えてみたらぼくは寂しい人用に
オーパイパイが配備されてるだろう
裏風俗を探索に来たんじゃないか！！
ぼくの旅は、ここから始まる！！
石和温泉の裏風俗地帯は、
どうやら「湯けむり通り」という全国の温泉街全てのメイン通りが
その名前だろうなと思うような通り沿いだそうです。
この橋の先に湯けむり通りがあるようです。
では出撃！！
もうね、
もう早速、完全無欠に言い逃れできない、
100％外国人スナックだろうがって看板があった。
ちょっとここ界隈で検索かけると、
この看板がすぐ出てくる。
割りとポピュラーなんだろうな、
と言うか、みんなのファーストコンタクトがこれなんだろうなｗ
だがここで焦ってはいけない、
所詮ここはまだ入り口よ。
これで満足し、この店に決めようものなら、
石和温泉の「い」の字も知らぬまま生涯を終えることになるだろう。
それはメイド喫茶でドリンクだけ飲んで帰ってくるようなものです。
メイド喫茶はオプションやメイドさんとの萌え萌えキュンキュンしてこそ
はじめて「メイド喫茶に行ってきました！」と言えるわけです。
それと一緒で、
わざわざ石和温泉に来て、
裏風俗について全貌を知らないまま帰るなんて、
マジ何しに石和温泉来たか意味わかんないっすわ！
何言ってんだコイツ、風呂入れ！！
～～～～～
とりあえず歩いて、己の足を使って周辺情報を手に入れないとね。
この地のガーディアンのような存在の
外国人スナック看板を過ぎると、
どこかで観たような光景が広がります。
それはもう何処とは言いませんが、
どっかの御代田みたいに、一つの区画に群生している形態。
この様に軒を連ねた営業形態は、目移りしちゃうくらい見ていて楽しい。
この群生地の先が湯けむり通りであり、
もうそれっぽいお店が並んでる。素敵！
あの明かりの奥まで湯けむり通りらしい。
是非隅から隅まで探索せねば！
反対側の景色 ↓
そしてあの明かりの奥までが湯けむり通り！
是非とも散策せねばなるまいて。
しかし、いくら下火とは言え、
時間帯考慮しても、仮にもお盆っすよ。
ましてや温泉街なわけですよ。
仮にぼくがシャッター商店街の町内会長だったとしたら、
「ウチよりひでぇや…」って言うかもしれない。
とりあえずここ界隈を見て回ります。
まあ待てって、待ちなさいって。慌てんなって。
フィリ”ッ”ピンパブだからね。
フィリッピンパブ。
今、口に出して言いましたね？これがメンタリズムです。
最初のガーディアンの如く外国人スナック看板と違い、
普通に料理屋さん、居酒屋さんも営業しております。
…ここは喫茶店なのか…？
外国人スナックじゃあるまいな？
営業中の看板は多々あれど、
看板だけでお店は休業だったりします。
看板だけ煌々と輝いている状態。無常。
いこい（店員が）
この建造物は何なんですかねえ？
ゴミステーションなんですかね。
営業してるし、お客さんもいるんですよね。
出歩いてないだけなんだろうか。
全然他の温泉客とすれ違わないけど。
全然関係ないんでしょうけど、何故か統◯教会を思い出しました。
全然関係ないんでしょうけどね。何でですかね。
イカポクムは、ヤリイカをコチュジャンで炒めたものらしいです。
え、なにそれ美味しそう。
パブゴールド。立て看板込みで香ばしい。いかがわしい。
何で営業してないんだ！！
これはパブタニヤの交差点向かいにそびえ立つ、
おそらく石和温泉最大戦力の旅館だと思います。
豪華ですごいです。宿泊客がどれくらい居るかはわかりませんが…。
哀愁
何かもう、他が力尽きてかろうじてやってますよ！
みたいなのがもうたまらない。
