多分、メイド喫茶ってやつも、
現代の煽りを受けたのか、
狂気渦巻く戦場だと、
ぼくはそんな風に感じた。
メイド喫茶は、
冴えない男性が可愛い女の子から
癒しの施しを受ける場所。
そんなイメージを持っている人はいると思う。
実際は、
行き届いた接客、
意外と嬉しいサービス、
そして癒されスペース、
などなど決して捨てたものではない文化がそこにある。
とある飲食業者も、メイド喫茶の接客サービスを見習って
CS向上の参考にしたとの話もある。
何事も、偏見を持って語ってはいけない。
行けば面白いし、絶対楽しいのだ!
そんな考えが、今回の秋葉原で崩れ去った。
~~~~~
お昼ご飯を食べるため、
宿のある四ッ谷駅から電車に乗り、
やってきました秋葉原駅。
秋葉原駅は、駅の中に早速アニメのポスターが
貼ってあるくらい素晴らしい駅。
それどころか、
もうビルが萌え系女の子の絵満載ですからね。
すごい、これはオタクの聖地とか言われても仕方ない。
いえまあ、可愛いですけど。
何気に、写真右端がダライアスバーストの看板なのが素晴らしい。
今気付いた。これが一番感動した。
さて、僕らの仲間 rasi君が、
「秋葉原に行ったらゴーゴーカレー食べてみたい!」
と言いましたので、彼の意見を尊重すべくそこへ。
ゴーゴーカレーとは秋葉原発祥のカレー!
ってわけではなく、石川県は金沢の発祥でしたかね。
じゃあ金沢で食えばいいじゃん、ってのが私の最初の意見。
東京に、生まれて始めて来たとかいう化石みたいなrasi君が
そこがいいと言うのです、是非行こうじゃないですか。
店舗紹介とか見てみると、結構各地に店舗があるみたいで、
我らの新潟県にも苗場というスキーでしか脚光を浴びない
地域に店舗があるようでした。
ここ、秋葉原には3店舗くらいあるようです。
メニューも結構豊富ですが、
オーソドックスにチキンカレーを注文。
こちら。
南米出身っぽい店員が、また綺麗にご飯を盛るのです。
そこにたくさんのキャベツ。チキンカツにソース。
カレールーは結構真っ黒。
食べてみるとかなり美味しい。
比べるのも悪いかもだけど、某カレー店より全然味に深みがある。
ご飯の量も数十円差で結構な量を食べられる。
いえ私は普通盛りにしましたけど。
~~~~~
さて、秋葉原での行程は、
ゴーゴーカレーを食べたあと、
メイド喫茶で休憩をしてから、
夕方に飲みに行くと言うプラン。
つまり、次の行程はメイド喫茶だ!
メイド喫茶って言っても色んな店舗があります。
町を歩いていると、ビラを配るコスプレ少女が多数。
こんな感じで至る所にたくさんいます。
とりあえず受け取るんですが、どうやらメイド喫茶ではなく、
メイドさんがマッサージしてくれるお店のビラのようです。
その紙に書いてある料金設定を見て、
のり君が悲鳴を上げました。
のり君
「3000円は高いよ!!」
紙には、マッサージ30分3000円の文字。
私は秋葉原でメイドマッサージを受けたことはないですが、
まあきっと、メイドの萌え癒し料みたいなのも
含まれてこんな価格設定なんでしょうか?
もしくは、実は裏風俗でさらに+5000円で、
とかってなるんでしょうか?
まあそこら辺はわかりませんが、
よくわからない付加価値が付いての金額でしょう。
そう考えれば妥当、納得する金額なんですが、
のり君はキャバにすら行ったことがない健全男子ですから、
相場と言うのがよくわかってなかったんでしょうね。
このことが後々引きずることに。
~~~~
メイド喫茶を探して右往左往。
何だかんだで、5人で秋葉原の町を探索してる状態。
はっきり言って楽しいです。
ヘイボー君はわかりませんが、
私ものり君もヒロ君もrasi君も、
この町で探したい何かがある。
だからこうして見て周るだけですごく楽しめる。
オタクの町とか言って一瞥する人は可哀想。
rasi君なんて、9万円のヘッドフォン持ってるのに、
秋葉原でさらにヘッドフォン探してたからね。
しかしまあ如何せん時間も限られているので、
早くメイド喫茶に行ってみましょう。
ここで、大変なことを気付きました。
どのメイド喫茶に行こうか。
メイド喫茶も店舗が何種類かあり、
しかも同じ秋葉原で支店がたくさんありますからね。
酷いときには、ビルの4Fと5Fで違う支店だったり。
まさに激戦区└[゚ロ゚;]┐!
