酒の陣が終わって二週間が経ちました。
記憶の風化が始まっていますが、
撮った写真を見て、
当時の情景を思い出します。
でも、「ランス10」のアイコンをダブルクリックする度に、
微かな情景さえも吹き飛んでしまいます。
そうやって、日々酒の陣の記憶が
吹き飛んでいく最中、
ランス10に一つの区切りが着きました。
いくつかのバッドエンディングを繰り返し、
ようやく最初のエンディング、
ラスボスを倒したところまで来ました。
負けイベントである初戦で勝ってしまい、
そのままエンディングを迎えてしまったわけですが、
すぐさまわざと負けて、
本来の順当ルートでもラスボスを倒しました。
エンディングは一緒でしたが、
ラスボスの倒し安さが違う。
シャリエラありがとう。
さて、そんな酒の陣の記憶が薄れゆく中で、
本気出して続きのお話を作っていきます。
~~~~~~
ヘイボー
「ここは!?」
べに
「純米大吟醸!」
べに&ヘイボー
「純米大吟醸くださいー!」
ここぞとばかりに狙い撃ち。
高い酒ばかりを注文しまくる
質の悪いバカ二人。
開門前の待ち時間で、
全ての酒造で何を飲むか計画済みのぼくらは、
迷うことなくその行程を消化していた。
1つ、ミスを犯したと言えば、
酒の陣ということでノリ良くなって
色んなお酒を飲んでしまったことだろう。
1つの酒造で4種とか5種とか飲んじゃってるからな。
今年も全酒造制覇は難しいこと確定。
そんなわけで、バカはバカらしく
好きなようにお酒を飲み進めていると、
べに
「あ!ショコラ日本酒!!!」
なんかチョコレートに合う日本酒だとか。
去年Aさんとの酒の陣では、
飲もうとしたらすでに試飲切れでした。
今回はまだ始まったばかりなので、
お店側も大盤振る舞いでした。
べに
「これ、チョコと合うんですよね!?」
日本酒なのにチョコと合う。
そんな付加価値のある日本酒が、
妙に気になるお年頃のぼく。
越の華酒造の人
「そうなんですよ、良かったらチョコどうぞ!」
アルファベットチョコ的なやつを渡されました。
まずはお酒自体を楽しみ、
そしてチョコを口に含んだまま、
お酒も飲んでみました。
べに
「!!」
べつに、普通。
いやこんなこと言うのもアレなのですが、
なんかあるじゃないですか、
チキンラーメンに卵落とす的な感じで、
一緒に食べることによって、
美味しさが倍増する
組み合わせがあるじゃないですか。
わかんない、
チョコと日本酒初めて一緒に食べたから、
もしかしたら他の日本酒と一緒に食べると、
なんか変な感じになる所、
この「カワセミの旅」ならば、
上手く融和すると言うか、
そんな変にならないことに
成功したのかもしれない。
べに
「おお、何かいいですね!」
何がだよ。
ぼくの精一杯の無難なコメント。
これ以上絡まれたらボロが出るので、
他の客に気を取られている隙に、
ぼくらはフェードアウトしました。
~~~~~~
こんなん絶対美味いやん。
しかしぼくらは純米大吟醸だけ飲んで
去ってしまったのでした。
もったいなさすぎる。
と言うか記憶が飲んだ記憶がなかった。
~~~~~~
高橋留美子とどんな契約をしてるのかわかりませんが、
高橋留美子キャラの商品がたくさんあります。
一昨年、ヘイボーとここで試飲したとき、
試飲係の男性スタッフがぼくらを無視して、
女性客としか話をしてなかったのを思い出しましたが、
まあそんな過去の確執は捨てて、
楽しく試飲させていただきましょう。
妹が犬夜叉好きだから、
妹に何か買えばよかったな(不実行)
~~~~~~~
ぼくが酒造さんの写真を撮ろうとしたら、
和服コンパニオン
「あらあら、ごめんなさいね!」
別のブースの売り子さんなのか、
丁度撮影タイミングが被ってしまいました。
べに
「あ、どうぞどうぞ!」
と、ぼくは譲ったのですが、
その和服コンパニオンは、
越乃寒梅が主力の石本酒造さんの、
試飲係のお姉さんを撮影しようとしてました。
どうやら顔見知りなんですかねぇ、
とてもフレンドリーに話をしていたのですが、
その後にですね、
和服コンパニオン
「さ、どうぞ!」
ぼくは石本酒造さんの
お酒ラインナップを撮ろうとしてたのに、
いつの間にか試飲係のお姉さんと
ツーショットの写真を撮ることになってました。
まあ、それはそれでアリなので、
一緒に撮影しました。
ちなみにぼくはオーパイパイだと思います。
こちらのおねーさんもオーパイパイじゃないですか?
