とある酒造さんにて
べに
「あ!うまっ!美味しいこのお酒!」
多分ですけど、
何かのリキュールだったか、
純米大吟醸を飲んだんだと思います。
酒造さん
「ありがとうございます!」
べに
「旨味がしっかりと出て、
それでいてしつこくなく飲みやすい!」
そしたら近くに
若い兄ちゃんが聞いてて、
若い兄ちゃん
「へえ!試飲させて下さい!!」
と、ぼくに言ってくるので、
べに
「あ、ぼく酒造の人じゃないんで。」
若い兄ちゃん
「え!店員さんじゃないんですか!!」
と、その兄ちゃんを試飲係の方に
誘導してあげました。
べに
「ごめんな!」
そして颯爽と去るぼく。
ぼくが店員でお酒売りつけたら
マージンもらえただろうか?
~~~~~~
と、そんなことがそこら中で起きているであろう
酔っぱらいの祭典、にいがた酒の陣。
カップルが鮭とばの皮だけ食ってるのを見て、
べに
「それ何処で売ってたんすか!!」
と、絡んだり、
(ホントはオーパイパイにだけ絡んだつもりが
彼氏が一緒だったというクソオチ)
オーパイパイの試飲係の人と
ちょっとお酒について語ったり、
さらには、
酒造のとっつぁんとか兄ちゃんとも
お酒について語ったりと、
記憶にはもうないですけど、
色んな人と絡んだりした気がします。
去年みたいに、
知らない団体さんの飲みに混ざったり、
謎の外国人と絡むようなことはなかったですが、
ライトな絡みをたくさんするのも
またいいじゃないですか。
そんな、Liteな絡みをするに当たり、
とてつもなく重宝したものがあります。
信州 旨辛生姜みそ と
川村水産 ほたるいかの沖漬け!!
この2つ、洒落にならなんほど美味しくて、
わざわざリピートして買ってますからね。
見た目は吐瀉物みたいに見えますが、
ホント、ほんとに美味しいんだって!
確か持ち込み禁止とか書かれてた気がしますが、
美味しい日本酒を楽しむための知恵です。
ぼくとヘイボーは午後からの試飲は、
この味噌と沖漬けを片手に、
色々酒造さんを巡りました。
で、同じ酒造さんで試飲してる人に、
いきなり
べに
「これ食べてみて下さい!」
この日のために会社からパクったマドラーで
旨辛生姜みそをお裾分けしました。
試飲者
「え!?旨っ!何これ!!」
べに
「味噌!」
と言って、颯爽と去るのでした。
ぼくの犯行は留まることを知らず、
また別の酒造さんの試飲で、
べに
「まあまあ、どうぞどうぞ!」
と言って味噌を勧め、
オーパイパイ
「え!美味しい!!何ですかこれ!」
べに
「味噌!」
と言って去るのでした。
また、とある夫婦さんはとても品が良かったので、
べに
「これ、絶対美味いですよ!」
と、ほたるいかの沖漬けを進呈。
旦那さん
「あ、美味しい!美味いよこれ!」
奥様
「あー!お酒に合うー!」
と、大層お喜び頂けたようで、
ぼくとしても非常に喜ばしい限りでした。
このように、
ぼくは自分が美味しいと思うものを、
他の人が美味しいと言ってくれると
とても嬉しく思いますので、
ついたくさん振る舞いたくなっちゃうんですよね。
あ、もちろんヘイボーとも仲良く食べましたよ!