実は、私が過去に行ったメイド喫茶「あっとほーむカフェ」って場所。
確か安価で、一通りのサービスは楽しめたよな、と思ってました。
ヘイボー君も過去に「あっとほーむカフェ」に行ったことがあり、
そこのメイド喫茶良かったよ、とのことでした。
ですが、こともあろうに、当時の私達、
二人とも店名をど忘れ。
べに
「あそこ良かったんだよなー!何て名前だったっけ・・・。」
ヘイボー
「オレの行った場所も名前忘れた・・・。」
二人とも終始こんな感じ。
結局、町を歩いて、良さそうな場所に行くことにしました。
この様に、ビルの2F辺りからおきゃく・・・・
あ、いや、ご主人様達に向かって手を振るメイド(喫茶の店員)。
思えば、ここにすればよかったかも。
でもまあアキバの町を歩いていれば、
私とヘイボー君が行ったメイド喫茶を思い出すかも。
そんな期待を込めて歩いていました。
ですが、埒が明かない。
考え付いた結論が、
べに
「ぴなふぉあに行こう!」
昔から、パソコン雑誌で取り上げられるメイド喫茶は
決まってぴなふぉあだった。
つまり、ここは有名店。
ここさえ行っとけば、メイド喫茶を堪能した、と言っていいだろう!
5人は、ぴなふぉあが入っているビルの前に来た。
そしてぴなふぉあへ突入しようとした矢先、
一人のメイドがエレベーターから出てきた。
後にコイツは、悪魔の手先だったと知る。
~~~~~
冒頭に、私は、語りました。
メイド喫茶は、狂気が渦巻く戦場だと。
率直に思った感想が、
キャバ嬢と変わらないじゃないか。
ということ。
とりあえず出てきたメイドは、
現時点ではただのメイド(悪魔の手先と思う前)なので、
コンタクトを取ってみる。
べに
「ぴなふぉあのメイドさん?」
メイド
「違います、○○○のメイドです!」
言っておきますが、私が店名を伏せる時は、
ボロクソ書くこと確定なのです。
べに
「とりあえず、総額2000円くらいで済ませたいんだけど。
その店はどんな感じなの?」
メイド
「当店は、2000はーつで、ドリンクとパフェと、
メイドさんとのイベントが楽しめるコースが
大変お得となっておりますー!」
べに
「・・・はーつ?」
こいつは何を言ってるんだろうと思いながら聞くと、
どうやらそこのメイド喫茶では、
「はーつ」と言うのがお金の単位らしいです。
1はーつ=1円。両替手数料なし。自動換金。
めんどくさいね。てか、これで店名バレちゃうね。
べに
「じゃ、2000え・・・はーつで楽しめるわけね。」
メイド
「あと、チャージ料としてお一人様1000はーつとなります。」
べに
「チャージ料!?」
おい、キャバじゃねーんだぞ。
べに
「じゃ、2000円じゃないわけね。」
メイド
「ドリンクとパフェとイベントが付いた
お得なコースは2000はーつです。」
べに
「でもチャージ料は?」
メイド
「お一人様1000はーつずついただきます。」
おい、総額いくらか言えよ。
多分私達に不利益な情報だったんでしょうかね。
このメイド、総額を一切言わない。
私とヘイボー君は、メイド喫茶の楽しさは知っています。
しかし、のり君、ヒロ君、rasi君の三人は、
恐らくメイド喫茶は初めてでしょう。
初めてだからこそ、楽しい思い出を残したいんです。
ですが、このまま行けば一人3000円は掛かる。
のり君が先ほど漏らしていたように、
喫茶店で休憩するのに3000円という金額は、
価値観的にありえないだろう。
そしてそれは、ヒロ君とrasi君も同じ気持ちだろう。
私とヘイボー君は、チャージ料というシステムこそ
聞き捨てならなかったけど、
まあ2000円以上はかかるもんだろうし、
こんなもんかなと思ってたのでこの店でも良かった。
もうハッキリ言う。
オレとヘイボー君以外の3人は、
「3000円の出費は痛い!」
そう態度に出てた。
だからオレは動いた。
べに
「ちょっとぴなふぉあ乗り込んで料金聞いてくるわ。」
わかってるよ、少しでも安くメイド喫茶に行ってみたいよね?