そして撮り忘れたお酒ラインナップ。
~~~~~~~
笹祝酒造さん。
このダンボールアートにパラメータを全振りしたのか
折角人気取れそうなパンダなのに、
全然写真撮ってる人がいませんでした。
もうちょっと可愛く作れただろうに、
メイドインチャイナかな?
~~~~~~~
弥彦酒造 こしのはくせつ!!!
↑写真に「いちご畑」って書いてあるじゃないですか。
多分ここ、だったと思うんですけど、
いちごの日本酒の試飲が出来たんですよ。
べに
「あ、旨っ!!うまあああああい!!」
何て言うんでしょ、
リキュールと言ってしまえばそれまでなんですが、
しっかりとしたイチゴの美味しさと、
日本酒が上手く合っている気がする!
さっきのチョコと合うとかのより、
全然組み合わせがしっくり来るわ!!
で、ぼくは初めて、
勢いでこのいちごのお酒を購入しました。
~~~~~~~
べに
「ちょっと休もうかー。」
15件くらいの酒造を巡った辺りで、
流石に酔ってきましたよ。
挙げ句にぼくはいちごの日本酒という
お土産までぶら下げており、
一旦他の手荷物を置いたスペースで
インターバルを置くことにしました。
そんな自軍の陣地へ進む中、
べに
「あ!熱燗あるじゃん!!!」
雪中梅の丸山酒造場
どうやらぬる燗でしたが、
この状態で飲むぬる燗はまた素晴らしい。
こうして容赦なくアルコールを
体内にぶち込んで行くのでした。
~~~~~
べに
「まだ全然なんだけど。」
毎年思うのだけど、
ここ酒の陣では不思議な事が起こる。
これだけの工程をこなしておきながら、
時間はまだ午前11時10分。
異様に時間の進みが遅いのだ。
つまり、酒の陣会場に入場してから、
まだ一時間しか経ってないのだ。
まあ、それでこんだけ酔ってれば
もう上等だわな。
ぼくらはとりあえず荷物を置いた
スペースで一息つきました。
極上オーパイパイお姉さんもいるし、
やはり酒の陣は最高ですわ!
ちなみに、今ここまでの間でも、
知らない客と話ししたり、
絡んだりしていたぼくら。
こういう異文化交流も外せないよね。
さて、いつまでも立食スペースにいるのもあれなので、
再度椅子のあるスペースを確保しに、
ちょっと偵察に行きました。
しかしながら満員御礼なので、
結局今の場所に居続けるしかなかったのですが、
とりあえず外にある食べ物販売ブースを
物色することにしました。
そしたら、
べに
「・・・何買ってんの?」
ヘイボー
「何かつい買っちゃった。」
ミニおにぎりセット
写真で見てわかるように、
日本の技術の結晶をここに費やしたのか、
かなりのミニサイズなのですが、
驚きなのはその技術ではなく、
500円という攻撃的な価格
こんな凶暴な値段見たことないわ。
しかしここで恐ろしい事態になる。
売り子である女の子(ノーパイパイ)が、
ヘイボーの顔にシールを貼ったのだ。
それは、
一目でおにぎり屋の手先であることが
バレてしまうシールだった。
そして売り子の女の子(ノーパイパイ)は、
何の躊躇いもなく、
ぼくの顔にもシールを貼りおった。
こうしてバカ二人は
おにぎり屋の手先となり、
顔にシールを貼ったまま、
以後の酒の陣を過ごすことになる。
↑とても重要なフラグなので
皆さん是非覚えておきましょう。
~~~~~~~~
おにぎり屋の手先二人は、
フードコーナーを一瞥した後、
再度試飲を制覇するために、
会場内に入りました。
会場内に入ると、
一昨年ヘイボーと来たとき、
福引きをしたスペースが、
謎のコーナーになっていた。
乳酸菌醗酵酒粕「さかすけ」コーナー
まあこう書かれていようが
謎は謎のままだったのですが、
何か試食がありそうだったので、
試食大好きなぼくは
ストレートに吸い込まれていきました。
その酒粕を使ったクリームチーズ
これすっごい美味しくて、
ぼくとヘイボーはおかわりしてしまった。
おかわり禁止だったのにしてしまった。
しかも買わなかった。ごめんなさい。
さて、気を取り直して試飲へ。
出た!塩川酒造さん!
v('∇'vミ カニーに合うお酒、フィッシャーマンを取り扱う。
肉に合うお酒、カウボーイもありますが、
フィッシャーマンのノーマルのやつが美味しいです。
去年、一昨年は居なかった
オーパイパイの試飲係も居ますし大満足。
ただ、ぼくはまだこの
フィッシャーマンとv('∇'vミ カニーを
一緒に食べたことがない。
マリンドリーム能生が解禁されたら
一緒に試してみるかなー。
あと、写真見てもらえばわかりますが、
どうですかこの人の数。
今年は二日間合わせて14万人の人が来て、
毎年来場者が増加している、
という現象に恥じない結果だと思います。
県外からも来てますし、
すごいね、やっぱ酒の陣すごいわ!
