べに
「東京行くなら、ガード下の小汚い飲み屋行きたい。」
また勝手なこと言わせてもらうけど、
東京は年に1回以上行く。
秋葉原、浅草、原宿、築地などなど。
行く機会は多々あるわけで。
rasi君みたいに始めて東京来た、となると
見るもの全てが目新しいかもだけど、
実家が神奈川なのもあって、そこそこ東京わかる。
なので東京ならでは!
ってのが感じられる場所に行きたかった。
それが先の、ガード下の小汚い飲み屋。
サザエさんとか、何かのドラマとかで出てきそうな、
一杯引っ掛けるってのに使われそうな飲み屋。
そう言った場所で飲んでみたい。
それが私、べにさんの願いでした。
~~~~~
先のメイド喫茶で、
何だかんだ言ってもそれなりのサービス受けたし、
満足とは行かないまでも、
良くも悪くもメイド喫茶、というのを堪能した私(達)。
ヘイボー君がメイド喫茶を一喝で決めたのも、
さっさとお酒を引っ掛けたい、という部分があったかららしい。
ただ、相変わらず、
オレとヘイボー君以外の連中のテンションが低い。
これは早くお酒入れなアカンね!
「東京 ガード下 飲み屋」
こんな感じの検索ワードで、
トップの方に出てきたお店があった。
そのお店を探して、有楽町駅を降りて町を歩く。
ガード下にたくさんのお店が並んでます。
べに
「あー!絶対旨い!ああいう店で飲むの絶対美味い!」
もうクソきったねぇ、客も入ってない小ぢんまりした店。
そこでビール一杯、つまみ少々やった日にはね、おい!
完全に思考がおっさんなんですけど、
新潟ではそんなこと叶わぬ夢なので、
あの日見たあの情景、それがここで叶うと思うと、
それはそれはテンションが上がる。
途中、居酒屋の呼び込みの人に捕まって、
「ウチの店どうですか?」って言われたので、
「まんぷく食堂行きたいんです。」って言ったら、
呼び込み
「逆ですよ。」
って言われたので引き返した。
さてそんなこんなで、行きたかった場所、
まんぷく食堂。
写真は撮らなかったけど、
この上、ちゃんと電車が通ってます。
外に置いてあるテーブルとイスに座らせられたけど、
ストーブがガンガンと効いてて暑かった。
・・・店長、だったかな。
とある女性の店員がいたんですけど、
どう見てもアラサー、アラフォー・・・。
これよりも上のランク。
アラファイっていうのか?これ。
そんな人が、
ミニスカ穿いて茶髪にして
接客頑張ってた。
名札には全力で「みっしぇる」と書かれており、
何ていうか、見てるこっちが戸惑いを隠せない。
でも、それはホント、ただの見た目の話。
実際接客はかなりよかったです。
そんなみっしぇるにメニューを注文。
各々が食べたいものを注文して、とりあえず乾杯ー!
ビール そしてお通しは鯖の味噌煮!
やばい、私は鯖の味噌煮と鰤大根はマジダイスキなので、
この時点で狂喜乱舞。
そしたら、ここでテンションが低かった
ヒロ君が口を開きました。
ヒロ君のテンションが低い理由は、
メイド喫茶の一件もありますが、
実は、風邪を引いてるみたいです。
しかし、そんな彼から出てきた言葉は
ヒロ君
「この店、いいねえ!オレこういう雰囲気大好き!」
大絶賛の言葉でした。
写真見て分かるように、このお店、ガード下にあって、
ガードをくぐるトンネルの中にあるんです。
うん、自分達が飲食いしているすぐ後ろで、
人通りがあるんだ。人の往来があるんだ。
私とヘイボー君はやれオーパイパイが通っただの
そんなことで盛り上がってましたけど、
ヒロ君は店の雰囲気そのものを楽しんでおりました。
たくさん頼んだ中で、
写真右側。わかります?
スペアリブ です。骨付き肉です。
これ、マジ美味い。
店の雰囲気もいいし、料理も美味いし、
みっしぇるも色んな意味でアレだし、
ここを選んでよかった。
というか、オレが選んだ店が、
他の人も気に入ってもらえてよかった。
ここで、ヒロ君がとんでもないことを言う。
ヒロ君
「ご飯欲しいんだけど!」
ご飯は、お新香付きで380はーつ。
あ、ここはメイド喫茶じゃなかった。
ご飯単品だと280円らしい。・・・高いよね。
で、彼はそのご飯で何をしたかと言うと、
スペアリブの汁をぶっかけた。
お、おい、何だその美味そうなご飯は!