オレも正直3000はーつは意味わからんしね。
てかチャージ料みたいな言い方すんな。
もしぴなふぉあが同等のサービスで安かったら、
ぴなふぉあ行けばいいじゃんね!
というわけで、単身ぴなふぉあに突撃していった。
私がぴなふぉあに入ったと同時に、
若い女性客が一人、ぴなふぉあから出てきた。
ほう、女の子一人でメイド喫茶から出てくるとは。
べに
「すみません・・・。」
女性客
「はい?」
べに
「いくらぐらいでした?」
女性客
「あ、はじめてですか?」
そーなんですよー、
結構お安いですよ、
でも店員に聞いたほうが早いですよ、
ですよねー
みたいな会話をしました。
べに
「すみませーん!」
ぴなふぉあ店員
「はーい。」
奥から、ショートカットのメイドさんが。
というか、さっき女性客と話している時に、
男装をする、と話してたメイドさんが来たんです。
ごめん、もっと女の子らしいメイドさんが来て欲しかった。
まあ料金の説明を受けるだけなので、事情を説明。
結論を言うと、ぴなふぉあの方が明瞭会計。
よし、値千金の情報を手に入れた。
早速みんなに合流だ!!
~~~~~
情報を持って降りてきたら、
すっごい空気が悪かった。
うん、みんなして「ねえ、どうすんの!?」みたいな状態。
・・・もしかして、そんなにメイド喫茶行かなくてよかった系?
そこでぴなふぉあの料金形態を説明。
明瞭会計だけど、金額に大差はなかった。
そしたら
ヘイボー
「もうここでいいじゃん!」
もうあれこれ悩むのもめんどくせー。
でもメイド喫茶には行くぞ!
ヘイボー君の鶴の一声で、
合計3000はーつと決め込んで、
最初のメイド喫茶に行くことにしました。
なのでそこの悪魔の手先のメイドに
べに
「ねえ、やっぱお願いするわ。」
メイド
「はい、ではご案内いたしますね。」
そんなわけで、あれこれ悩んだり、
オレがぴなふぉあ凸したのはなんだったのか、
最初のはーつのメイド喫茶に到着。
中に入ると、最初に料金形態の説明ということで、
授業を受けなきゃみたいです。
まあ至極一般的な喫茶店としての注意を受け、
なるほどなるほどなるほどね!と思いながら
授業を受けてたら、最後の一文に恐ろしい一言が。
メイド
「私が連れて来る時に乗りましたエレベーター、
こちらはこの異次元のメイド喫茶へワープする、
転送装置となっております。
転送料500はーついただきます。」
ざけんな
え。待って。意味分からん。
エレベーター普通に乗ってきたけど、
あれか?エレベーター代500円取られんの?
え?500円もすんの?
もうどっちツッコんでいいのかわからん。
流石に、3000はーつで済むと思っていた
私とヘイボー君もちょっと焦り始めます。
なんだかよくわからないまま、
メイドに案内されて、奥のテーブル席に座りました。
そこでのり君が言う。
のり君
「結局いくらかかるんだ!!」
うん。言いたいことはわかる。オレも同じ気持ち。
唯一の良識人がそんな言い方するなんて、よっぽどだと思う。
のり君の普段見せない姿に、流石に焦るオレら。
ちょっと空気悪くなった感があるし、
そもそもオレ自身も総額いくらかが気になるので、
そこら辺歩いているメイドさんに聞いてみた。
結論を言いますと、
そのお得コース2000はーつを注文すると、
+チャージ料金1000はーつがかかり、
合計3000はーつとなるようです。
エレベーターの転送装置を使うと、
500はーつという架空請求もびっくりの
後構え請求に関しては、チャージ料に含まれているらしい。
とりあえず言わせて、わかりずれーんだよハゲ。
~~~~
料金の全容が分かったところで、メニューを頼みます。
何気に料金の解明に時間がかかりすぎて、
色んなメイドさんから「注文はまだですか?」って言われたし。
しかしここで恐ろしい出来事が。
私とヘイボー君は、
メイドと何かするお得コース2000はーつを頼んだのに対し、
他三人は、アルコール、ソフトドリンクだけを頼んだのだ。
そう、総額、料金体系を全て掌握した3人は、
以下に安く済ませるか、という手法を取ったのだ。
確かヒロ君はカルアミルクを頼んだ気がする。
するとお会計は780はーつ+1000はーつの計1780はーつ。
よっく、よく考えて欲しい。
ここはメイド喫茶。メイドさんと何かするコースを選ばないと、
ハッキリ言って意味がないと思うんだ。
私が頼んだわくわくセットだったかの2000はーつは、
・ドリンク(好きなの一つ)
・きまぐれパフェ(オレ生クリームキライだけどね)
・メイドさんとチェキ(ツーショット写真)
・イベント(メイドとゲーム、小テスト、ライブの中から一つ)
という一応メイド喫茶ならではのサービスがある。
でも、これだけやって3000はーつ。
しかし、例えばrasiが頼んだコーヒー580はーつ。
チャージ料合わせて1580はーつ。
つまり、イスに座ってコーヒー飲むだけで、
1580円を払っていることになる。これはもったいなくね?
