ここへ来てようやく、
タイトルの真意が回収される
酒の陣のお話最終回!!
べに&ヘイボーは解散するのでしょうか?
まあしたところで
皆さんの実生活にはあんまり影響しないかもですが、
ぼくとしてはべに&ヘイボーは
続けていきたいですからね。
バンバンバンバン・・・!
ヘイボー用語の中で、
「女性とエロいことをする」のを
「バンバンする」と言いますが、
決してバンバンパラダイスなわけではなく、
むしろそんなパラダイスあったら
是非お願いしたいのですが、
そうではなく、
バンバンバンバン!!
何かを叩く音だ。
それもかなり頻繁に鳴っており、
ぶっちゃけうるせぇ。
なんなんだこの音は!
やがて、音に混じって声が聞こえてくる。
ヘイボー
「べにさーん!酒の陣だよ!!べにさん!!」
バンバンバンバン!!!
べに
「うるせえええええ!!!」
ぼくが吼えた。
そこは、椅子のあるフードコートスペース。
酒の陣も終盤な時間帯となり、
椅子のあるスペースにちらほら空きが見えた。
ぼくらは立食スペースに置いてあった
荷物を持ってきて椅子のあるスペースを陣取り、
ここを拠点にしてもう一周りしようと考えていたのだ。
けど、
度重なる暴飲の挙げ句、
一休みしょうと机に突っ伏したのが
終わりの始まり。
どうやらぼくは少し寝てしまったようだ。
そして起こしたのがこの男。
ヘイボー
「もう酒の陣終わっちゃうよ!
べにさあん!!」
バンバンバンバンバン!!!
酒の陣は18時までの開催時間ですが、
ふと時間を見ると17時半だった。
ヘイボー
「あとちょっとしかないよ!べにさん!」
バンバンバン!!
ヘイボーはぼくを無理矢理起こす。
ぼくが突っ伏している机を
バンバンと叩くのだ。
普段ならば、寝かせておいてくれるヘイボー。
しかしながら酒の陣を堪能しきれてないのか、
折角の酒の陣だからなのか、
彼は容赦ない暴挙に出ていた。
そんな彼の心など露知らず、
何か目覚めの悪い起こされ方をしたぼくは、
速攻でツイートするのでした。
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↑お前、これはないよな。
折角起こしてくれたってのにさ!!
~~~~~~
終了間際、ぼくらは最後の気力を振り絞って
試飲巡りをしたけど、
それなりに後片付けが始まっていた。
立食スペースから椅子スペースに移動する際、
酔った勢いで、お土産に買った苺の甘酒を
落として粉砕してしまいました。
何とかもう一度買わなきゃと思って、
宝山酒造さんのとこに行きましたが、
ご高評につき完売御礼となってました。
しょうがない、諦めよう。
さて、今回の酒の陣のエントリーを作るに当たり、
載せ忘れた写真があったので
ここで掲載しておきます。
第一話を覚えているでしょうか?
ぼくらは酒の陣の会場入りを果たすやいなや、
速攻で椅子スペースの確保のためダッシュした。
それは一刻の猶予を争う事態だったからだ。
しかし椅子スペースの確保は叶わなかった。
それはなぜか。
たった一人のオーパイパイ!
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玉川酒造さんの試飲オーパイパイ!
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写真右手の女子がそうです。
素晴らしい。可愛い。
玉川酒造がなかったら、とは言いません。
このオーパイパイに足止めされなかったら、
ぼくらは椅子スペースを確保していたかも知れない。
いや、椅子スペースを確保してたら、
眠りにつく時間が早くなって、
もっと時間をロスしていたかも知れない!!
ってことは、このオーパイパイは
ぼくらのロスタイムを軽減してくれたのか!?
なんていい子なんだ!!
そう言えば、奥の上善如水、
飲んだ気がするけどもう覚えてないわ。
名前だけで有難がってた気がする。
~~~~
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今年も食べました、牡蠣のガンガン焼き!
確か400円。
相変わらず美味い。
牡蠣の食べ方ではこれが一番好きだ。
それに亜鉛は男性的にも人間的にも
摂取すべき成分ですからね!