もうコメントすることがないっす。
夢と希望、いつまでも少年の心を！という気持ちで名付け…
オーナーの人そこまで考えてないと思うよ。
～～～～～～
お盆休みは稼ぎ時、ぼくは勝手にそう思っていたけど、
この寂れ廃れ具合はどうなんだ。
もうこう言う場所自体がオワコンなんだろうか？
どこかで観たような廃れ具合が続く。
けど、ここでぼくは足を止めた！！
最初のガーディアン看板にて、
「パブ パタヤ」の文字を目にした選ばれし者なら、
きっとこの配色の看板で足を止めるだろう！！
奥に輝く、ショッキングバーストピンクの看板！！
先程のパブ パタヤと同様、一撃で外国人スナックだとわかる！！
パブ タニヤ！！
おいおい、何だよ、あるじゃないかよ！
パタヤといい、タニヤといい、タイ人スナック繋がりなのかな？
パブ パタヤよりもぼくらエロい蛾が集まりやすいように、
煌々と輝くピンク色の看板！！
おう！ぼくらエロ蛾はピンクの光に集まるんだ！！
もう気付いたら店の前に居たからね。
ふと耳を傾けると何やら男性と女性の笑い声が。
どうやら先客がいるらしい。
前にも少し書いたけど、ぼくは
「閑散とした外国人スナックに、ぼくという獲物が颯爽と登場！！」
が好きなので（イミフ）先客がいるお店はちょっとご遠慮願うのです。
べに
「かわいいセクシー！60分5000円って高くないか？」
さっきのフィリッピンパブ フレンドは90分4000円だったぞ、
だから潰れたんか、とか思って写真撮ってたら、
ガチャッ！
扉が空いて、中から女性が出てきた。
正直、気づいていた。
外観を撮影した時に、監視カメラの存在に気付いていた。
そう、防犯カメラじゃない、監視カメラ。
何処とは言いませんが、
御代田の外国人スナックテナントみたいに、
奴らは常に入口付近を監視し、
ぼくみたいなエロ蛾が来たら颯爽と迎え入れるのだ！
出てきた女性はかなりの素敵ボディ！
おっぱいも大きく、ぴっちりとしたスーツ！
なのですが、
完全無欠にグランドマザーで、
もうベテランの貫禄がとんでもなく伝わってくる女性でした。
プレバトのバナナアートの査定だったら
素材を活かす項目だけ０点で他満点みたいな。
タニヤグランドマザーはぼくを迎え入れようと
攻撃を仕掛けてきた！！
タニヤGM
「お兄さん飲んデッテー！」
べに
「いや、オレ、今日ホテル無くてさ。」
タニヤGM
「ホテルない？ドコデ寝る？」
べに
「車。車の中で寝る。だから停める場所無くてさ。」
タニヤGM
「車ココ停める。あっちの場所もイイ。」
飲んでって！を交わしつつ、車中泊可能かどうかの
実情を探るぼくの戦術です。
どうやら、車自体はタニヤ前に停めっぱなしで良いらしい。
更には別の旅館を指差し、そこの駐車場も使って良いらしい。
そいつぁ良い情報だ、ぼくは車中泊いくらでもするので、
車を一晩停めていいって言うのなら、
これからも気軽に立ち寄れるな。
ただまあ、ぼくは別に車一晩停められる情報を得るために
ここまで来たのではないので、
メインイベントの情報を聞き出しましょう。
べに
「エッチ出来ないの？」
思えば、
初対面の女性に「エッチ出来ないの？」とか、
エロマンガの王様しか許されないセリフを
何で平然としてぼくは吐いているのか。
というか相手はグランドマザーぞ！
しかしながら、予想に反して返ってきた言葉は、
タニヤＧＭ
「エッチ出来ない。出来るお店ナイ」
なん…だと…！？
あ、いや、待って！
何かこれだけ見るとグランドマザーとエッチ出来なくて
ショックを受けてるみたいに見えますけど、
