カッカジュセヨ!韓国旅行記 INDEX
1:出発~新潟空港 2:新潟空港~韓国 3:仁川空港~明洞 4:南大門 5:ソウルタワー 6:韓国エステ 7:COEXビル 8:水族館アリス 9:オリンピック公園 10:東大門 11:オーパイパイ1 12:オーパイパイ2 13:フルサロン 14:自由の橋ポンテギ
===
○前回のあらすじ
===
DMZツアー第二段!
次の目的地は、都羅山駅。
フリーダムブリッジからバスに乗り、橋を渡ります。
あ、その橋はフリーダムブリッジ関係ないです。
次の都羅山駅へ通じる道にある橋です。
その橋なんですが軍が検問しており、
ツアー客全員にパスポートの提示を
義務付けているようです。
パスポートがなければ橋から先に行けないみたいで。
なお、その橋の先に住んでいる人も、
軍のチェックを受けないと通れないばかりか、
軍事施設もあるとのことで、
写真撮影すると罰則が適用されるとのこと。
ツアー客のバカ一人が写真撮ってました。
あ、さすがにそれは私ではありません。
ガイドさんに注意されてました。
ガイドさん自身にもペナルティになるそうです。
まあ一応何事もなく通り過ぎて、
目的地である都羅山駅に着きました。
都羅山駅。 ドラサン駅、と読みます。
今回のDMZのツアーで、私とヘイボー君は、
この場所が一番感銘を受けたのです。
まずこの駅のデザインですが、
仁川(インチョン)空港の設計者と同じ人が
デザインをしたのですが、
コンセプトを聞いて感激しました。
この写真じゃ見づらいですが、
屋根の部分が
こうなってるのがわかりますか?
で、これは何を意味しているのか。
韓国と北朝鮮が手を取り合う様を
イメージしているそうです。
そう、民はいつだって被害者。
本当は同じ人間同士、
手を取り合って、助け合って、
生きて行きたいもの。
一部の人間のエゴによって、
それは適わない夢である。
このデザインはきっと、
韓国と北朝鮮の国民の総意である、
そう思ってもいいんじゃないでしょうか?
ガイドさんが言ってましたが、
北朝鮮でのDMZツアーに参加した人がいたそうです。
北朝鮮のガイドは、韓国のことを悪く言いません。
「韓国は被害者だ。アメリカに騙されている。」
そう、説明されるそうです。
へえ、と思いましたが、
北朝鮮に関してはどうも信用できない部分があり、
それはこのあとお話しする「第3トンネル」で詳しくします。
さて、韓国が如何に北朝鮮と和解を、和平を
望んでいるか、という話ですね。
韓国は北朝鮮のことを「北韓」、
北朝鮮は韓国のことを「南朝」と、
その様に呼んでいるみたいなんですよね。
それぞれ自己主張強すぎだろとか思うんですけど。
そんな中、この都羅山駅ですが、
わかりますでしょうか?
平壌方面と書いてあります。
つまり、韓国と北朝鮮を結ぶ上での、
韓国最北端の駅、となるわけです。
ここまで来て一番感動、感激したお話があります。
はい。この画像の写真。
線路は続くよどこまでも的な絵に、
文字が書いてあるじゃないですか。
こう書いてあるんです。
ここは南の最後の駅ではない
北へ続く最初の駅だ
すっげーー良い事書いてありますよね。
意味がわからん人いないよね?
そう、ここでも韓国は北朝鮮との
溝を埋めていきたい、
もっとお互い理解を深めていきたい、
愛なき時代に生まれたわけじゃない、
やさしくなりたい、強くなりたい、
そう思っているわけです。
ガイドさんからそう説明された私とヘイボー君
べに
「・・・いい話すぎる。」
ヘイボー
「だね・・・。」
ただただ、その馳せる想いに
感動するばかりでした。
いらん注釈つけますけど、
わかっていただいたでしょうか?
風俗だけの旅行ではない!ってことを。
~~~~~
そんなわけで、韓国の思いは成就されてませんので、
駅はあっても電車は通らず。
駅自体がただのオブジェなこの都羅山駅ですが、
一応駅としての機能はあります。
駅員から入場券(500w)を購入すると、
ホームに出ることが可能だそうです。
勝ち組を夢見て私とヘイボー君はホームに出ました。
ホーム。 いつか、北へと向かう電車が来るといいですね!