~~~~~~~
金鵄盃酒造のアロニアの酒!!
アセロラだか、何か目に良いポリフェノールだか、
そんなので作ったお酒(記憶薄)
べに
「ヘイボー君、これこれ!!」
ヘイボー
「おー、これが・・・。」
ぼくはヘイボーに
「ホラー漫画みたいなパッケージ」
と伝えてしまってましたが、
ヘイボー
「おん、美味しいじゃん!」
と、ヘイボーにも好評。
外見に騙されてはいけないという
教訓にもなるお酒でした。
濃いやつより、
普通のヤツのほうが美味しいです。
~~~~~~~
確か、ぼくが何処かの酒造さん、
今代司さんの花柳界だか、
宝山さんのイチゴ甘酒だかの
試飲をひたすら貪っていた頃。
そう、時間としては割りと序盤だったのですが、
ヘイボーが一瞬姿を消した。
ぼくはお酒を飲んでいたので、
特に気にしてはいなかったが、
姿を消していたヘイボーが話しかけてきた。
ヘイボー
「べにくん聞いてよ!!」
べに
「どしたん?」
ヘイボー
「おちょこ、落として割ったてえ!!」
酒の陣で、チケットと交換されるおちょこですが、
これは酒の陣限定で、しかも一人一つ。
割ってしまうと交換不可で、
万が一割ると、代替の汎用おちょこを
渡されてしまうのでした。
しかしヘイボーが持っていたのは、
酒の陣用の限定おちょこだった。
どうやらまだ序盤で、
ストックが多々有ったからなのか、
200円で限定おちょこを買ったそうだ。
そして、
ヘイボー
「オレも、もう落とさないように
ストラップ買ったんだけどさ。」
同じ過ちを踏まないように、
ヘイボーもおちょこバインドストラップを
買ったのだそうだ。
べに
「あれ?なんか違う?」
ヘイボーが下げていたストラップは、
バインドする部分が金具であり、
かなりしっかりした造りだ。
少なくともぼくが
にこるんに似てそうで似てなかった
女の子から買ったストラップよりも、
とても頑丈そうな造りだった。
べに
「え、いいな!こっちの方が心配なくね?」
と、ぼくはヘイボーのストラップを
羨ましがったが、
ヘイボー
「これ、2000円なの。」
べに
「はぁ!!?」
確かにぼくの買ったストラップは1000円であり、
全てがゴムで出来てるので、
いつ破壊されてもおかしくない。
何かの物理攻撃を食らったら、
10%くらいの確率で破壊されそうな造りだ。
ヘイボーのストラップはそこら辺が
金具で作成されており、
破壊確率が3%くらいに跳ね上がってはいそうだった。
とは言え、
金具も変な鉄線一本程度だし、
見た目としては
どう贔屓目に見ても1000円レベル。
絶対に現地会場価格だと確信した。
可愛そうなのはヘイボーで、
ヘイボー
「実質2200円のストラップだわ。」
ぼくは彼に掛ける言葉がなかった。
イチゴの甘酒が旨すぎて。
~~~~~~~~~~
さて、何だかんだでお昼になりました。
とりあえずここまではお酒一本できたのです。
ものを食べずにお酒だけ入れるのは、
あまりよろしゅうありません。
ここでお昼ご飯を食べることにしました。
でもね、
この酒の陣のエントリー、
一昨年のも見ている人は、
ぼくとヘイボーで酒の陣の食事と言えばね、
もうこれしかないでしょう!!
!?
鯛茶漬け!!(700円)
べに
「うめぇ、相変わらずうめえ!!」
この酒の陣で慣れ親しんだ味。
馴染みのお値段(700円:高くね?)。
多分来年もぼくはこれを食べていると思う。
さて、お昼ご飯も食べて一息つきました。
ぼくらは再度荷物をおいた陣地に戻り、
また休息を取りました。
次回は、午後の部のお話です。
多分ですけど、次回を含めて、
あと2話くらいになりそうです。