折角東京、秋葉原のメイド喫茶にいるのにね。
結局、メイド喫茶に来た事がある
私とヘイボー君だけがメイド喫茶を堪能するコースを、
メイド喫茶に来たことがない3人は
ただドリンクを飲むだけのコースを選んだのでした。
メイド喫茶行きたいって言ったの、誰だよ・・・。
~~~~
というわけで、みんなのドリンクが運ばれてきたあと、
きまぐれパフェが運ばれてきました。
きまぐれパフェ( )
あのね、うん、言わせて。
言わせてくれ。
メニューにあるパフェと全然違うわ。
「気まぐれ」って言葉で済まされないくらいな。
↓メニュー
これほど
「写真と実際の商品は異なる可能性があります」
という文章を思い浮かべたことはない。
さて、私は生クリームが嫌いで、
食べるとしばらく「ブルーな気分」になるんですけど、
パフェにはたくさんの生クリームが乗っておりました。
でも、オレは食べた。
のり君
「無理しないで、誰かにあげればいいじゃない。」
確かにそのとおりだと思う。
いい大人なんだから、無理はしてはいけないと思う。
でも、オレのこれは無理をしているのではない。
意地を通しているのだ。
ここまできて、メイド喫茶を楽しんでいる。
ツッコミ、てか文句だよね、ここまで来たら。
言いたいことは多々あれど、
これはオレが頼んだわくわくコースのパフェなのだ。
気まぐれどころか、気迷い過ぎるパフェなのだ。
オレが頼んだ気迷いパフェなのだ!
オレがここで生クリームを食べてるのは
無理じゃない、意地なんだ。
メイド喫茶を楽しんでいると言う意地だ!
本当の大人ってのは、
無理な時でもそれを乗り越えようとする
気持ちを持ってるものだと思うな!
まあ、案の定あとからブルーになって
テンション下がったけどね。
後悔はしてない。オレはやり通した。
~~~~~
ふと、校内アナウンスが流れた。
モニターにはライブを選択された旨の映像が流れる。
ステージにメイドさんが行き、何やら準備を始めました。
イベントの三つ選ぶものの詳細は、
▽ゲーム
メイドさんと楽しくゲーム!
勝ったら景品、負けたら罰ゲーム
▽小テスト
小学校5~6年生の問題って言ったかな。
国語算数理科社会って言ってたかな。
60点以下くらいで罰ゲームって言ってたかな。
うん、それくらい忘れた。
▽ライブ
ライブとは、メイドさんが、ライブを選択したご主人様の
選曲の歌を歌ったり踊ったりするみたいです。
しばらくして、魔法少女リリカルなのはの主題歌、
水樹奈々のエターナルブレイズが。
メイドさんは歌詞が分からないとか言って
スマホ見ながら歌ってたけど、うん、かなり上手かった。
会場内はというと、曲に合わせて全ての客が、
手拍子を打ったり声援を送ったりしている。
まさしく会場内が一つになる瞬間。
しかし
ヒロ君はだるそうに、のり君もrasi君もあまり乗り気でない様子。
大体理由は見当付くけど、とりあえず大丈夫かみんな。
すると、その状態にヘイボー君が行動に出る。
ヘイボー
「イエー!」(パチパチパチ)
ヒロ君はどうかわからないけど、
少なくとも、私べにと、のり君とrasi君は、
このエターナルブレイズという曲は知っている。
そしてヘイボー君はアニメは全然観ない。
なのに。
なのに、ヘイボー君が曲に合わせて手拍子を打った。
ヘイボー
「ヒロ君、こういう場所では、バカにならないとダメなんだよ!」
まあ、場の空気に馴染む、って意味ね。
その姿を見て、私もハッと思わされる。
そうだ、オレらが乗らないで誰が乗ると言うのだ。
べに
「時をー超え刻まれたー♪」(パチパチパチ)
乗った!オレも乗った!