と言うわけで一口もらったんだけど、
べに
「これうめえ!マジうめえ!!」
スペアリブのタレの甘辛さが、
本当に本当にご飯とマッチして、
とんでもなく美味しいと感じられた。
ヒロ君、これを考えるなんてすごいな。
~~~~~
さて。
まあガード下飲み屋の目的は、
一杯引っ掛けられれば良かったんです。
元々人の往来があるし、
店自体も賑やかだし、
みっしぇるも居るしで、
「5人でゆっくり飲む」としては落ち着かない模様。
と言うわけで2件目に行くことにしました。
もうガード下で飲む必要はない、
チェーン店と言わないまでも、
飲み放題付きのプランがある店で、
2時間くらい飲めればと思った。
居酒屋の客引きがたくさん声をかけてくる。
町を見て歩きたい気持ちがあるので、
「後でまた来るよ」と言ってあしらってるんですが、
多分客引き側も思ってるはず。
「お前ら、二度と来ないでしょ?」と。
そんな中、とある客引きに呼び止められて
話を聞いたとき、僕らも足を止めた。
何と、飲み放題1時間400円でのご提供だそうで、
さらに、全料理10%値引くというのだ。
・・・逆に怪しい・・・。
飲み放題の種類が少ないとか、
料理がクソみたいなのかも知れない。
クソみたいってかクソかも。
え、それってうんこ料理ってこと?やだよ、そんなの。
しかし、どうせ店も決まらないし、
それならそれで思い出になるからいいかー、
というわけで、その客引きに付いていきました。
五右衛門!!
の、上にある、「弥彦」というお店です。
新潟から来た私達に、故郷を思い出させる店名。
これは何かありそうだ!
因みにここから先写真撮らなかったので
頑張って文章で伝えて行きます。
エレベーターに乗って、弥彦に到着しました。
500はーつになりますって言われないかドキドキしてた。
お店に関しては、店内も、料理も、飲み放題メニューも、
よくある一般の居酒屋と同じだったので一安心。
2回目の乾杯をして、落ち着いて飲みます。
rasi君が、日本酒を飲むようになり、
日本酒談議に花を咲かせました。
イカの塩辛で日本酒飲むのマジ最高とか、
そんな程度のお話。
明太子で日本酒も美味しいだろうなあ・・・。
韓国人の美人系な店員がいたり、
日本人の可愛い店員がいたり。
もちろんオーパイパイカウンターは上昇。
私のお猪口に異物が混入したり、
rasi君のケツの重さの話になったり、
べにの年末キャバ嬢説教伝説の話になったり。
そしてヘイボー君は徳利を倒し、
日本酒を床にぶちまけてました。
何だかんだで、時間はあれよあれよと過ぎていきます。
本日の行程はここで全て終わり。
お会計を済ませて、宿に帰ることにしました。
お会計は、客引きの言ってたとおり。
意外と安くまとまったかも。
最後に、デジカメを店内に忘れたアホべにさん。
取りに戻ろうとした時、
日本人の可愛い店員がダッシュで降りてきて、
カメラを持ってきてくれました。
べに
「ああ・・・わざわざすみません。」
ホント、いいお店でした。
オーパイパイ店員からカメラ受け取って振り返ったら、
rasi君が居ました。
rasi
「何上手いことやってるんだよー!」
どうやら彼は、私がわざとデジカメを忘れ、
女性店員と仲良くなろうという作戦をした、
と思い込んでたようです。考え古いんだよお前。
そんなこんなで電車で四ッ谷駅に戻り、
近くのコンビニで買出しをして、
部屋でまったりくつろぎました。
コンビニで買ったものをつまみ、3次会スタート。
ここからまた楽しい語り合いが始まる!!
と思いきや・・・
rasi君とかのり君とか寝る準備をし始めたんです。
おい、夜はこれからだろ?