他、都羅山駅では兵隊がホームへの入り口を
警護しているのですが、その兵隊さんと写真を
撮る事が出来るみたいです。
オレ、アリスと撮ったからいいや。
そうやってる内に、ここ都羅山駅の持ち時間が終了。
次は都羅展望台だそうです。
すみません、ホント、特に面白かったこととか、
注目すべきこととか全然なかったんで、
お話がポンポン進んでいきます。
都羅展望台。
基本、軍が管理する橋を渡ってからは、
どこも撮影禁止なんですけど、
観光名所に限っては撮影は許可されています。
ですがここは何の意味かわからないんですけど、
展望台の途中で黄色いラインが引かれています。
そこには PHOTO LINE と書かれてあり、
そこを越えて撮影すると連行されるそうです。
何でかなーと思うと、
どうやらこの展望台から先は、
北朝鮮が望めるだからだそうです。
PHOTOLINE ギリギリに立って、
高い位置からカメラで撮影。
あの薄い景色が北朝鮮だそうです全然わからん。
屋内ではガイドさんが展望風景における、
建物の説明をしてくださいましたが、
その時私はガイドの説明より、
観光客のマイケルって名前っぽそうなアメリカ人が
気になって気になって仕方なかったです。
実際は30分くらい居たんですけど、
うん、書くことないから次のお話しますね。
~~~~~
第3トンネル
DMZ、非武装地帯を設け、
軍事衝突を避けたはずだったのに、
そう、やはりこの国。
北朝鮮。
ここはそのDMZから韓国侵略のために
作られた地下通路なのです。
そして第三、とあるのは
その地下通路の3本目であることを意味してます。
確か第4か第5まで見つかったそうです。
噂では20くらいまであるのではないか、とのこと。
韓国はあれだけ北朝鮮に歩み寄ろうとしてるのに、
北朝鮮ときたら・・・。
やっぱ北朝鮮は北朝鮮なんだなーと思います。
まあ、私が韓国旅行で、韓国のツアーをしてるので
そう思うのでしょう。
北朝鮮視点から見れば、また何か意図があるのでしょうし。
というわけで、いきなりのトンネル見学でした。
ここでは写真撮影が禁止のため、
申し訳ないながら文章のみで綴ります。
まず、第三トンネルに着いた私達は、
「青色のヘルメット」を装備させられました。
そして、地下へと続くトロッコ電車みたいなのに
乗せられました。
相席になった若者二人組み。
よく海外旅行へ行くそうです。
この第三トンネルはツアーではなく、
個人で来たようです。すげえな。
トロッコ電車は地下73メートルの深さへ下ります。
途中、その通路が狭かったので
壁に頭とかぶつけてました。
ヘルメット装備しててよかった。
ダメージ0。
数分間かけて地下まで潜りました。
降りたところに湧き水らしきポイントがありました。
え、うん、飲んだよ?
そこに湧き水があるから!
ガイドさんは第三トンネルの説明をしてましたが、
私とヘイボー君は湧き水に夢中。
気がついたらみんなを引き連れて次の場所へ
歩いていってしまいました。
狭く、低い通路を進んでいきます。
この通路、一時間に兵士何千人だったかを
一気に送り込むことが出来るのだとか。
ホントにこの通路は狭く低く、
腰を落として頭を曲げないと普通に歩けません。
それでも何回か頭打ちました。
ヘルメットかぶってて良かった。
この通路で何千人なんて、
絶対に何人か頭打ってるはずだ!
この第三トンネル、他の日本人ツアー客とも
遭遇しましたが、何かがおかしい。
うん、みんなは「黄色いヘルメット」を装備してた。
とりあえずガイドさんに着いていくと、
トンネルの最奥部に連れて行かれ、
確か鉄の扉の話をしてました。
ええと、覚えてなくてごめんなさい。
第三トンネルのツアーはここでおしまいです。
~~~~~
ガイドさん
「青いヘルメットの人だけ乗ってください!」
ガイドさんの声が鳴り響きました。
私達青いヘルメットは王者の証らしく、
この文明の利器トロッコ電車に乗ることを
許された上流階級の証拠でした。
言わば勝ち組ですね。
一方、黄色いヘルメットをかぶった人が
トロッコに乗ろうとするとガイドさんに注意されました。
ガイドさん
「黄色いヘルメットの人は乗れません!」
この第三トンネル、
トロッコ電車ではなくて、
徒歩でも最深部へ行くことが出来るそうですが、
問答無用で坂になってるわけです。
まあ階段であっても辛いよね。
黄色いヘルメットの人
「えー!もうあの坂歩きたくないよ!」
言い方悪いですが、
まあ黄色いヘルメットは下々の者。
言わば負け組に分類される人々。
どうだ、このトロッコ電車に
乗れるという圧倒的権力!!