これの他に、
ヘイボーから例のセブンイレブンの
スルメをもらいましたが、
それを食べることなく、
ぼくが買ってきた味噌と沖漬け、
そしておやつ煮干しを食べながら、
今後の試飲を楽しみました。
そう言えば、一昨年はイスのあるスペースにて、
隣の席の人の薬味のネギを譲り受けた
謎の思い出がありましたが、
今年は、おばさんの二人組に、
ぼくの味噌とホタルイカをあげたら、
おばさんA
「あら美味しい!!」
おばさんB
「どこのなの!?」
と、食いついてきました。
べに
「これ両方県外のやつです!」
と、ドヤ顔で説明するぼく。
そしたら、
おばさんA
「これも食べてみて!!」
と、おばさん自家製の漬物を出してくれました。
何の漬物だったかは忘れましたが、
蕪みたいな食感で、
何か緑色の植物でした。
これ、あっさりな上に風味爽快で、
かなり美味しい漬物でした。
べに
「え?これすげー美味しい!!」
おばさんA
「○○なのよ!」
その○○が思い出せないのですが、
4回位その名前を言ってた気がします。
多分、普段漬物にはしない
珍しい植物だったのでしょう。
なお、おばさんBからはカルパスをもらいました。
そのカルパスはポケットに突っ込んだまま
存在を忘れていましたが、
後日ぼくの非常食となりました。
ちゃんとヘイボーももらって食べてましたよ。
いやー、やっぱこういうの、いいよね!
~~~~~~
さて、ぼくらが鯛茶漬けを堪能した後、
ステージ上では催し物をやっておりました。
日本酒ファッションショー!
オーパイパイが日本酒片手にステージ上を練り歩く!
まあ、どこが「ファッションショー」なのか疑問ですが、
そういう「ファッション」ではなくて、
日本酒の銘柄デザインがメインのなんですかね?
この写真の右側の人が何を撮っているのか
一発でわかってしまって微妙な気持ちになった。
このファッションショー、
最終的には10人位のオーパイパイ達が登場し、
日本酒の瓶を持ち歩いた後、
一斉にステージ上に並びます。
並んだ後は多分何かの発表やらしてたんでしょうけど、
何かこういうのには興味がなかったぼくとヘイボー。
ファッションショーを横目に、
ぼくらは試飲を再開するのでした。
ぼくとヘイボーはこちらのように、
純粋なオーパイパイが好きなんでしょうね。
小山酒造店。
ここでは特に純米大吟醸とかはなかったですが、
オーパイパイのお蔭でステキな試飲を楽しめました。
奥に反応してはいけません。
~~~~~~
雪中梅の丸山酒造
雪中梅が主力なだけあって、
梅の造花がステキですね。
どこかのダンボールパンダも負けてませんけどね!
薄々自分でも気付いてましたが、
ココらへんから酔いとテンションがおかしかったのか、
全然写真が残っていませんでした。
~~~~~~~
千代の光酒造さん。
この冷やし樽と、
隣のぬる燗製造機に心打たれる。
ただの試飲じゃなくて、
この様に一手間加えた試飲もまた楽しいよね!
そしてぬる燗の染み渡るこの旨さ!
~~~
前回、ヘイボーが何故か買っていた、
マイクロおにぎりのお店。
あれから何回か訪れていて、
前を通る度に、ノーパイパイが
バカ二人の顔にシールを貼っていくのだ。
キュピーーン♪
まばゆい光を放ちながら
おにぎり屋の手先は、
おにぎり屋の工作員に進化しました。
以降、バカ二人は工作員として、
その恥を会場内に振り撒いていくことになる。
鮎正宗酒造
おばちゃんが、
確か発泡性の日本酒を試飲させてくれて、
中々美味しかった思い出があります。
で、一悶着あった気がしましたが、
記憶の風化のせいで忘れました。
~~~~~~
一昨年は、極上オーパイパイがいて、
去年もかなりのオーパイパイが、
そのブースを彩っていた加藤酒造。
今年は、
まあその、オーパイパイではあるのですけど、
去年や一昨年みたいなインパクトはなかったです。かね。
あんまり人数揃えられてもなかったかもしれない。
休憩中だったんですかね?
とりあえず去年と一昨年の
加藤酒造さんの写真を上げておきますね。
去年
一昨年
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ここまで来れば酔ってるとか酔ってないとか、
そんなことはどうでもよく、
ただひたすら意識がない。
しかしここで本当に意識を飛ばしてしまっては、
折角の酒の陣も台無しになってしまうので、
ぼくとヘイボーは和らぎ水を頻繁に汲み足した。
和らぎ水とは、チェイサーです。
「大人の飲み方講座」みたいな、
至極当然なことしか書かない解説サイトとかでは、
お酒と一緒に水を飲みましょうと
良く書いてあると思います。
ぼくもお酒の席では必ず水を飲むようにします。
この効果や抜群で、次の日に残らない。
そりゃ酔うし、吐いたりもしますし、
意識も飛んじゃったりもしちゃいますが、
次の日への影響力をかなり抑えられます。
和らぎ水自体販売コーナーがあるのですが、
会場中央に普通に蛇口がありますので、
みんなこぞって、そこで水を補給していた。
給水所、とも書いてあったしな。
さて、そんなこんなで時間は過ぎていくのですが、
ヘイボー
「!!べにくん!!」
ヘイボーがぼくを呼ぶ。
ヘイボー
「アリス!アリス!!」
日本酒は外国人にも人気!