そんなわけで、第二部スタート。
~~~~~
ヘイボー
「オレは歌舞伎町行きたい。桂花のラーメン食べたい。」
ヘイボー君も東京へは良く遊びに行くそうです。
秋葉原も含め、色んな場所に遊びに行ってます。
そんな彼も、東京で歌舞伎町という目的がありました。
私とヘイボー君には、目論見があった。
5人で歌舞伎町を歩きたい。
今回の旅行は、大まかな道筋は5人で決めた。
細かな道筋や行程は、べにヘイボーのりで決めた。
そんな中、裏の目的を、べにとヘイボーで決めた。
歌舞伎町を5人で歩く。
猥雑な街を見て歩き、
キャバや風俗のネオンサインを見たい。
客引きに絡まれて困っているヒロ君を助けたい。
客引きに絡まれて困っているrasi君を見捨てたい。
そんな思惑がべにとヘイボーの中であった。
しかしながら、それも普通に考えたのでは叶わぬ夢。
なぜなら、べにとヘイボー以外は、
そんな場所行きたがらない。
悪い言い方をすると冒険しようとしない。
最初に5人で歌舞伎町行ければ、と思ったけど、
べにとヘイボーが二人で会議をし、一つの結論に至った。
5人で歌舞伎町は、無理。
何でかって言うと、
それはこれを読み進めていけばわかります。
とにかく、無理という結論に至ったので、
べにとヘイボー二人だけで歌舞伎町に行くことに。
今回の旅行、皆に公表したタイムスケジュールとしては、
~16:00 秋葉原
16:05~ 居酒屋で飲み会。そして2次会。
~20:00 宿で3次会、そして就寝。
となっている。
おわかりいただけただろうか?
いい大人が集まってるのに、午後8時で切り上げる。
そんな話があるだろうか?ないわー。
そして、5人で歌舞伎町は無理、と結論づいた理由。
それは、ある予測を立てたんだけど、
ホントにそのまんま、
予測どおりになった。
3人、寝た。
長旅で疲れたのか、
お酒入ってお腹も膨れて満足したから眠くなったのか、
それとも規則正しい生活をしてるのかわかんないけど、
うん、rasi君のり君ヒロ君、寝た。
こうなることは、べにとヘイボーは予測済みだった。
どうしても歌舞伎町に行きたかった。
東京と言う国は、
観光名所という観光名所はほぼ限られてると思う。
でもぼくは思った。
東京と言う国は。
街そのものが、観光名所ではなかろうか。
秋葉原なんてその代表例だと思う。
眠らない街、新宿歌舞伎町。
そんな猥雑代表な街に、どうしても行きたかった。
そのためには時間を取らなくてはならない。
草津のストリップがそうだったように、
べにとヘイボー以外は夜になれば寝るだろう。
だったら、ウチら寝る時間じゃないし、
その時に行けばいいじゃん、そんな結論だった。
~~~~~
予想は見事的中したので、
こちらの予定通り、歌舞伎町に行くとみんなに伝える。
のり君辺りは鋭いので、
きっとこの不自然な時間トリックを見破っただろう。
そして「ああ、やっぱりね。」と思ったことだろう。
だけど言わせて欲しい、
みんな寝て「ああ、やっぱりね。」と思ったのはオレ達の方だと。
ヒロ君はその時唯一寝る準備をしてなかったので、
ヘイボー
「ヒロ君も歌舞伎町行く?」
ヒロ君
「いや、オレは寝るよ。」
ごめん。この展開も予測済みだった。
まあヒロ君風邪引いてるしね。
というわけで、ホント、他の三人には申し訳ないのだけど、
当初の予定通り、二人で歌舞伎町に向かった。
まあね、結構酷いこと書いたけど、
何だかんだで秋葉原の滞在時間が予定より長かったので、
時間が全体的に押してたのも問題だったと思う。
結局、宿に着いたのは22:30くらいだったと思うし。
そりゃみんな寝るか・・・。
とは言ってもこうなってしまったのは仕方ないので、
電車で四ツ谷駅から新宿駅へ。
看板を見ながら歌舞伎町に向かう。
多少右往左往したけども、やっぱ歌舞伎町はすごいね!