そんなわけで、これらを全て堪能した上で、
ぼくは眠りについてしまい、
貴重な酒の陣の時間を失ってしまいました。
そして、ヘイボーに起こされて酒の陣は終焉に。
べに
「あーあ、さーて、ちょっと吐いてくるわ。」
ぼくみたいに酒の陣も三年目となりますとね、
もうこの後の展開はわかっている。
ぼくはこのあとゲロ吐いてダウンする。
今まで食べた、
飲んできたものを
全てぶちまけて、
何のために食べたのか、
飲んだのかを
千思万考するだろう。
それならもう吐くわ。吐いて楽になるわ。
ぼくとヘイボーはトイレに向かって、
2人揃って吐くのでした。
ふー、スッキリスッキリ!
~~~~~~~
さて、意識も多少ハッキリし、
もう会場内は終礼始めるわ
後片付け始めるわで、
とても一昨年みたいに
余った試飲を集めると言った
バカなマネはもう出来なそうだった。
それならそれで、
ぼくはやることがあった。
ぼくは行きがけに彼に話をした、
「第二部」の敢行だった。
もちろん、これは健常者が普通にやれば、
ただの業務妨害でしかない。
吐くものを吐いて多少スッキリしたとは言え、
全然現役で酩酊状態なので、
僅かな意識を奮い立たせて
ぼくは思考を巡らせた。
去年、ぼくはゲロを吐いて車椅子で運ばれたけど、
そこの近くで寝転んだ。
申し訳ないけど多少わざとなところもあった。
でも不思議と寝転がると
眠気が一瞬で舞い降りた。
とりあえずそのまま気分良くなるまで
休もうと考えていたら、
思ったより早く救護隊が来てしまった。
救護隊員
「大丈夫ですか?意識ありますか?」
べに
「うーん・・・。」
意識はまああるにはありましたが、
このまま解放されて自力で帰れ言われても、
多分そこらで転がってそうだったので、
「もうちょっとこのままで。」
と言おうとしましたが、
酩酊状態のせいか喋る気力がなかった。
救護隊員
「救護室行きますか?帰れますか?」
究極の選択肢が現れました。
グッドエンディングを見るには、
選ぶ選択肢は1つしかありません。
べに
「キュ・・ゴシツ・・・。」
心の中では歓喜でしたが、
体がついていかなかったので、
片言で選択してしまいました。
こうしてぼくは2年連続、
車椅子に載せられ救護室に運ばれました。
去年はガチで意識がなくて、
気が付いたら救護室状態だったのですが、
今回はどこに救護室があるのか
頑張って見届けました。
何か車椅子は再び会場入りし、
各酒造さんが後片付けをしている最中、
ぼくは車椅子で救護室まで運ばれるのです。
なんですかこの公開処刑は。
さっきのオーパイパイ達が
「あいつダッサ!」とか言ってるに違いない!
恥ずかしい!!
にしても、さっきまで何ともなかったのに、
車椅子に乗った瞬間、
吐き気がぶり返してきました。
あれか、車椅子酔いという
世界一情けない乗り物酔いなのか。
車椅子で運ばれながらも
ゲロを吐いてしまったぼくです。
あ、ちゃんとゲロ袋渡されたので
撒き散らしてはいません。
ゲロゲロ汚いエントリーだな、今回。
心象を良くするため、
このエントリーに限り、
「ゲロ」を「虹」と表現します。
さて救護室に運ばれたぼく。
とりあえず去年と同じく、
畳の上に新聞紙を敷かれ、
そこに横たわるぼく。
ストロー付きの水飲み器具を渡され、
救護隊員
「水たくさん飲んでくださいね!」
と言われた。
そして
救護隊員
「虹袋置いとくので気持ち悪かったらここに!」
と言われました。
まあ言われてもぼくは眠かったので
目を開けていませんでしたが、
ストローだけは口元にセッティングされましたので、
おとなしく水はちょいちょい飲んでました。
~~~~~~
どうやらまたしばらく寝たらしい。
救護隊員
「タクシー着きましたよ!起きれますか?」
どうやら救護室のタイムリミットも
来てしまったらしい。
ぼくは強制的に起こされた。
やはり寝たからか、
意識はまた少しはっきりとしていた。
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救護室にて。
あたりを見渡すと、
女性の救護隊員も結構いました。
そしてぼくの他に寝込んでいるのが2人。
おそらく両方共女性っぽいかった。
ただ、片方にはお父さんみたいな
初老の男性が枕元で見守っていた。
その初老の男性は、
ぼくの顔を見ながら、
男性
「あーあ、いい男が台無しだよ!」
何言ってんだコイツ、と思いながら、
ぼくは立ち上がったのですが、
その時、
何かがポロリと落ちた。
おにぎりシール
ぎぃやあああああああ!!!!