石和温泉界隈にエッチできるお店がない、
という情報に驚きを隠してないだけですよ！！
にしてもこれは由々しき事態。
裏風俗あるってんで石和温泉に来たのに、
何かもう石和温泉の代表ですみたいなお店から
全否定のお言葉を頂戴してしまいました。
…でもまあ、まだ諦めるのは早い。
これはあくまでもこれはタニヤＧＭの証言であり、
まだパブ パタヤの実態を調べていない！！
タニヤがダメなら、
パタヤを食べればイイじゃない！！
何言ってんだろうね、同じ味がしそうじゃん。
一先ず、パブ タニヤのグランドマザーの話は聞き流して、
べに
「じゃあ、また来るね！」
絶対に来ないセリフを放ち、ぼくはパブ タニヤを後にした。
～～～～～～
さて、ここで少し有益な情報を手に入れたのですが、
それは今回の最後に語るとします。
お話は、パブ タニヤのグランドマザーと別れ、
湯けむり通りの奥を探索しようとしたけど、
最奥遠！！
ドチャクソバチボコ遠かったので、
車に乗って最奥まで行きました。
そこはおそらく湯けむり通りの最果て。
もうね、一撃で「そういう店だろ！」って
名前のお店があるじゃないですか。
セクシーパブ マイユ
わざわざこれ見よがしに「セクシー」とか歌ってるので、
期待値的にはかなり高いのでは？
この看板見つけた瞬間、ぼくは颯爽と車から降りて、
セクシーパブ マイユの外観を撮影しました。
しかしここで事件が。
「セクシーパブ マイユ」の魔力にやられてたのか、
単純に裏風俗ジャーナリストの血が騒いだのかわかりませんが、
すぐ入り口に居た、
客引きらしい女性の姿に気が付かなかった。
マイユ客引き
「お兄さん飲ンデカナイ？」
やつらも慣れたもので、
ファーストコンタクトは必ずこの呪文だ。
まあ、ぼくはぼくで、ファーストアタックが
べに
「エッチ出来るの？」
というひどい呪文で、
もしこのマイユの客引き女性が、タイアイランドの王族の娘だったら
ぼくは今頃、石和温泉の成分になってたでしょうね。
マイユの客引きさんは30後半くらいだろうか？
もう若いってだけでＳレア。スーパーレア。
さらにこの人、
マイユ客引き
「お兄さんエッチなの？」
仮にこの人生がドラクエだったとしたら、
「いいえ」なんて選択肢がない質問をされて、
rｱ はい
はい
はい
はい
このままＡボタン押そうとしたら、
マイユ客引き
「イイコト教えてアゲル！来て！」
と言われて着いていきました。
道路に置いてある看板の前に行くと、
それを指差し、
マイユ客引き
「お店の看板にピカピカあるの、エッチなお店！」
とか言うのです。
なん・・・だと・・・！？
ヤツの話では、
この移動可能自立式蛍光灯立て看板の上に、
パトランプみたいなのが着いているお店は、
全部エロなるお店らしいのです。
そんな情報を惜しげもなく教えてくれるなんて、
やはりコイツはタイアイランドの王族の娘か？
にしてもこの情報は値千金ですよ。
ぼくはこういう歓楽街とかスナック街を
歩いて回るのはとても好きなのですが、
この情報を知ることによって、
今後看板にパトランプ付いてたら
エロいお店だって認識できるわけです。
この情報を知らなかったら、
平然とただのスナックなんだなーと
思って感慨深くなることはなかった！
マイユ王族の娘
「飲ンデって！」
仮に王族の娘だったとしても、
こんな情報手に入れちゃあ
街を見て回らないわけにはいかない！！
温泉成分にされる覚悟で断り、
ぼくは最果てから視点を変えて
湯けむり通りを散策することにした。
～～～～
何か強制終了くらったので、
分割します。