速攻で客引きに捕まった。
客引き1
「お兄さんこの後キャバクラいかがですか!」
とりあえず話を伺う。
1セット3000円って言ってたかな。
べに
「いや、今、街を見て歩いてるんで・・・。」
客引き1
「じゃあそのついでにキャバクラでも!」
と、そんな感じで客引きが食いついてくる。
でも、歌舞伎町の恐ろしさはこんなものじゃなかった。
べに
「じゃあ、何かあったらまたここに来るので!」
客引き1
「はい、お待ちしております!」
べに
「ではー。」
客引き2
「お兄さん、この後の予定は!?」
もう速攻。
速攻で二人目の客引きにロックオンされた。
客引き2
「ぼく、キャバクラ経営してるんですよ。」
ヘイボー
「それはすごい!」
客引き2
「ホント、いい店なんで是非来てください。」
ヘイボー
「でも街を見てるので・・・。」
客引き2
「ソコをなんとか!」
べに
「名刺頂戴。持ってるよね?」
客引き2
「・・・警察じゃないですよね?」
そもそも客引きという行為自体、
この街で禁止されている、という話でした。
横行しすぎだろ。
私が「名刺頂戴」って言ったのは、
客引き1が名刺を差し出したからです。
客引き1
「僕歌舞伎町案内しますよ。
変なボッタクリの店に入られても困りますし!」
と、彼は非常に友好的だった。
客引き1
「何かあったらすぐ連絡ください。即飛んでいきます!」
こういう話の分かるっていうか、
ノリというかテンションが高い人と当ると、
ホント楽しいと思う。お店行かなくて申し訳ないけど。
そんな経験から、名刺もらっていこうと思ったんだけど、
客引き3
「僕名刺持ってないです。最近捕まる人多くて。」
こんな感じだった。
さて、街を見て歩く、にウソ偽りはなく、
歩いていたらドンキホーテがあったんだけど、
その周りは韓国語のお店ばかり並んでた。
さらには、
ラブホテル街
あれか、連れ出しキャバでみんなここに来るのか。
というかそもそも、
客引き4
「お兄さん、飲みですか?ヌキですか?」
って言うくらいだしね。風俗も盛んなんだね。
そしてさらには、
・・・おや、奥にあるのは・・・?
新宿ゴールデン街
何かで昔はここ、
ものすごい風俗街だったというのを見た気がする。
赤線だの青線だのってのを何かで見た。
喜び勇んで歩いてみたけど、
この要に狭い路地に、たくさんのスナック・・・?
みたいなお店が所狭しと並んでおります。
何かを思い出すなあ・・・なんだろうなあ。
多分京都の四条河原かな。
ここで印象に残ったのが、とあるお店の看板。
「スナック 何となく 」
お、おう・・・。
~~~~~
客引き8
「お客さんこの後は?
飲み?揉み?ヌキ?ぬき?抜き?」
おい何だそのステキな選択肢は!!
べに
「2番目のぬき!」
客引き8
「それだとSMになりますね!」
そんな趣味ないよ
とまあ、こんな風にたくさんの客引きに声をかけられました。
あしらうと言うか、軽く会話するというか、
イケメンの兄ちゃんとの話は面白いのは面白いです。
中には
黒人で太めの客引き
「オニーサン、キャバ、ドウ!?」
オレは思った。
お前、ボビー・オロゴンにしか見えない。
声も体格も喋り方も一緒だった。
ボビー
「オニーサン、アソンデッテヨ!」
でもごめん、ボビーのキャバには行けないよ。
だって黒人しかいないバーに連れてかれそうだったし。
最終的に、ヘイボー君が言ってた「桂花」というラーメン屋。
店舗の所在地はわかったのですが(と言うか2つあった。)、
これは使えるということで作戦を閃いた。
客引き10
「お兄さん!キャバどうですか?おっぱいパブは!」
べに
「あー、今、桂花ってラーメン屋探してて・・・。」
客引き10
「あ、桂花ならあっちっすよ!」
べに
「おお、ありがとうございます!」
使える! この作戦は使える!
「桂花」バージョンが苦しくなってきた時は、
「駅ってどっちですか?」バージョンに切り替えた。
~~~~~~
時間は午前1:00を過ぎたかな。
とあることに気付いた。
・・・飲み屋がどんどん閉まっている。
歌舞伎町に来た目的は、
確かに街並みを見て歩くことなんだけど、
折角だからここでも一杯やっていきたい。
街が楽しいばっかりに、
いつの間にかこんな時間になってしまったー!