そうだ!そうだった!
そう言えばそうじゃん!!
両頬と額の計3箇所に貼られてた
おにぎりシール!!
アリスと写真撮るときも、
殿と写真撮るときも!!
救護隊員に運ばれる時に
べに
「キュ・・・ゴシツ・・・。」
などと謎の日本語発したときも!
酒造さんやオーパイパイが
後片付けをしている中、
車椅子に揺られながら
虹をぶち撒けていたその時も!
ぼくはおにぎり屋の工作員として
顔にシール貼ったままだったああ!!
救護室にいた救護隊員も焦ったでしょうね、
車椅子で運ばれてきたのが、
顔におにぎりシール三枚も貼った
工作員だったわけですからね。
何より申し訳ないのがそのおにぎり屋に対してで、
おにぎり屋の工作員であるぼくが
虹を吐き散らしてるわけですから、
どんだけ毒レベルが高いおにぎりなんだ、
と、マイナス宣伝効果をもたらしてしまった。
しかし、もうここまで来たら
その全てがどうでもよくて、
もうおにぎりシールとかシカトして
ぼくはヘイボーとタクシーに乗りました。
~~~~~~~~
タクシー運ちゃん
「どちらまで?」
べに
「新潟第二ホテル、新館に。」
ぼくらはタクシーに揺られて
本日の宿に向かいます。
時間は19時を回ったところでしょうか、
お酒に強かったらこの後も
新潟駅周辺の居酒屋で
第二陣が開かれてたとかでしょうけど、
泥酔で酩酊で酔い腐れているぼくらに、
そんな未来など必要なかった。
さて、ここで恐ろしいことが起きた。
さっきの車椅子酔いの親類なのか、
タクシーの揺れでも気持ち悪くなった。
ぼくは普段乗り物酔いなど絶対しないのに、
ぼくの胃の中の虹が、
「オレ、いつでも行けるやで!」
などと息巻いているのだ。
まあ救護隊員からは
新しい虹袋を授かってるので、
ぼくは遠慮なく虹を吐いたのですが、
完全な水しか出なかった。
救護隊員に水たくさん飲め、
と言われて飲みまくったのですが、
それがそのまま虹としてリバースされました。
べに
「飲んだの意味ねーじゃん。」
と、酔いながらもこの現象に
ツッコミを入れてたのですが、
気が気じゃなかったのが
タクシーの運転手さんでした。
タクシー運転手
「大分飲みましたね、大丈夫ですか?」
ファーストアタックが心配から
入ってきたのですが、
やがて、
タクシー運転手
「もしシートとか汚したら、大変ですよ。」
タクシー運転手
「ここからホテルまでは後少しですよ。」
タクシー運転手
「賠償金結構かかりますよ。」
うるせえええ!!!
遠回しに降りろって
言ってんじゃねえええええ!!!
いや、自分の仕事道具であるタクシーを、
虹まみれにされたくない気持ちはわかります。
でもね、
ぼくらはまだ品のいい酔っ払いですよ。
あったじゃないですか、弁護士だったかが、
すげー酔ってて、とある住所に向かったら、
「ここ使わないでしょう普通!!」
とか急に激昂しだして、
蹴り入れて遮蔽板とか
壊してたゴミみたいな事件が。
ぼくらはそんな素行が悪い素振りをしてません。
虹袋に虹を吐いているだけなのに、
そんな言い方ないじゃないですか。
普通、大丈夫ですか?
もうちょっとなので我慢してくださいね、的な、
そんな言い回しとかしてくれても良かないですか?
別にぼくは、月々30円で
賠償1億まで降りる共済に入ってるので、
今すぐシートに虹をぶち撒ける
選択肢もあったのですが、
まあ、酒の陣で楽しんだわけですから、
変なイザコザを起こすのはなしにしましょう。
しょーがないのでタクシー降りました。
一言だけ言わせてくれ、
クソが!!