などと、そんな話が耳に入る昨今、
このジャパニーズみそーと、
スモールカトルフィッシュソイソースデリシャスを使い、
試飲に来たアリスにお近づきになろう、
そんな妄想を一瞬でしたぼくですが、
どこにもアリスの姿がありませんでした。
こいつ、酔って幻覚でも見たのか。
べに
「いなくね?」
ぼくが辺りを見渡しながら言うと、
ヘイボーはぼくを引っ張って誘導します。
そしたらね、さすがヘイボーじゃないですか。
目聡い男と言ったらヘイボーじゃないですか。
寂聴先生と言ったらヘイボーじゃないですか。
いたんです。
酒造さんの売り子さんとして居たんです。
うおおお!
早速試飲をいただきました。
もう何飲んだか忘れたけど。
ヘイボー
「べに君、撮ってもらったら!?」
なんか知らないけどそんな話になった。
確かにさっきもメガネオーパイパイと撮ったしな、
頭がバーストしてたぼくは、
そのアリスと一緒に撮影しました。
思い出の一枚。
多分ロシアの人なのかわかりませんが
写真で見るより、実物は数倍老けてます。
ぼくより歳上なんじゃなかろうか?
でも写真で見る分には美人なのでね、いいですね。
[べにさんがいいね♡をしました。]
そして何酒造さんかもわかりません。
撮った写真に情報がなさすぎる。
さて、お気づきかもしれませんが、
写真のぼくを見て下さい。
おにぎり屋の工作員として頑張っている
ぼくの姿、お解りだろうか?
両頬、額の合計三枚貼ってあります。
この写真を撮影したヘイボーも貼ってあります。
そしてこのロシアンアリスは、
シールにはノータッチでした。
アウトオブ眼中溢れる瞬間。
きっと、工作員そこら辺にいたからだよな!
(ぼくら以外に一人しか居なかった記憶)
ヘイボーの暴走は留まることを知らない!!
ヘイボー
「べに君!殿だ!!」
今度は何だ!!
例えば、ヘイボーが、
「オーパイパイだ!」とか、
「パンチラチャンス!」だとか、
そう言おうものなら瞬殺で
ヘイボーの言動に耳を傾けるのですが、
「殿」て。
殿やで?ないわ。
と、仕方なくヘイボーが指す先を見ると、
べに
「殿じゃん!!」
普通にとっつぁんが殿っぽい
コスプレしてるだけなのですが、
おにぎり屋の工作員である前に、
ただの酔ったバカ2人でしかないので、
そんなぼくらが盛り上がるには、
十分過ぎる理由であった。
ヘイボー
「べに君撮ってもらえば!?」
うるせーバカ、さっきのアリスならともかく、
何でとっつぁんなんかと
一緒に写真撮らなあかんねん。
イエーーイ!!
何の恨みかわかりませんが、
ぼくの画像フォルダにこの写真が5枚もあって、
何で5回も撮ったのか、
ヘイボーに小一時間問い詰めたかった。
もちろん、この撮影時にも、
ぼくの顔にはおにぎり屋の工作員である証が
しっかりと貼り付けられております。
~~~~~~~
さて。
さっきの殿の写真が、
大体14時過ぎの写真でした。
酒の陣始まってから、
四時間後の出来事だったわけです。
先にこの事実を伝えておきますが、
これ以降、ぼくの画像フォルダには、
写真が入っておりません。
撮ってなかったのです。
それは一体何故なのか?
そんなわけで、ようやくですね、
今回の酒の陣のタイトルが
回収できそうですね。
では次回に続きます。