純粋に飲み屋で、
朝4時までで2800円で大丈夫です!
って客引きがいた。
けど、朝4時までなんて飲んでられないので、
てかさすが眠らない街歌舞伎町だわ。
色々考えた結果、何とか水産ってお店で飲むことに。
ここ、24時間営業なんですって。
炉端焼きって言うのかな・・・?
テーブルに炭焼きの道具が置いてあって、
頼んだものをここで焼いて食べるみたい。
でもお腹一杯だったので
そんな重いものは頼まず。
そうそう、お通しが運ばれて来たんですが、
韓国のり、アジのみりん干し、煮干し、チーズ鱈
たくさんツッコみたい場所があったんだけど、
何かもうおやつって言うか、
スーパーで100円くらいで売ってる
おつまみ菓子コーナーって言うか、
うーんと、何て言うか、
これが居酒屋のお通しかよ
みたいな。
カレーにんにく。
これ、すっげぇ美味しかった。
漬物なのでニオイは大丈夫です。
カレーのピリ辛がめちゃくちゃ良く合う。
この他に、冷奴食べた。
この飲み屋で、私とヘイボー君は、
今回の旅行の打ち上げをひっそりやってた。
まだあと1日あるというのに。
他色んな話も盛り上がり、時間になったので帰ることに。
旅というのは本等に素晴らしいものです。
色んな人と巡り合うこと。醍醐味の一つです。
これからお話しすることは、
そんなステキな出会いの物語。
新宿駅で、歌舞伎町へ行く直前に確認したんですけど、
私の記憶が確かならば、終電の時間は23:45くらい。
当時の時間は余裕で午前2時超えてましたんで、
終電なんてとっくの昔に諦めてた。
仕方ないのでタクシーを使って帰ろうと。
電車でも3駅くらいだし、そう遠くないでしょ、と。
そうして乗り込んだタクシー。
べに
「四ッ谷駅近くのセブンイレブンまで」
タクシードライバー
「はいー!」
タクシーの中って、運転者の名前書いてあるじゃないですか。
名前「塙」(はなわ)って書いてあったんです。
べに
「塙さんって言うんですかー。芸人と関係あります?」
塙さん
「ないですよー、よく言われますけどね!」
って話から始まって、しばらくグダグダ話してたんですけど、
塙さん
「これどうぞ。」
塙さんが、飴を取り出したんです。
鼈甲色で、角柱の飴。
べに
「・・・純露です?」
塙さん
「純露に似てるんだけど、違うんだ。黄金糖って言って、純露より味が濃くないの。これ100円ローソンにしか売ってなくて、たまに大量買いするんだけどね。こないだ行ったらいつもの100円ローソンにないから、色んな場所探しちゃったよー。これ、オレのタクシーに乗ってくれた人に絶対渡すんだ。子供とかすごい喜ぶんだよー。そうそう、広末涼子と松嶋菜々子にもあげたことがあるんだ。松嶋菜々子は、すぐ噛んじゃうんだよな。口の中にずっとものを入れておけないらしくて、「私すぐ飴噛んじゃうんです。」って言ってたよ。それから、オレは色んな人に飴を上げるんだけど、2回もらったって人、まだ3人しかいないんだよ。オレはいつもあの場所に居るって言ってるんだけどね・・・・。」
と、有難い話をしてもらいました。
途中、飴2回もらった。というか、松嶋菜々子・・・。
楽しい車内の会話も終了。
タクシーは四ッ谷駅近くのセブンイレブンに到着しました。
何と塙さん、タクシー代も端数をまけてくれた上、
また飴をもらいました。4回もらった。てかこの飴、マジ美味いわ。
うーんとね、えーとね、緑色のタクシーだよ。
直進すると駅に着く、歌舞伎町の大通りっぽいところに
普段居るみたいだよ!東京の方はチェキ!
最後の最後に楽しい出会い。
非常に面白い歌舞伎町でした。
宿に戻ったら、確かのり君が起きてた。
いや、目を覚ましたのかな。
まあ、時間も3時くらいだし、
翌日の行動は、ってかもう当日だけど、
7時半にチェックアウトだからね。
流石に疲れたので寝ました。
でもオレ満足だよ、すごく楽しかったから!
次回は、東京駅と今戸神社のお話です。