そしてついに、ヒロ君もrasi君ものり君も手拍子を打った!
さらには、自分たちが座った席の隣にいる兄ちゃんも、
アツイ踊りを踊りだした!もうわけわからん!
こうして曲が終わった。
このメイド喫茶のテンションは最高潮だ!
ライブ後、アナウンスで、
ライブ一回620はーつだったかで、
単品で頼めるのだと流れた。
誰かが頼めばみんなで盛り上がれる。
でも、良く考えたらお金払う本人は選曲しか出来ず、
後はみんなで場の空気に乗るだけなので、
料金に見合ったサービスではないと判断。
さて、わくわくコースを選んだ私とヘイボー君は、
メイドさんにゲームか、小テストか、ライブかの選択を迫られた。
ライブはあんなんだから別に頼まなくていいや。
小テストは、万一赤点だったらもう外歩けない。
消去法でゲームを選ぶことにした。
誰かがまたライブを選択したらしい、
AKBだったかの音楽が流れてる時、
メイドさんが黒ヒゲ危機一髪を持って現れた。
一応、黒ヒゲはとっつぁんじゃなくて、
ギャルに大人気のスティッチ?ってキャラクター。
最初はヘイボー君がメイドさんと対戦。
結果は、1-1でヘイボー君の負け。
そう、勝利条件は、2連勝なのだ。
おい、酷くないかそのルール。
続いてべにがメイドさんと対戦。
1戦目はメイドの負け。
続く2戦目、好調にソードをブッ刺していく二人。
ここでアクシデントが。
何と、ソードが足りず、穴が余ってしまった。
メイド
「刺さってる剣を抜いて、違う場所に差してください。」
べに
「あはい。」
そして思う。勝利は確信。
まあね、要は刺さってた穴にまた刺せばいいんでしょ?
と言うわけでメイドが抜いた穴にソードを刺す私。
卑怯と言われれば卑怯かも知れない。
でも、結果はそんな卑怯でもなかった。
何せ、剣が足りなくなってからわずか2本目で
メイドがスティッチをふっ飛ばしてた。
因みに足りない剣の本数は5本くらい。
つまり、メイドは元々4分の1の選択で地雷を踏んだだけ。
そんなわけで2-0でべにの勝利。
1-1で、引き分けにしか見えないのに
罰ゲームで変な液体を一気飲みさせられるヘイボー君。
ヘイボー君の感想は、渋い顔をしながら「変な味」とのこと。
色的に、練乳と紫蘇ジュースだろうか?
方や、卑怯とは言え2-0で買った私には景品が。
景品は、このメイド喫茶で働くメイドさんがプリントされた
缶バッジだった。ごめんいらない。
何か目を瞑って選べとか言われて、
折角だから一番可愛い子のが欲しかったんだけど、
ちょっと微妙なのを引いた。
ここから、プラスアングル!
この缶バッジ、一個500はーつします。いらない。
続いて、私とヘイボー君はメイドさんとチェキ!で
記念撮影をすることに。
特に書くこともないので割愛。
それと気になった事があり、
ホント、ホントに失礼なことを書くけど、
客としてカップルが来てた。二組。
そこまではいいんだけど、二組とも、
カップリングが美女と野獣└[゚ロ゚;]┐!
女性の方はもう極上オーパイパイって言っても文句なし。
片や男は、「え」って言うくらいのレベル。
多分「お似合いのカップル」と呼ばれるには
程遠いカップルだった。うん、ホント失礼だね。
ただ、気になったのはそこじゃなくて、
女性の方は、男とメイド喫茶のサービスを楽しんだあと、
メイドさんと親しく話しているのだ。
それを見て、オレとヘイボー君は一つの仮説を立てた。
・・・これはもしや・・・・。
~~~~
ライブも何回か開催され、
ウチら5人もそれなりに場の空気に馴染めてきたと思う。
となりの兄ちゃんもアツイ踊り踊ってたし。
時間は、入場してから1時間15分くらい経っただろうか?