~~~~~~~
チェックインしたぼくらは、
そのまま泥のように眠りました。
多分チェックインしたのが8時でしたが、
翌朝8時まで眠り続けた。
翌朝、チェックアウトしたぼくとヘイボーですが、
ヘイボー
「久々にあんなに寝たわー。」
仕事に家庭にてんてこ舞いなヘイボーも、
久々に一人でゆっくり寝れたのか、
とても健やかな表情をしてました。
この後、Twitterにも載せた、
鬼みたいな唐揚げ弁当を食べて、
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死ぬほどお腹いっぱいになった後、
ドライブと温泉に行く予定です。
朱鷺メッセの近くに、
『Pia万代』というショッピングスポットがあって、
ぼくはそこで物色したかったのですが、
ヘイボーは早く温泉に行きたそうでした。
べに
「あと5分!」
ヘイボー
「あと3分!」
と、分単位で残留時間をせめぎ合うぼくらですが、
とりあえずぼくとヘイボーがトイレに行くと、
丁度入れ違いにトイレから
極上オーパイパイが出てきました。
ヘイボー
「プラス5分。」
べに
「え、めっちゃ増えたんだけど。」
この瞬間から、
オーパイパイ残留タイムゲームが開始されました。
ルールは至って簡単。
とあるスポットに行って、
そのスポットの観光時間は5分だけ。
その後、
オーパイパイを見つけるごとに
プラス1分されて観光時間が増える
恐ろしいゲームです。
何が恐ろしいかって、
自分がそのスポットに長く居るためには、
観光そっちのけでオーパイパイを
探さなくてはならなくて、
結局観光どころじゃなくなるという
本末転倒まっしぐらなゲームでした。
結局Pia万代では8人位のオーパイパイを見つけ、
その中で十分な観光が出来ました。
ヘイボー
「だってあるんだもん!!」
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あったから買った。
それ以上でもそれ以下でもない。
ちなみに、
両方死ぬほど同じ味だった。
両方無果汁だしな。
作った側も売れるとか思ってなかっただろ。
~~~~~~
さて、物語も終盤です。
温泉に入っている時に、
ヘイボー
「何か嫌な予感がする。」
この男が何かを感じた。
ヘイボー
「早く帰ろう!」
こうして早く帰ることになりましたが、
ぼくは長居したくて
オーパイパイを探しましたけど、
平日の温泉施設には、
見事におっさんとばあちゃんしかいなかった。
涙のプラス0分。
帰路についていると、
ヘイボーの携帯が鳴り出した。
奥さんからだったようだ。
詳細に書くと色々とプライバシー的に
よろしゅうありませんので
パッとお手軽に書きますが、
今後、かなりの長い期間、
ヘイボーと出掛けるのが、
無理そうな空気になりました。
ぼくとのバカを優先させるわけには
行きませんので、
ぼくも黙って引き下がりましょう。
でも、LINEでやり取りしていると、
毎回死にそうな絵文字から始まって、
「自分の時間がない」などと供述している
ヘイボーには、何とかして羽ばたいて欲しい。
羽ばたける翼があるのに、
羽ばたける空がない。
これこそが、
べに&ヘイボー解散になる大きな一因でした。
ヘイボー自身も
「でもそうだよなー。もう出掛けられないか。」
と、半ば諦めムードでしたからね。
べに
「たまには、バンバンのない旅行してみる?」
とカマをかけてみると、
ヘイボー
「今更そんなのありえないでしょ!」
と、ムキになって反論してくるので、
心の底ではまだ諦めてないでしょう。
ですが、それぞれにプライベートがある以上、
無理なものは無理とキッパリすることも大事。
ぼく自身もこの文章を書くのは、
非常に心苦しいのですが、
今回を持って、
べにさんとヘイボー君の
珍道中なお話は、
しばらく休載になると思います。
おそらくですが、
彼の代わりとなる人もいませんからね。
ていうか居るわけがない。
しかしながら、一つだけ、
べに&ヘイボーを実現できる方法を、
見つけることが出来た、と思います。
それをヘイボーにも話した所、
「寂聴大いに喜んでーー!!」
とか言ってましたからね。
まあ上手くいく可能性は0に近いのですが、
希望を持って行きたいと思います。
~~~~~
そんなわけで、酒の陣のお話でした。
アレだわ、みんなマジ飲み過ぎアカンからな!
※ 追記
クソタクシーから降りてホテルまで歩いてるとき、
ヘイボー
「さすがべにくん、演技力すごいね!」
と、言った。
ぼくが酔いつぶれた演技をしたため、
救護室に運ばれたと彼は思ったのだろう。
残念ながらフルパワーで
泥酔症状でしたので、
演技も何も素で救護室に運ばれただけです。