そこでガイドさんは言います。
ガイドさん
「青いヘルメットの人は、徒歩でも帰れます!」
すると、何人かは折角だからと徒歩で帰るという
修行を自ら選択しだしました。
さらにガイドさんは、
「徒歩の方が早く帰れます。」
はっきり言って、何の魅力もないこの言葉ですが、
「早く帰れる」と言うワードになぜかヘイボー君が反応。
ヘイボー
「べに君、折角だから歩いて帰ろう!」
ヘイボー君、自ら負け組を志願
こうしてトロッコ電車は私達を置いて出発しました。
私達が通るべき上り坂は、
真っ直ぐ一直線。200mくらいって言ってたかな。
最初は勢い付いてハッスルしながら
上っておりましたけど、
一定間隔で設置されているベンチに
有難く座らせていただきました。
確かガイドさん、上りきれなくて
救助された人が居る、とか言ってた気がしたわ。
~~~~~
疲れながらも地上に到着。
確かにトロッコ電車より早く着いたわ。
しかし、トロッコ電車に乗れる権利があるのに
それを放棄して辛い歩きの道を選択した
利点と言うのは何にもなかった。
昔、ヘイボー君と真冬の富山旅行をしました。
宇奈月でトロッコ電車に乗ったんですが、
部屋タイプの電車の切符を買ったのに、
何をトチ狂ったのか
べに
「吹き抜けタイプにも乗ってみよう!」
それが地獄の始まりでして、
真冬で吹き抜け、山間部を通る電車。
これより寒い場所なんてあるのかってくらい
極寒の旅になりましてね、
部屋タイプの車両に戻ればよかったんですが、
どうも戻るに戻れない状態になってしまい、
結局高い金払って負け組の車両に乗ったと言う
そんなエピソードを思い出しました、どうでもいいけど。
さて地上に上がると、非常に興味のあるものが。
天下大将軍!! 何の意味かわかりませんけど、
コイツはあれが元ネタだったのね。
湧き水。 ってより、ただの水飲み場だね。
外の世界をウロウロしていると、
ガイドさん
「お客さーーん!」
トロッコの勝ち組が地上に出てきたようです。
この第三トンネルのツアーが終わった後は、
近くの建物で映像を見るみたいです。
その映像は、まあ北朝鮮の悪事?みたいなのと、
DMZ出来たから自然が復活!みたいな感じの内容でした。
映像を見る場所の裏が第三トンネル系の
資料館になっており、
当時の道具や技術なのが紹介されてました。
また、人形を用いて
当時の様子を再現した資料がありましたが、
私とヘイボー君の心が一つになりました。
なじみの女に会いてーなー!!(by佐渡金山)
私もヘイボー君も同じことを考えてました。
さて資料館を出て、最後にウロウロしていると、
ガイドさん
「それは非常に大事なものです。」
私達は一番前の座席だったので、
ガイドさんの覚えも良かったようです。
私達についてきてくれて、
色々説明してくださいました。
で、その非常に大事なものとは、
二つに分かれた朝鮮半島。
それをお互いに一つにしよう!
そんな願いが込められたオブジェ。
ガイドさん
「是非、一つにしてあげてください。」
私達の小さな力でも、
韓国、北朝鮮が平和に一つにまとまるなら、
喜んで力を貸しましょう。北朝鮮ウゼェし。
そしてヘイボー君と共同作業!
こうして韓国と北朝鮮は併合した!
・・・新たな脅威にならないといいな!
~~~~
さて、これでDMZツアーはおしまいです。
これからお昼を食べて帰国します。
にしても、ホントにガイドさんの説明覚えてないな。
都羅山駅の話くらいだ。
~~~
出費500w