いい時間になったので、そろそろ次の行程に行くことに。
お会計を済ませて、店から出る時に
べに
「エレベーター使うとまた500はーつ取られるかも。」
なので階段使って降りていきました。
しかし酷い話だよな、
エレベーターって公共設備じゃないのかよ。
この様にたくさんのメイド喫茶があるんですけど、
次、また行くとしたらやっぱあっとほーむカフェかな・・・。
さて、こうしてメイド喫茶に行ったわけですが。
私は、最初のメイドに聞いたんです。
べに
「やっぱ、お客連れてきたとか、
こんなサービスを注文させた、みたいな
そんなののノルマってあるの?」
返ってきた答えは、
まったくそういうノルマはない、とのこと。
だけど、メイドは一番最初に言った。
「私が連れてきました。」と。
さらにはチェキの指名やライブの受注とか、
メニューの内容、サービスなど。
総合して鑑みて、
オレにはキャバとやってることが同じにしか見えなかった。
さらに、先ほど書いた、
美女と野獣のカップリングについて。
オレとヘイボー君の見解で、
これは同伴出勤じゃないのか。
そう位置づけた。
確かに、世の中広いからこのような
正規のカップリングも存在しないわけじゃないと思う。
ただ、オーパイパイがメイドさんと親しげに話す。
そしてこのカップリング。
どう善戦しても、邪推しか出てこない。これは同伴だ。
まあきっと、確かにノルマなんてのはないかもしれないけど、
やっぱりお金を使わせようとするところと、
訳のわからん料金体系で請求があること。
ましてやチャージ料なんてとられるし、
あと同伴の件もあるからね・・・。
そこまであると、もうキャバだよね。
ずっとキャバと同じだと思い続けてきたので、
狂気渦巻く戦場にしか見えなかったわけです、私。
心、狭いのかな・・・。
美女と野獣のカップリングだの、
同伴だの、ホント失礼、私。
疲れてるのよ、私・・・。
さて、ヘイボー君とも話したのですが。
確かに、私達5人はメイド喫茶に行きました。
だけどメイド喫茶ならではのメニューを頼んだのは
私とヘイボー君の二人だけ。
あとの三人はメイド喫茶でドリンクを飲んだだけ。
確かに、ライブの盛り上がりや、
店内の雰囲気は味わえたんだと思う。
でも、メイド喫茶にしかないサービスを受けて、
始めてメイド喫茶に行った、と言えるんじゃなかろうか?
あえて言いたい。ヒロ君とrasi君とのり君は、
メイド喫茶に行った気になってほしくない。
多分彼らは言うだろう。
次にメイド喫茶に行く?と問うた時
「いや、もういいよ。」と・・・。
まあ、ここまではあくまでもウチらの想像の話ね。
本人達は実際どう思ってるかはわかんないけど・・・。
ただ、ヒロ君が乗り気じゃなかった理由を話してくれました。
ヒロ君
「想像してたのと違って・・・・。」
どうやら、彼は様々な文献からメイド喫茶の想像をしてたが、
その想像を遥かに下回る内容だったそうな。
彼曰く、メイドさんが付きっ切りで話してくれたり、
ケチャップで文字書いてくれるもんだと思ってたそうで。
付きっ切りだなんて、マジ5000円コースだよ。
ケチャップ文字は、もぐもぐコースだったかってのを
注文すればやってくれるんですけど、
何ていうかカレー食ってきたばっかりだしね。
と、まあそんなこんな。
そういえばオレ、巫女とメイドの衣装持ってるんだよな。
女の子二人雇って、喫茶店経営しようかな!
チャージ料2000円くらい取って。
料理は大丈夫。レンジでチン♪
うん、メイド喫茶でも聞こえてきた。
~~~~~
とりあえず。
秋葉原で自由行動をすることにしました。
各個人それぞれ見たいものがあるだろうし、
ということで。
他の4人はどうしたかわかりませんが、
私も探してるものがあります。
シューティングゲームの自機のプラモかフィギュア。
ちょっとマジ、
オタクとか思われても仕方ない発言しますけど、
サンダーフォースⅥ - フェニックス
ダライアス - シルバーホーク
R-TYPE - アローヘッド
ここら辺があれば欲しかった。
特にアローヘッドは欲しかった。
シューティングゲームヒストリカってガチャガチャが
あればそれも是非やりたかった。
でも、見つけられなかった。
斑鳩の「斑鳩」と「銀鶏」のプラモがあった。3500円くらい。
銀鶏マジかっこよかったけど、アローヘッドを探した。
6店くらい探したけど見つからなかった・・・
多分、探し方が悪かったのかな。
うん、また探しに行こう・・・。
自由時間は1時間だったけど一瞬で経過。
待ち合わせ場所で合流しました。
時間ももう夕方18:00過ぎ。
夕食は、飲み屋で乾杯だっ!
次回は、有楽町と歌舞伎町のお話です。